CV:大友龍三郎
人物像
UEこと、ヴェイガンの最高指導者。国民からは崇拝に近い尊敬を受けている。
妻にドレーネ・イゼルカントがおり、側近にザナルド・ベイハートを置く。
妻との間にキオ・アスノに似ているロミという息子がいたが、息子は幼い頃に亡くなっている。
また、本人も火星圏に蔓延る死の病「マーズレイ」に体を侵されていて、余命は長くないらしい。
コールドスリープによって老いる事無く半世紀以上の時を過ごしているが実際の年齢は不明。
また、ゼハート・ガレットについては、地球制圧部隊の総司令に任命したり、敗退・失策も寛大な処置で済ますなど、彼が幼少の頃から目をかけている。
ヴェイガンにとって聖地とも言えるエデン(地球)から連邦を一掃し、国民を地球に帰還させる事を最終目標とすると語るが、あえて敵に生き延びる猶予を与えるような作戦を立案するなど、殺戮が目的ではないようである。
半世紀越しの敵対者であるフリット・アスノからは魔王とも呼ばれている。
また、「EXA-DB」にハッキングを仕掛け、データの一部を手に入れたことにより、ヴェイガンに強力なMSや兵器を開発する技術等をもたらした。
コロニー「セカンドムーン」にやって来たキオにヴェイガンの現状を語って聞かせ、さらに脱走した彼の前に自らガンダムレギルスを駆り立ちふさがる。
その際に、自らの野望である「プロジェクト・エデン」の真相を明かした。
それは、地球と火星との全面戦争によって地球人類に「死の恐怖」を与えて「生きる価値」を問い、その結果生き残った者こそが優れた種であるとして、優良種による優良種だけの世界、すなわち「戦争の存在しない平和世界を築く」ことであった。
そのためには、自らを崇拝するヴェイガンの民を裏切ることも致し方ないと、悲しみを含みながらも断言している。
高齢ながらパイロットとしての技量は恐ろしく高く、その能力は(レギルスの性能前提とはいえ)キオのガンダムAGE-3とガンダムAGE-2ダークハウンドの2機のガンダムを圧倒するほど。
Xラウンダーとしての能力も極めて強大であり、キオに対して能動的に『理想郷・エデン』のビジョンを見せるなど能力を自在にコントロールすることができる様子がうかがえる。
キオが死んだ息子に良く似ていることから、異常なまでにキオに固執している。
さらにはキオを「息子の生まれ変わり」だと思い込んでいる描写もあった。
高潔な理想と長い時間をかけてそれを貫く強い意思を持つ反面、その覚悟と非情さには只ならぬ狂気が見え隠れしている。
第1部ではギーラ・ゾイのセリフで名前だけ登場、第2部では顔の下半分と声のみの出演。顔や容姿が本格的に公開されたのは、第3部以降となる。
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