概要
CV:浪川大輔
主人公の1人、ロイが目標にしている「いにしえの冒険者」その人で、12話で名前が明確になる。常にフードで覆っているが、ガラルファイヤーの記憶から長髪であるのが確認出来る。
後述する物語からソロ冒険者かと思われていたが、25話にてどうやら人間の仲間もいたらしいことが判っている。
彼にまつわる伝説
昔々、100年もの昔、
黒いレックウザを従えた1人の冒険者がおりました。
彼はあらゆる地方を旅して、強きポケモン達と出会い、深い絆を結びました。
まだ見ぬ景色を夢見て、仲間になったポケモン達と世界の果てを目指します。
みんなは力を合わせました。
大地を走り、
壁を砕き、
空を翔け、
傷を癒し、
海を渡り、
冒険を続けるうちにたどり着いたのは、とても豊かで美しい、光輝く楽園でした。
冒険者と黒いレックウザ、そして仲間のポケモン達は、楽園でいつまでも仲良く、幸せに暮らしました。
その勇気と飽くなき探求心を称えて、いつしか彼はこう呼ばれるようになりました。
「いにしえの冒険者」と
ー 絵本作家・アレックスの絵本より ー
手持ちポケモン
六英雄
ルシアスの手持ちであった6体のポケモン達。
現在も存命中らしく、自分のボールと共に世界各地のどこかに隠れ棲んでいる。
- 黒いレックウザ
- ルシアスのパートナーとされるポケモンで、かつてロイの祖父が暮らす島の海岸に流れ着いたという「いにしえのモンスターボール」に収まっていたポケモン。
- 当初はボールの中身は空と思われていたが、リコのペンダントに反応して飛び出してきた。
- 飛び出したその場でひとしきり暴れた後に何処かへ飛び去ってしまい、その足跡を追うことが主人公たちの旅の目的の一つに据えられた。
- ラプラス
- 絵本にある「海を渡るポケモン」。
- バサギリ
- エンテイ
- 絵本にある「大地を走るポケモン」と「壁を砕くポケモン」。
- この二体に関してはどちらがどちらに該当してもおかしくないと思われる。
- バサギリは初出となる『LEGENDSアルセウス』にて、森キングである個体が「すさまじいスピードで森を駆け回って」いた。が、物理攻撃力に優れるいわポケモンであるため、仮に「壁を砕く」と形容されたとしても特段否定する点はない。
- エンテイは各種メディア展開で「大地を疾走する」姿がよく描写され、ゲームでも各地を高速で徘徊する伝説のポケモンでもある。一方で『ポケモンレンジャー光の軌跡』において、進路上の「障害物を破壊する」ライドポケモンとしても登場経験がある。
- なお、アニメではヒスイ地方のポケモンを手持ちに持つ初の人物である(そもそも現代に存在しないポケモンを現代の人物が所有していること自体が一般的には有り得ず、「過去の人物の手持ち」という設定の方が自然に出せるという事情が大きいと思われるが)
その他
- テラパゴス
- ルシアスと共に旅をしたと言われている7体目のポケモン。対応するボールがないため手持ちポケモンではない可能性が高い。
- 公に出回っている六英雄の伝承ではこのポケモンの存在について言及されておらず、現状ルシアス自身が記したとされる古ぼけた手記にのみその存在への言及がある。
- 手記に挿絵として記載されているテラパゴスのスケッチ(ゲーム本編『藍の円盤』のビジュアルの姿)と現状の姿にはかなり差異があったが、進化前といったこともなく同じテラパゴスであると言及された。
- リコの祖母ダイアナが屋敷で手記と共にペンダントの姿で眠りについていたテラパゴスを発見(それがテラパゴスだったとは全く気づいていなかった)し、自身の所持品として長く共に行動。そしてリコが幼い頃にダイアナからリコに託される。
- 第一話から度々限定的にペンダントからポケモンの姿へと戻っていたが、ガラルファイヤーとの対峙を機に完全にポケモンの姿になった。