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アルジェントソーマの編集履歴

2023-11-23 19:39:22 バージョン

アルジェントソーマ

あるじぇんとそーま

『アルジェントソーマ』とは、サンライズ制作によるSFテレビアニメ作品である。

概要

サンライズ制作のTVアニメ。2000年10月から2001年3月にかけて放送された。全26話(TV未放送含む)。

タイトルのアルジェントソーマとは「銀の肉体」を意味する。

角川書店(現KADOKAWA)より漫画版、小説版も刊行されている。


本作は、メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」をモチーフとしたSFアニメであるが、物語全体に散りばめられたある特撮作品と、同作に登場する敵キャラクターへのリスペクトが際立つ一作となっている(エイリアンとそれを生み出す未知の力の影響を除けば、劇中で起こる事件の原因は全て人の意図によるものである)。

また、海外ドラマを思わせる台詞回しも特徴の一つとして挙げられるが、特に物語の要所に於いてシェイクスピアや物理学の専門用語からの引用が行われ、それらを用いた比喩表現や皮肉がドラマを盛り上げている。


「特撮作品をリスペクトし、また正体不明の敵を迎撃する」というその作風から新世紀エヴァンゲリオンなどと比較される事も多いが、作品単体で高度に完成されたストーリーは評価が高い。特に終盤にかけての伏線回収とそれに伴う急展開は、ファン同士の雑談であっても扱いに慎重さを求められる程である。

一方で、深夜アニメの黎明期に於いて放送地区の限られるテレビ東京系深夜枠で放送されていたという事もありその知名度は低く、「知る人ぞ知る名作」と称される事も多い。


あらすじ

2054年、人類は突如地球に飛来した巨大なエイリアンと交戦状態に陥り、地球は深刻なダメージを被った。

その後も断続的に飛来するエイリアンに対抗すべく、国連政府は地球防衛のため軍を再編、対エイリアン特殊部隊“フューネラル”を組織しその迎撃に当たらせた。


2059年、ユニバーサル大学の学生タクトは、ここ数日所在が不明だった恋人・マキから謎のメールを受け取り、発信元を辿るうちに、マキが師事する生物工学の権威、ノグチ博士の研究施設“モルグ”へと導かれる。

そこでノグチ博士は、エイリアンのパーツを繋ぎ合せ、“フランク”と名付けた金属生命体を復元する実験を進めていたのだった。タクトはマキと共に実験に参加することになったが、突如フランクは覚醒し暴れだすと、モルグを瓦礫と化し逃走してしまう。この時、マキとノグチ博士は命を落とし、タクトもまた重傷を負ってしまった。


モルグを後にしたフランクは、森を散策していた少女ハティと出会う。何かの絆で互いに惹かれあい心を通わせていく二人は、フューネラルに収容された。


軍病院に収容されたタクトに、フランクへの復讐を囁く謎の男Mr.X。タクトはその言葉に従い、“リウ・ソーマ”という新たな名前でフューネラルに入隊し、隙あらば実践配備されたフランクを破壊しようと画策する。しかし、共同作戦を続けていくうちに、リウの中にはフランクに対しほのかな友情が芽生え始める。そして…。

(公式サイトより)


登場人物

リウ・ソーマ(CV:保志総一朗

ハリエット・バーソロミュー(CV:桑島法子

フランク(CV:高田祐司

ラナ・イネス(CV:紗ゆり

マイケル・ハートランド(CV:中田譲治

ギネビア・グリーン(CV:井上喜久子

ダン・シモンズ(CV:子安武人

スー・ハリス(CV:堀江由衣


Mr.X(CV:竹村拓

マキ・アガタ(CV:桑島法子

ユーリ・レオノフ(CV:高田祐司

ノグチ博士(CV:茶風林


登場メカ

ザルク

トート

ミステル

MiG-25


専門用語

  • エイリアン

2054年に突如地球に飛来した謎の巨大人型金属生命体。

地球到達後に一定の地点(巡礼ポイントと呼ばれている)を目指して進行するという性質以外はよくわかっていない部分が多く、地球に飛来する理由は不明。

巡礼ポイントにエイリアンが到達することでカタストロフが起こると仮定した人類は、エイリアンが巡礼ポイントに到達する前に速やかに撃破するべくフューネラルを結成するに至る。

巡礼ポイントへの到達を目的としており、その進行ルート上に存在する障害を排除する性質を持つ。

その身体は特殊な金属で構成されており、局所的な重力変動を発生させる事もあって通常兵器ではダメージを与える事は難しい。

体長は20m前後のものが多いが、サイズは個体によって様々。中には通常の10倍以上の全長を誇る非常に大きな個体も存在する。


  • プログレッシブ・エイリアン

エイリアンの中でも攻撃などの外部刺激によって特殊能力に覚醒するタイプをプログレッシブ・エイリアンと呼ぶ。

特殊能力の発現をプログレッシブ化と呼び、更にその段階で攻撃を受けると能力をより高次元の物へと変貌させる。

その性質上、手数の多い攻撃はより強力な能力を覚醒させる危険性がある為、プログレッシブ・エイリアンとの戦闘ではワンショット・キル(一撃必殺)が鉄則となっている。


  • フューネラル

スペリオル湖沿岸に基地を備える対エイリアン特殊部隊。

第一次遭遇戦後エイリアンの襲来に備え、国連主導の下軍を再編する形で結成された。

対エイリアン兵器「ザルク」を配備し、それを扱うメンバーも確かな腕の持ち主が選りすぐられているが、彼らはいずれも何らかの理由で爪弾きにされた曲者達である。


  • モルグ

ノグチ博士によってエイリアンの残骸が集められ、フランクの蘇生実験が行われた地下実験施設。

モルグとは死体安置所の意。


  • 巡礼ポイント

地球に到達したエイリアン達の移動パターンから分析された、彼らが必ず目指す北米大陸の一地域。

その地にエイリアンに関係した何かがあるのかは不明だが、軍とフューネラルはこの巡礼ポイントを中心にダークゾーン、レッドゾーン、イエローゾーンと呼ばれる三種の防衛ラインを敷き、迎撃体制を整えている。


各話リスト

サブタイトルは「○○と○○」という形式でタイトル同士が数珠繋ぎになっているのが特徴。最終話のサブタイトルは第一話へと繋がる。

番外編は独立したタイトルとなっているが、時系列的には第八話、第九話の間の出来事を描いている為、サブタイトルもその二話の間に収まるように構成されている。

話数サブタイトル
Phase:1再生と死と
Phase:2死と少女と
Phase:3少女と出会いと
Phase:4出会いと憎悪と
Phase:5憎悪と争いと
Phase:6争いと逃避と
Phase:7逃避と追憶と
Phase:8追憶と孤独と
Phase:9孤独と哀と
Phase:10哀と殺意と
Phase:11殺意と裏切りと
Phase:12裏切りと絶望と
Phase:13絶望と希望と
Phase:14希望と混沌と
Phase:15混沌と葛藤と
Phase:16葛藤と決意と
Phase:17決意と過去と
Phase:18過去と大罪と
Phase:19大罪と戒めと
Phase:20戒めと覚醒と
Phase:21覚醒と真実と
Phase:22真実と破滅と
Phase:23破滅と勇気と
Phase:24勇気と愛と
Phase:25愛と再生と
Phase:EX孤独と孤独

外部リンク

公式ページ

バンダイチャンネル配信ページ


関連項目

株式会社サンライズ

フランケンシュタイン シェイクスピア

ジャミラ 故郷は地球

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