概要
CV:高橋広樹
生年月日はC.E.47年1月4日。男性のコーディネイターで、血液型はB型。身長172cm、体重63kg。
本編中の年齢は26歳。
モルゲンレーテ社で整備員として働いていたマリューに見惚れたり、ラクス・クラインのディオキア基地での慰問ライブでノリノリになるなど、人間味のある姿を見せた。ヘブンズベース攻防戦では、艦長席に座り攻撃命令を行う。
上官のタリアと同様に、部下であるシン・アスカの度重なる自分勝手な行動には頭を抱えており、彼が勝手に捕虜を解放した案件に何のお咎めも無かった裁定には、驚愕を隠せずにはいられなかった。
メサイア攻防戦において、アークエンジェルとの交戦により戦闘不能になったミネルバを、艦長のタリアから総員退艦の指揮を一任された。
後日談が描かれるドラマCDでは、タリアの息子であるウィリアムに彼女の遺品を送っているが、母の死の事情の全てを知っていた彼は「自分は母に捨てられた」と思って自暴自棄になっており、その姿を見兼ねたアーサーは、自らウィリアムの後見人となって彼を支える決意をする。
2024年劇場版『機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM』にも出演予定。世界平和監視機構コンパス所属戦艦ミレニアム副長と発表されている。
…果たしてアーサーは活躍できるのか?
余談
黒服を着用しミネルバの副長を務めている事実、有能な人物であるのに間違いないのだが、良くも悪くもお人好しで気の抜けた面を晒しているせいか、極一部の人から『無能』扱いされている。
特に公式の小説では上官のタリアから “「今ここで彼(=アーサー)を絞め殺したら、後任を探すのは大変だろうか?」” と思われていた描写もあり、一部の関係者からも無能扱いされていた模様。
しかし実は、ガルナハン攻略戦のミーティングでは作戦説明をアスランにさせることでアスランの指揮官としての能力の高さを見せるように仕向け、ミネルバ内に溶け込めるようにするなどのさりげない気配りを見せたりもしている。
その意図が明らかになったのは小説版のナレーションなので、事情を知らない視聴者やシンの内心では「作戦説明もできないのか」と辛辣なコメントをされていたが、チームというものは損な役回りを引き受ける縁の下の力持ちというものが必要なのである。
また、後日談(ドラマCD)での彼は、大戦で上司を漫然と眺めることなくそこから様々なことを感じ取っていたことや、ウィリアムの荒んだ心に響く言葉を投げかける場面などが描かれており、相変わらず抜けているところは多かれど決して無能な人物ではないところが描かれている。
少なくとも「我が子を置いて元恋人と心中してしまった」タリアはあの世でアーサーに頭が上がらないだろう。
設定ではコーディネイターのはずなのだが、彼のあまりに天然な性格から「彼は実はナチュラルなのでは?」と疑問を持つ視聴者もいる。
アーサーは気配りの才能に特化したコーディネイターなのかもしれない…。
また、ガンダムゲームであるGジェネレーションでは
『副長という役職はSEEDDESTINYが参戦するまでは存在しなかった』。
アーサーは実質『ガンダムシリーズにおける戦艦の副艦長の代名詞』と言えるだろう。
関連タグ
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY:テレビシリーズ。
機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM:2024年劇場版。
タリア・グラディス:テレビシリーズでの上官。
ウィリアム・グラディス:タリアの息子。ドラマCDにて彼の後見人になる。
アスラン・ザラ:元部下。ドラマCDでも絡みがあった。