曖昧さ回避
- トラファルガーの海戦において、イギリス海軍が取った戦術。戦術名は立案者であるイギリス艦隊指揮官ホレーショ・ネルソンに由来する。詳細については、ネルソン・タッチを参照のこと。
- 1.の戦術に由来する、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場するキャラクター(艦娘)、ネルソンの専用特殊攻撃。
- 2.から派生した、同じく艦娘ネルソンが関与するスキンシップのシチュエーションが描かれたイラストに付けられるタグ。
本記事では、2.および3.の用法について扱う。
特殊攻撃としての「Nelson Touch」
ネルソンの最初の攻撃に合わせて3番艦と5番艦も同時に攻撃を行うというもの。
本来の砲撃順に割り込んで攻撃を行うため3,5番艦の火力次第では一気に敵艦隊を崩す事も可能な強力な攻撃である。なお発動時でも3,5番艦は本来の砲撃順でも通常通り攻撃を行う。
2018年初秋イベント「抜錨!連合艦隊、西へ!」開始とともに先行実験実装版が実装。
発動条件
先行実装版の発動条件は、
- 旗艦がネルソンであり、主砲+主砲+その他、または主砲+副砲x2+その他を装備している
- ネルソンが小破以下である
- 3番艦、5番艦が砲撃戦可能な艦種(空母、潜水などではダメ)
- 通常艦隊で6隻編成、連合艦隊で第一艦隊が6隻編成である(ネルソン旗艦の隊で退避艦・轟沈艦がいると発動しない)
という条件を満たした場合、陣形選択時に*複縦陣(連合艦隊の場合は第二警戒航行序列)*を選択するとネルソンの攻撃時に発動する。ただし必ず発動するとは限らない。
発動率に関してはネルソンのレベル(無印より改の方が発動し易いとの意見もある)、や装備(16inch Mk.I三連装砲改+FCR type284だと発動し易いとの意見もある)で変動するのではとの意見もあるが完全には確定していない。又当初言われていた海域での差異は現在では殆ど聞かない為揺れ幅の範疇だったと考えられる。
発動した際に攻撃倍率が加わるが「基礎倍率:2.0倍」となっている。
昼戦はキャップ後に補正が入り、夜戦ではキャップ前に補正が入る。
又「丁字不利時にはキャップ後2.5倍」という強烈な補正が加わる事が検証で判明している。
主砲・一番、二番、行くぞ!もう一撃だ!!
尚、ネルソンタッチ発動時には、専用の特殊グラフィックが表示されるのだが、これが・・・
と、まあこのように艦首を模した大型の手持ち艤装を両手に持ち胴体の前に構えるという、紛うこと無き英国め・・・いやジョンブル魂を体現したグラフィックは衝撃をもって迎えられ、これに絡んだネタ画像や他のキャラクターで真似したコラ画像がSNS等で散発的に投稿されている。
なお、夜戦時もこのイラストが用いられる模様。
現在では簡単に雑コラが作れるとあって他艦に期間限定グラフィックが実装されると一緒に出撃して記念撮影をする等といった遊びも一部で行われている。
なお演習では、ネルソンタッチが発動すること無い、また相手にネルソンが出てきても、演習相手の陣形は絶対に複縦陣が選択されない(条件によって単縦・輪形・梯形・単横のみ)為、使用される事はない。
もし仮に演習相手が使用可能だとしても、自動的に複縦陣が選択され単縦陣よりも火力・雷装が落ちるというデメリットを抱える事になり、発動率もやや低い(3回に1回程度)為そこまで脅威にならないという考察もある。
ただ、大和型や長門改二が砲撃に参加した場合は普通に戦艦級がワンパンされる可能性があり、育成艦を主体にしていた場合火力担当が一巡目で壊滅させられる大事故を起こす可能性も否めない。
また、今まで実装されたシステム(弾着観測射撃・「戦爆連合」カットイン攻撃・対潜先制爆雷攻撃)と違い、深海棲艦側が使用してくる可能性は比較的薄いとも予想できる(使用できる可能性があるとすればネルソンの要素が含まれている欧州水姫か、もしくはネルソンの妹艦ロドニーに対応する深海棲艦が考えられる)。
もっとも現段階の仕様はあくまで実験実装に過ぎず今後仕様が変更される可能性がある為、今後演習や深海棲艦も使用してくる可能性もある。
現時点での仕様上は色々と制約がある事を理解した上で運用するように心がけたい。
2019年7月時点で他のビッグ7の特殊砲撃の発動条件を踏まえると最も運用し易いのが「ネルソンタッチ」となっている。
特に対地攻撃を行う場合特効装備を満載した航空巡洋艦・軽巡洋艦・駆逐艦・水上機母艦を特殊砲撃に組み込める為、1巡分攻撃の手数を増やす事が出来る。
長門型改二やコロラドの特殊砲撃は戦艦限定かつ通常海域では「梯形陣」限定の為イベント海域限定の攻撃手段と割り切って考えるといい
シチュエーションとしての「ネルソンタッチ」
上述の特殊攻撃実装とともに、pixivやtwitterなどにおいて、ネルソンが過剰なスキンシップを受けるイラストにも本タグが付けられている場合がある。
尚、他国のビッグセブンがここから着想したのか、ナガモンタッチなる行為を働くというイラストまで現れている。憲兵さんこのながもんです。
尚、この「ナガモンタッチ」だが、2018年11月16日に本当に実装された長門改二の特殊攻撃【一斉射かッ…胸が熱いな!】の俗称として一部で定着してしまった模様。
業が深いな……
その後陸奥改二にも同様のシステム【長門、いい? いくわよ! 主砲一斉射ッ!】が実装されたが、こちらの略称は未だ安定していない(陸奥タッチという意見は少ない)
実際にやってみると
執務室で彼女をクリックしてみると、
「……ん。なんだ?……フッ、甘いな、そんな踏み込みでは。よかろう、余が直々にNelson Touchを教えてやる。いいか、その壁に立て。行くぞ!!」
とまあ、お仕置きかお戯れかわからないがノリノリ。
閣下、それはタッチじゃなくて壁ドンです…………。
ネタとしての「ネルソンタッチ」
うん、だからそういう意味じゃなくてな……
関連タグ
長門改二/陸奥改二:同様のシステムが実装された。梯形陣、2番艦が戦艦固定と基本的には長門型改二2隻での連携運用が前提のシステムとなっている(実は旗艦長門と2番艦ネルソンのコンビでも出来、専用のセリフもある)。
コロラド(艦隊これくしょん)/メリーランド(艦隊これくしょん):アメリカのビッグ7の姉妹。ネルソン同様に無印から特殊攻撃を行えるが、1番~3番まで戦艦3隻必須、梯形陣限定、誰かが中破したら発動不可、倍率が現状一番低い等使い勝手は悪い。
大和改二/武蔵改二:22年6月、大和の改二実装と共に特殊砲撃も実装。特に連合艦隊で使う場合、第四警戒航行序列で発動、旗艦が大和(あるいは武蔵)、最高倍率3倍超なため火力面では最も強力だが運用コストも高め。
条件は複雑なので各々で調べてほしい。
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