ミモザ(ポケモン)
みもざ
概要
ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場するキャラクター。
パルデア地方のオレンジ / グレープアカデミーで学校保健師を務めている。
ちなみに養護教諭ではないため授業は持っていない。元々は養護教諭志望だったが、試験に落ち続けた結果学校保健師になったとのこと。
一部の生徒からは「ミモりん」と呼ばれているそうだが、本人はあまりいい顔をしていない。
容姿と人物像
赤いアイシャドウとピンクのリップで化粧し、黄色いマニキュアとペディキュアを塗っている。
メッシュを入れた紫色のロングヘアが特徴的で、シニヨンは一見リボン結びの様だが、実は後ろから見るとハート型になっている(テラスタルオーブを投げるシーンがわかりやすい)。
錠剤型のバッジを白衣の襟に刺しており、首からは花があしらわれた聴診器を提げている。
セーターには二重螺旋と花の意匠があり(元ネタはDNAかWHOのシンボルであるアスクレピオスの杖あたりか)、ヒールの高いサンダルを履き、左膝と右ふくらはぎには絆創膏を貼っている。ニットセーターを着ているからか、pixivでは巨乳で描かれることが多い。
一見包容力のある外見だが、実際はギャルのような緩めな軽い口調で話す。
立場上授業を持つことができず、保健室にはサボり目的の生徒が来るせいで暇を持て余しているらしい(ちゃんと絆ストーリーもあるのでファンは安心していい)。その為、主人公と出会った当初は、少し気だるそうに見える。
こうした外見と中身のギャップが彼女の魅力と言ったところであろうか。
医務室にいる生徒から、「嫌な事があったら生徒が医務室にいる事を気に留めず、そっとしておいてくれる」という話を聞く事ができるほか、生徒達から「ミモりん」と呼ばれている事といい、生徒からは信頼されている。
以前はポケモンセンターで働いていた模様(南パルデア海の小島にいる同期の友人NPCとの会話より)。
下記のイラストのようにジョーイさんとして働いていたのかは不明だが、上記の優しく気さくな性格を考慮すると考えられない事ではない。
養護教諭の夢を諦めていたが、絆ストーリーを進めると、主人公の宝探しに挑む姿勢に触発され再勉強する姿が見られる。
その後試験を受け見事合格。念願叶って養護教諭の資格を手にした。授業枠が既に埋まっていたため立場上は現状維持となったが、「いつかアカデミーで教壇に立ち保健の授業を教える」と意気込む姿を見せてくれる。
上記の絆ストーリーを終えるとげんきのかたまりを10個貰えるため、冒険を進めるという意味でも彼女と交流して損はない。
使用ポケモン
学校最強大会にて参戦。肩書は「医務室の天使」。
しかし本人はこの肩書を「ダサすぎ」とあまり気に入っていない様子。
医務室に関連してか体力を回復する技や状態異常を狙ってくる技を持つポケモンが多い。
彼女の手持ちから推察すると、
スリーパー→催眠療法、メブキジカ→アロマセラピー、オニゴーリ→氷嚢、バチンウニ→鍼治療、シビルドン→AEDや電気治療、ドヒドイデ→再生医療や血清 というような医療行為をイメージしたものだと考えられる。
なかでも初手スリーパーに度肝を抜かれたトレーナーは多く、その強烈なインパクトから一緒に描かれることもしばしば。
図鑑説明が物騒なポケモンは数あれど、かつてナナシマで本当に誘拐事件を起こしたポケモンと美女の組み合わせは一見奇妙に思える。しかし「夜に 眠れない 人の ために 病院で お医者さんの 手伝いをする スリーパーも いる。」と一部の図鑑に書かれているため、彼女のスリーパーもそういう個体なのかもしれない。
確認ではあるが、pixiv内では主にポケモンの催眠系なR-18作品に描かれがちなため、不健全なイメージが非常に強いスリーパーではあるが、それはあくまでネタのようなものである。
前述のように作中で実際に誘拐をした個体もいるが、スリーパー全てがそういうポケモンだという設定はないことには注意されたし(一時期のメディアの偏重報道で使われていたような「ゲームをする人皆が犯罪行為を行うわけではない」というのと同じこと)。
実際にスリーパーを使用するトレーナーにはミモザを含め、ジムリーダーや四天王等の有力かつ公的な役職に就いているトレーナーも多い。
ポケモンカード
トレーナーズのサポートカードとして同じ効果だが3種類の絵柄(U,SR,SAR)で採用されている。
効果は「自分のトラッシュにあるポケモンを5枚山札に戻し、シャッフルした後山札から3枚カードを引く」というもの。
余談
- 『ミモザ』とは、オジギソウの学名であり、彼女の髪色によく似たピンクの花を咲かせる。フサアカシアもミモザと呼ばれるが、本来は異なる。
- ミモザは毒性のアミノ酸であるミモシンを含んでいる。どくタイプのドヒドイデにテラスタルを使うのはそれも理由かもしれない。ちなみにミモシンは人体に入ると脱毛症状が現れる。つまり、ミモザを食べると毛が抜ける。
- ポケモンの世界観では登場していなかった「保健室の先生」というニッチな属性がファンから注目されつつある。しかし彼女はあくまで「医務室の先生」である。
- ここで疑問として挙がるのは、「保健室と医務室の違い」である。医務室は主に看護師、医師が在籍し、治療を行えるが、保健室は養護教諭が生徒児童の養護、応急処置を行う。前者は医師、看護師の在籍が必須、後者はいなくてもいい。彼女は、学校保健師なのでケガなどの応急処置をするほか、生徒や学生からの相談を受けたりするのが仕事。よってこの範疇を超えていなければ、正しくは保健室と呼ぶのが正解なのである。ただ上記の通りポケモンセンターで働いていた過去があり、ポケモンに対する医療行為ができる為、医務室と呼んでいるのではないだろうか(実際に医務室にいる生徒から、ポケモンの治療が受けられる旨を聞く事ができる)。
- 他の教員もそうだが、学校最強大会で既に面識があっても会話イベントに反映される事はない。
- サブイベントでキハダの料理特訓にイヤイヤながら協力する場面があり、pixivでは二人の組み合わせも比較的よくみられる。
関連タグ
表記揺れ:ミモザ ミモザ先生 ミモザ(トレーナー)
ミモザ・ヴァーミリオン…下の名前が同じキャラクターであり、こちらも回復専門という点でも共通している。
余談だが、アニポケの放送局と後者の作品のアニメ版の放送局が同じテレビ東京系列である。
三森すずこ…声優。あだ名の読みが同じなためネタにされやすい。ただし、彼女は「みもりん」と平仮名表記されやすいため、厳密には同じではない。