(アニメ『キン肉マン』第108話『必殺!サンダー・サーベルの巻』より)
概要
『キン肉マン』に登場した完璧超人コンビヘル・ミッショネルズが使用した技。
マグネットパワーの応用技であり、コイルを空中で回転させるなどして無理矢理雷雲を発生させ、その落雷を小脇に挟んで突撃したり投げつけたりするという、ゆで理論の極致のような技。
発射されたサンダーサーベルは固体と化しており、命中したらそのままぶっ刺さる。何を言っているか本編を見たことが無い人には到底伝わるまいが、ギャグや誇張表現の類ではなく本当に劇中の確固たる現象として物理的に作用しており、新章ではブロッケンJr.がベルリンの赤い雨で叩き折っている他、公式ムックの「ゆで理論講座」の項目においても「ああっバッファローマンがサンダーサーベルに貫かれてしまった!雷が固体じゃなかったら抜け出せたのに!」と半ば悪乗りのような形でツッコまれている。
なぜマグネットパワーで雷が固体になるのかの原理は不明であるが、一応痩せても枯れても雷である以上電磁気を帯びているらしく、心臓に命中した場合は電気ショックを帯びて蘇生することがある。
その後、新章ではビッグ・ザ・武道(ネプチューン・キング)の師匠でマグネットパワーの発見者である「拾式」サイコマンが登場し、サンダーサーベルを連続使用する「サンダーサーベルスコール」を披露した。
が、サイコマンの旧友であった「弐式」シルバーマンは既にその対処法を(ゆで理論極まりない方法で)発見していた。
余談
電気を固体にするという発想は後のキン肉星王位争奪編においてもバイクマンが電気を道路にするという斜め上の方法で用いている。
なお本技が登場してから数十年後、同じ週刊少年ジャンプ掲載の某漫画でも主人公がサンダーサーベルらしき技を使用している。時代が追いついたのである。