魔王(韓国のテレビドラマ)
ストーリー
中学生4人による殺人事件が起きた。実行犯とそのグループは父親の力で正当防衛となり無罪となった。被害者の弟は加害者グループと、事件に関わった人物と、無罪にした法律に復讐するべく弁護士となる。実行犯の少年は罪の償いのため、法を守る刑事となった。
長い年月が過ぎ、遂に復讐劇の幕が切って落とされる。
概要
主人公の復讐とそれに関わる人物のサスペンスドラマ。
ダンテの「神曲」やロダンの「地獄の門」などの地獄関係の単語やタロットカードが物語の鍵となっている。
キツい殺人描写が描かれたり、話が難しく・難解なワードが出てきたりと視聴者を選ぶ作品のようで、視聴率こそ振るわなかったが、熱狂的なファンも多い。
魔王(日本のテレビドラマ)
概要
韓国で放送された同名のドラマをリメイクした、2008年7月午後10時からTBSで放送されたテレビドラマ。
物語の根幹となる復讐劇にそれに関わる人物の愛憎入り乱れる人間ドラマを取り込んでいる。様々な人物の思惑を巧みに操り、主人公・成瀬領が苦しみながらも復讐を成し遂げていく様子と、それに立ち向かうもう一人の主人公・芹沢直人の戦いを描いている。
やはり難解な部分はあるものの、視聴者や批評家から莫大な支持を受けている。
ストーリー
成瀬領はどんなに困難な事件でも勝訴する、弱者を守り真実を導く、天使の弁護士と呼ばれるほどの腕利き弁護士である。芹沢直人は正義の道を突き進み悪を憎む、検挙率1位のスゴ腕刑事。そんな中、直人の元に「雨野真実」という謎の人物からタロットカードが入った封筒が届けられる。
緻密に計算された悪魔の復讐劇が今、開かれる。
登場人物
メインキャラクター
成瀬領
演:大野智
本作の主人公。
誠実な性格で、柔らかい姿勢と言葉使いから暖かい印象。一般には社会的弱者を助け、どんなに難しい裁判でも勝訴と真実を導き、天使の弁護士と呼ばれている。11年前の事件の被害者・真中英雄の兄であり、本名・真中友雄。長い年月を怒りと復讐心を持って過ごしてきており、計画遂行の際は冷徹。しかし、自らの罪の意識・しおりや成瀬真紀子への思いに苦しむ、人間としての優しさを捨てきれていない面もある。雨野真実という偽名を使い、加害者である直人と事件の関係者に復讐するべく行動する。
芹沢直人
演:生田斗真
本作品のもう一人の主人公。
警視庁渋谷東署の刑事課強行犯係刑事で、検挙率ナンバー1を誇る敏腕デカ。正義感あふれる熱く直情的で行動的なで、困っている人は放っておけず、悪人は許さない性格。そのため、犯人逮捕のためなら過激な行動を採ることも多い。11年前の事件で誤って友雄を殺してしまい、罪を償う間もなく父・芹沢栄作の力によって無実になった過去を持つ。刑事になっているのは、その償いである。本作の事件によって自らの過去と向き合うことになる。
咲田しおり
演:小林涼子
本作のヒロイン的存在であり、物語の鍵である人物。
図書館の司書をしており、先輩が経営するカフェ「ガランサス」でアルバイトもしている。幼い頃に両親を失い天涯孤独の身となっており、教会の児童養護施設で青春を過ごしていた。優しく明るい性格で人懐っこく、人を疑うということを知らない。11年前の事件の第一発見者である。その件で自身のサイコメトラーとしての能力(物に込められている人の思いや映像を見る事が出来る)を開花させ、以降は自らの能力に苦しむようになる。事件の実行犯を止めるべく、警察に協力する。