オレだって幸せになる権利はあるんだッ！
概要
第6部「ストーンオーシャン」に登場するキャラクター。
ジョースター家の宿敵・DIOの息子の1人。1986年生まれの25歳の青年。
第5部「黄金の風」の主人公であるジョルノ・ジョバァーナや、同じく第6部に登場するウンガロ、リキエルは異母兄弟にあたる。
生まれながらのスタンド使いだが、本人はその事に気付いておらず、勝手に発動するスタンドが原因で不幸な人生を送ってきた。その為、世の中に対する恨みつらみは深く、誰よりも幸せになってやるといったハングリーさと向上願望は強い。
食べた料理の食材を当てるという特技を持っている。
強盗に失敗し足を負傷、病院に搬送された際にDIOの骨から生まれた緑色の赤ちゃんと一体化したプッチ神父と出会い、自身のスタンドを完全に覚醒させコントロール出来るようになった。当初は礼儀正しく丁寧な口調で、プッチの役に立とうとし、追ってきた空条徐倫とエルメェス・コステロを始末しようとする。だが、次第に口出しや指示ばかりで何もしないプッチを疎ましく思い苛立ち、プッチに成り代わって自らが「天国」へ行き幸福を得ようと画策する。
そしてプッチからウェザー・リポートの記憶ディスクを奪取して両者を対峙させ、その隙に逃走。ウェザーの隠された能力「ヘビー・ウェザー」の暴走によって町中がカタツムリだらけになり混乱した状況の中、天国へ行くべく暗躍する。
名前の由来はイタリアのファッションデザイナー「ドナテラ・ヴェルサーチ」。
人物
身体的特徴
身長181cm、72kg。靴のサイズは27cm。
頭の中心に謎のラインが入っているのが特徴的。髪の配色は公式で金髪と銀髪2パターン存在する。
靴や服のサイズ、腕時計のベルトの穴の位置に至るまでプッチのそれと一致しているような描写がある。終盤にはこれを利用されて…。
経歴
ジョルノと同じく母親は健在だが、実母は父親違いの妹ばかり可愛がり、義父もそれは同じだった為、若き日のヴェルサスはそれにウンザリし13歳の時に家出する。
家出をして間も無く、急に空からスパイクが降ってきて面白がりこれを履いていた所、突如窃盗の疑いで逮捕されてしまう。スパイクはあのイチローが障害者施設に寄付したものであり、空から降ってきたというヴェルサスの言い分も認められず、横暴な判事の手によって状況証拠だけで更生施設行きが決定し、両親もそれに承諾してしまう。
更生施設では、転んだ際に地面に手を付いたら、その先にナイフがあって大怪我を負ったり、そのナイフの持ち主から虐められたり、手当して貰った筈の手の傷口からミミズが出てきて高熱を出したりと不幸な目に遭い続け、6ヶ月後、真犯人が逮捕され出所する頃には身も心も真っ直ぐ歩けないほどにズタボロになっていた。
それ以降、ヴェルサスは社会から隠れる様に人生を歩み始めるが、その後も立小便をしたら壁が崩れて白骨死体が目の前に現れるなどといった不可解な現象に度々襲われ、精神的な苦しみに苛まれ続けてきた。これらは後にヴェルサスのスタンド能力が中途半端に覚醒したが故に起こった事だと判明するが、本人はプッチに会うまで能力に気付く事はなかった。
ジョルノはギャングスターとの出会いで人生が変わり人を信じる事を学んだが、ヴェルサスは判事が原因で不幸な人生を歩む事になり、世の中を恨む様になってしまった。判事の事は今も覚えており、彼女の様に人の事をあれこれ決めつける人間を嫌っている。
彼のこの不幸な人生は単行本のプロフィール欄で「本当に幸せになって欲しいものだ。」と同情される程である。
神父を裏切るがそのことをプッチに見抜かれており、最期はプッチに始末され死亡した。
スタンド「アンダー・ワールド」
【破壊力 - なし /スピード - C /射程距離 - フロリダ州オーランド付近(アニメではA判定) /持続力 - C /精密動作性 - なし /成長性 - なし】
「地面」が記憶する出来事を「掘り起こす」能力を持つスタンド。記憶は実際に起こった真実であるため、記憶に巻き込まれた場合、その記憶で発生した事象と同じ運命を強制的に辿ることになる。
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担当声優
関連タグ
DIO エンリコ・プッチ ウンガロ リキエル ジョルノ・ジョバァーナ
