これがヴェルサスのスタンドだ……
「アンダー・ワールド」は地面からそれらを掘りおこす
曖昧さ回避
同じ読みの他作品名・他作品用語については「アンダーワールド」を参照。
概要
【破壊力 - なし / スピード - C / ※射程距離 - A(フロリダ州オーランド付近) / 持続力 - C / 精密動作性 - なし / 成長性 - なし】
※第6部アニメにてAと改定された。
DIOの息子のうちの1人、ドナテロ・ヴェルサスのスタンド。
目元にパイプのような器官が付いており、鼻や口などの顔の部位が無い人型の外見をしている。
右胸には世界中で救急医療のシンボルとして知られる「スターオブライフ」のロゴが刻まれている。ただし、TVアニメ版ではそのまま使うのはマズかった為か、6本の柱の図形が普通の五芒星に変えられている。
名前の元ネタは、イギリスのテクノユニット「Underworld」。
能力
『地面が記録している過去の出来事を掘り起こして再現する』能力。ヒラメのプディングを食べる為スプーンですくった小さな「穴」からでも発動可能。この掘り起こした「過去」に対象を巻き込めば、その「運命」の中に固定することができる。
遠隔操作タイプでパワー自体は並。
自我を持ち合わせているが、なぜか本体であるヴェルサスに対しては片言、それ以外の相手(劇中では徐倫)には普通に喋るという性質がある(徐倫に対してはアンダー・ワールドの自我ではなく、ヴェルサスがスタンドを通して話していた可能性もある)。
ヴェルサスのスタンド能力であるが、ヴェルサスの人生を混乱させた元凶でもある。彼が少年時代から現在まで理不尽な目に遭い続けたのは、このスタンド能力の影響によるもの。
穴を掘って異空間を作り、旅客機や戦闘機墜落の出来事の再演の中に敵を放り込むのが基本戦法。作中では、空条徐倫とエルメェス・コステロを過去に墜落した飛行機の中に放り込んだ。当時乗客は特定の座席に座っていたものを除き全滅したため、それ以外の席に座れば徐倫とエルメェスは確実に死ぬという状況に追い込まれた。
タイムリミットになれば必殺確定の強力な攻撃となるが、その時間になるまでに相手が逃れる方法を見つけ出せる可能性があるなど不確定要素もある。
劇中の描写から推測するに、何でも掘り起こせるが掘り起こすのに多少の時間を必要とし、本体が知らない記憶(敵の正体など)はまず掘り当てる必要があると思われる。
人間を掘り起こした場合、その人間は自身の「記憶」の性質について自律的に話すことができる(飛行機が墜落した時間、死因、スタンドの正体など)。もしくは、ヴェルサスが喋らせているのかもしれない。
担当声優
関連タグ
ヴェルサスの父・DIOのスタンド。同じく名前に「ワールド」が入っているが、能力は全く似ていない。
同じDIOの息子であるウンガロのスタンド。すでに決定された「運命」の中に対象を巻き込み、その「運命」には絶対に逆らうことができないという能力が共通している。
第5部「黄金の風」の登場人物レオーネ・アバッキオのスタンド。過去を「リプレイ」する能力を持つ。アンダー・ワールドが「掘り起こす」のに対し、ムーディー・ブルースはスタンド像が「リプレイ」する。