食林寺
しょくりんじ
概要
人間界最大の樹海ロストフォレスト（3000平方km、アフリカ大陸並みの広さ）某所に建てられた食義を学ぶ寺（グルメ教やグルメ大社とは別）。
1500年もの歴史を誇り、世界中から食義を学ぼうとする学生や修行者が押し寄せる。元々GPSや方位磁石が全く通用しないロストフォレストの中にあるため向かうだけで困難なので、世界中に支部が存在し、そこで修業を積むことができる。
本殿で修業をしている者たちは大半がグルメ裁判所で実刑判決を受けた懲役囚であり、改悛の情やシャバへの復帰可能性のある犯罪者たちを精神的に鍛え直す役も担っている（脱走者が多いらしいが脱走した所でその程度の根性のヤツならロストフォレストで餓死するだろうに…）。ちなみにこうした事実を知ったトリコから「食林寺って刑務所だったのかよ…」と聞かれた際に珍師範は「食義を叩き直す特殊刑務所と言われても反論はできない」と、半ば刑務所であることを認めている。
メイン画像では「ようこそいらっしゃいませ」みたいな感じだが、木材が雲隠れ割烹と同じく保護機能を有し、きちんと挨拶をしなければ姿を見ることすら叶わない。
また、礼儀のなってない奴には攻撃を仕掛けるため、この中で修業をするには常に食材への感謝の気持ちを忘れてはならない。（文字通り「常に」であり、一瞬でも気が逸れると落盤落石、石畳から石棘が生えるなどの攻撃が行われる）
食材
食没を極めた者にしか捕獲できない寺宝。詳しくは当該項目にて。
- エナメルキャベツ
エナメル線のように一定の幅で切らないと一瞬で鮮度が落ちるというキャベツ。
シュウと小松の勝負に使用され、シュウは10秒もかからずに全部切った。
漫画ではただのキャベツだったがアニメにて名前と設定が追加された。
- たいまつくし
大麻…ではなく松明のつくし。捕獲レベル1。
珍が食義の修行のために改良しており、感謝以外の念を感知するとすぐに炎が消えてしまい、本数を殖えるほど雑念への感度が上がる。（食義において"雑念を排する"というのは無我の境地とはまた別の概念であり、食義的には無我の境地は「無を欲している」ので雑念に当たる。）
- TIG(タマゴ入りごはん)
中に卵が入った捕獲レベル63の米。炊くとホカホカのゆで卵飯が出来るが、炊く前はとても壊れやすくカップ等で一気に掬うと衝撃で割れ、割れた米から垂れた汁で連鎖的に割れて行ってしまうため、箸で一粒ずつ優しく取らなければならない。
- 感謝ボテン
合唱と一礼の正しい所作を行わないと当たる様にトゲを発射するサボテン。捕獲レベルは不明。
正しい所作の形の安全地帯があるため、正しくない部分に棘が突き刺さる（或いは掠める）事になる
アニメにて名前と設定が追加された。
- ローズハム
ハムの花を咲かせる捕獲レベル15の薔薇だが、感謝の念を送り続けないと咲かない。
感謝の念が強ければ瞬時に花を咲かせるが、弱いと何時間もかかる。
アニメでは咲いた花を羽根で挟んで食べるサンドイッチョウという捕食者が存在し、それにも感謝の念を送って追い払う必要がある。
- 白魚そうめん
表面がつるつる滑って取りにくい捕獲レベル2の白魚。アニメでは氷のように滑る氷木製の箸で掴まなければならない。
- プリンラクダ
捕獲レベル20のコブがプリンのラクダ。コブはとても柔らかく、ほんの数ミリ動いただけで崩れる。
