「キーワード!F・I・N・A・L!ファイナルダンクーガ!!やってやるぜ!!」
概要
『超獣機神ダンクーガ』に登場する予定だった機体。
もし打ち切りされずに実現していたなら1985年当時ではロボットアニメ初のグレート合体の偉業を成し遂げる………“はず”だった。
ダンクーガに2号ロボポジションであるブラックウイングが合体した強化形態で、作中で合体する予定だったが、アニメの打ち切り、玩具の超合金も発売が中止される等があり、それによってシナリオ改変がなされストーリー中でブラックウイングが搭乗者のアラン・イゴール諸とも失われた事となりTV版はもちろん、続編のOVAでも作中には一度も登場する事はなかった。
設定上存在はするもののユーザーに対しての公開はなく、噂話にさえ出てこないような状態が長く続いていた。
しかし、2001年1月25日発売の「DVD-BOX COMPLETE BOX2」のパッケージイラストで初公開された。
その後2001年3月29日発売の『スーパーロボット大戦α外伝』の限定版のイラストでも描かれた事で認知が広まった。
そして、2004年12月16日発売の『スーパーロボット大戦GC』で、設定とデザインがブラッシュアップされ、さらに「ファイナルダンクーガ」の名前を与えられ、放送から19年の歳月をかけて、ついに合体をする事が出来た。
この後もスパロボシリーズに参戦する際には、ダンクーガの最強形態として位置付けされている。
と、このような流れで「ファイナルダンクーガは(マジンカイザーのような)スパロボオリジナルのダンクーガ」と思われていたりもするが、“原作には設定が存在していたが、打ち切りや玩具の都合で登場しなかっただけ”で『蒼き流星SPTレイズナー』のレイズナーMARK Ⅱと同じく「あくまでスパロボで有名になり、定番になっただけで、スパロボオリジナルではない」のでご注意を。
そして、後年のさらに究極形態が登場する事になる。
合体システム自体は背中に合体するだけの単純なものだが、後年に後継者が登場しており、奇しくもアランと同じ中の人が演じた『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV』の総司令官「ビクトリーセイバー」や2001年に放送された『電脳冒険記ウェブダイバー』の主役ロボ「ビクトリーグラディオン」など同じタイプのグレート合体ロボが複数登場している。
武装
基本的な武装はダンクーガと同じ。
断空砲フォーメーション:発射する際にはブラックウイング部分がスライドして、可動部分が干渉しないようにしている。
ファイナル断空砲:本機独自の武装としてブラックウイングの頭部が左右に展開して発射する。色々無理がある気もするが気にしないように。
ファイナル断空光牙剣:断空光牙剣を強化した必殺技、本機はOVA版の設定基準なので小型ガンドール砲はブラックウイングに搭載されていて、それを発射してファイナル断空光牙剣に使用している。
関連タグ
アルティメットダンクーガ ダンクーガBURNガンドール ダンクーガノヴァマックスゴッド
外部リンク
超合金魂 GX-13R 超獣機神ダンクーガ(リニューアルバージョン)
別売りの上記2点を合体させることでファイナルダンクーガになる。
なお、超合金魂の最初に発売されたのが2003年、その時からブラックウイングの発売を待ち望まれていた、一時はテストショットの記事なども出ていたが発売は無かった。
2017年にリニューアル版が発売され、再び望まれるようになりリニューアル版の発売から3年して、ようやくブラックウイングが発売される事になり待ち焦がれた合体がついに出来る(正確には、発送は2021年1月なのでリニューアル版で4年が経過することになる)。
※合体対応はリニューアル版のみで、残念ながら一部構造が違う初期版は合体が不可能である。
千値練 METAMOR-FORCE “BARI”ATION 超獣機神ダンクーガ ファイナルダンクーガ
元は別売りだったダンクーガとブラックウイングのセット商品。
カラーリングの変更のみならず関節の一部をダイキャストを採用したりキャノピーのクリアパーツ置き換えなど細かい変更がある。OVA版ウイングと断空光牙剣が付属、価格も個別時より抑えてのリリースとなる。
実は元々2機の合体機能は存在していたが非公式扱いとなっていたため、今回のセット売りがファイナルダンクーガ状態での公式発売となる。