概要
ジオン公国に本社を置く機械メーカーで、宇宙世紀史上初めてモビルスーツという兵器を開発した会社である。一年戦争中はザクⅡやグフ・ゲルググを生産したほか、戦車やザクマシンガンなども製造していた。
同社は比較的基礎研究に秀でており、ザク・マリンタイプ以前の試作である水陸両用機や高機動型ザクⅡといった宇宙用高機動機・グフ飛行試験型のような地上用高機動機、MS-14A ゲルググ用に開発したビームライフルといった兵器を試作していた。(ビームライフル自体は連邦のRX-78が最初に正式採用した。)
尚、この会社はザビ家と近しく、昔から産業スパイや政治的圧力などの汚い事をして来たらしいが詳細は不明である。
一年戦争終戦後、ジオニック社はアナハイム・エレクトロニクス社に吸収合併されている。その際に保有技術が重複しないよう巧妙に分けられて連邦とアナハイムのそれぞれに競売にかけられており、その金額も競り上がっていった結果、半分で同じ金額で売られ、その売却益がジオン共和国の復興に充てられた。
その後のアナハイム・エレクトロニクスが生産したMSはジオンの後継組織であるアクシズや後のネオ・ジオン、エゥーゴ、さらには地球連邦軍・ティターンズに採用されており、会社は吸収されても創業から培った技術が生かされている。
ギレン暗殺計画に創業に関わった技術者の一人であるホト・フィーゼラーが登場している。
その他の重役は不明。