概要
「HR/HM」は、音楽ジャンルで「ハードロック・ヘヴィメタル」を指す表現である。
「HM/HR」と表記される場合もある。
この2ジャンルはサウンドの上でも密接に関わっており、境界をはっきり定めることは難しい。
また、激しいジャンル同士の繋がりゆえかパンクロックやその発展形のハードコアパンクとも相互に影響を与え合う関係となっており、例えば下記のスラッシュメタルなどは従来のヘヴィメタルにハードコアパンクの要素を取り入れて発展していった経緯がある。
ファンアート、等とも称されるが、バンドアーティストの似顔絵やメンバーを主人公とした漫画、曲からイメージしたイラストなどに主につけられるタグ。
音の響きの格好良さからか、日本では漫画などでバンド名やメンバー名が使われる事もある。
例としてバスタード、ジョジョの奇妙な冒険、ファイナルファイト(敵キャラ名)など。
また様々な細かいジャンル分けがされているが、その定義は明白でない場合も多い。
ヘヴィメタルのサブジャンル(一部)
従来のヘヴィメタルよりもメロディを重視したもの。
サブジャンルの中でも日本人の感性との親和性が高いせいか、国内では人気が高い。
シンフォニックメタルやメロディックパワーメタルの曲展開を、極端なまでに「やりすぎ」「大袈裟」にしたモノと解釈すれば間違いない。
上述の通り、ヘヴィメタルにハードコアパンクの極端な速さと激しさを取りいれたもの。
スラッシュメタルから派生した。概ねスラッシュをより重くし、デス(死)の名に則ったおどろおどろしい雰囲気を重視するようになったもの。
スラッシュよりさらに速い場合もあれば、反対に極端に遅い場合もある。
デスメタルから派生…というより、デスメタルへのカウンターのような形で発生したもの。
激しさはデスメタルにも匹敵するが、デスメタルよりは音的な「重さ」を重視せず、あえてチープなサウンドを使いアングラ感を演出するなどの特徴がある。
ニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル。
こちらはサブジャンルというより、80年代初頭の英国でのヘヴィメタル黎明期のムーブメントを指す。
が、その当時の英国のバンドによく見られた独特の叙情的な雰囲気を言葉で表現する場合に、便宜的にジャンル名として使われるケースがある。
主なバンド
洋楽
日本のバンド
余談
実はポケモンにもハードロック/ヘヴィメタルという特性が存在する。もちろん音楽は一切関係ないものの明らかに確信犯であろう。
…と思ったら、ORASで本当に音楽のハードロックを体現したようなハードロック・ピカチュウなるものが登場してしまった。ちなみに最高にロックな見た目をしているが性別は♀のみである。
またNARUTOではハードロックが名前の由来になっているロック・リーというキャラが登場(しかし音楽要素は皆無である)し、後日談で生まれた息子の名前がヘヴィメタルが元ネタのメタル・リーである。