概要
私設武装組織「ソレスタルビーイング」に与えられるミッションを導き出す量子コンピュータ。
GNドライヴなど、CBに課せられた計画にまつわる様々な機密データを有し、それらは7段階にレベル分けされ、閲覧者の立場によってデータの公開が制限されている。ちなみに最重要機密のレベル7までアクセスできるのはイノベイドのティエリア・アーデとリボンズ・アルマークのみで、戦術予報士のスメラギ・李・ノリエガは4、監視者のアレハンドロ・コーナーは3までしかアクセスできない。
レベル7には太陽炉の設計図だけでなくガンダムマイスターの個人情報も存在している。
ファーストシーズンの後半辺りで内部データがリボンズにより改竄されて、ティエリアのアクセスを受け付けなくなり、遂には終盤で計画の略奪を目論むアレハンドロとリボンズに掌握されてしまうがイオリアが裏切り者の発生を予測して残していたシステムトラップによりマイスターの情報とオリジナルの太陽炉の所在がヴェーダ側からはアクセスできない状態にされた。そのため、コンピューターネットワークではマイスターはあらゆる個人情報を抹消された「存在しない人間」として扱われている。
『機動戦士ガンダム00F』ではフォン・スパークがとある奇策でヴェーダのメインターミナルの所在地が月の裏側にある事を突き止めたが、時既に遅くリボンズにより掌握後計画と並行して建造されていたソレスタルビーイング号内の予備ターミナルに、内部データを移設された後であったがフォンは放棄されたメインターミナルを再起動させることに成功。蓄積データは無かったが、以後のヴェーダに挙げられる情報は同様にアップされている。
セカンドシーズンではリボンズが地球連邦政府の支配と情報統制に利用し、これによってアロウズの非道な弾圧や連邦政府による中東政策と言った悪政は徹底的にもみ消されており、実際は軍内部のクーデターでアロウズが引き起こしたブレイク・ピラー事件と言う大惨事も情報操作で反政府テロ事件と捻じ曲げて報道した。しかし最終決戦でティエリアがヴェーダを掌握した事でアロウズと連邦政府の邪悪な実態は暴露された。
劇場版以降はティエリアが管理者となっており、最深部のデータはティエリアにしかアクセスすることができない。
アロウズ解散後は基本的にはCBの所有となっているが計画の第2段階としてソレスタルビーイング号と共に連邦政府及び連邦軍の共同管理下に置かれており、連邦側にも協力している。CBの動向は浅い眠りについていたティエリアによってシャットアウトされており、連邦には知られていない。
公式企画としてTwitterアカウントも作られている。
メンバーの提案は大概通しているが、これはヴェーダがコンピューターでしかなく、人間を理解しているわけではないため。雑な言い方をすれば「下手に(ヴェーダが)手を出すより提案を通した方が後々面倒事が減る」という後ろ向きな理由である。
基本的にヴェーダは人類が滅ぶような戦争が起きなければOKという基準しかないので、CBが壊滅しようがお構いなし。最悪、CBへの反逆でさえ通す。
00の世界のコンピューターにはすべてヴェーダの端末が入っており、ネットワークにつながっている限りヴェーダの監視下に置かれる。
また、ヴェーダそのものは分散型ネットワークなので、たとえコンピューター本体が破壊されても他のホストに移ることができる。ダブルオークアンタに載せられたのもこの仕様があったからである。ネットワークに接続されていないコンピューターに干渉する必要があるときは、イノベイドの出番となる。
『ロストヒーローズ』ではそれをベースにしたヴェーダ・キューブという第6ダンジョンが存在しており、セラヴィーガンダムとリボーンズガンダムによるヒーローチームとリジェスの勝敗を賭けたヴェーダ争奪戦が描かれている。因みにサブクエストの最高難易度のステージも担っている為、スサノオの決闘や仮面ライダーBLACKRXよりシャドームーンの決戦場としてよく扱われている。
関連イラスト
表記ゆれ
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