概要
CV:坂本千夏
通称「繊細料理の千代」。ライトパープルの髪を大きなお団子頭にしており、V字型の顔と糸目が特徴。
雲隠れ割烹の初代料理長にして珍鎮々のコンビ兼妻だった老婆。「包丁一振り一億円」と謳われたほどの腕前で、美食人間国宝の節乃と肩を並べる天才料理人。
かつてはIGOの料理人ランキングでも常にトップ5に入り、圧倒的カリスマ性で世界中に狂信的な弟子も多かったという。
またかつては食林寺の師範代も務めており、その実力はトリコ曰く「セツ婆クラス」。
上記の様に輝かしい経歴を誇っていた彼女であったが、数年前にランキングから名が消え、謎の失踪を遂げた。
シャボンフルーツ編で登場した時には美食會の軍門に下っており、美食會にとって脅威となりえる「食没」の元を断つため、大竹とゴーレムを引き連れて食林寺を強襲。脅威的な戦闘力と残虐な包丁捌きで殺戮の限りを尽くす。瀕死の重傷を負わされながらも珍師範を下し、食義を受け継いだトリコと戦うが、スタージュンが迎えに来たことで去って行った。
美食會に寝返った理由は、死んだ息子を蘇らせるため。「とある覆面の人物」によって、死者の蘇生が可能だというアカシアの前菜「C(センター)」の存在を知らされ、その食材のことを知りながら息子が死んだ時も「あらゆる出来事に感謝せよ」と垂れ続けた珍師範を憎むに至る。
これだけ聞くと珍師範がとんでもない下衆に聞こえるが、珍師範はグルメ時代における一大宗教の教祖であり、その立場として感謝を説くしかなかった。
また「死んだことに感謝しろ」と言ったのではなく「短い時間しか生きられなかったが、それでも産まれてきてくれた事に感謝しよう」という意味で言ったのだと思われるが、子を亡くしたばかりの母であった千代にそんな理屈は到底受け入れられるものでは無く、またセンターという「もしかしたらそれで息子の命を救えたかもしれない、たとえ無理でもまだ出来る事があったのにもかかわらず隠し続けた」という事実を持って千代は完全に乱心するに至ったのだと思われる(時期的には珍師範がセンターについて知ったか知らないかという時期なので「教えなかった」のかは微妙である。また教えたとしてセンターの実際の効能を見るに救えなかったと思われるので結局死別は避けられなかっただらう。)
なお小説版では大竹もスタージュンも登場しておらず、珍とトリコとの戦いで膝をつくほど消耗し、乗ってきた鳥が頭を出しそれに乗って立ち去っていった。また、美食會に入った理由も珍曰く「美食會なら死んだ人間を蘇生できる」事になった。
クッキングフェスで節乃を襲撃するも、IGOを裏切ったザウスに奇襲された挙句同じくNEOの光才老にカロリー(ドラゴンボールにおける"気"のような概念)を吸われ戦闘不能に。その後癒しの国ライフの病床で珍師範と再会し「もう二度と大切な家族を失いたくないんじゃ」と涙ながらに訴えられたことで改心し、別件で壊滅した美食會を去り料理人として復帰を果たす。
第2部では珍師範とも仲直りし、グルメ界への冒険に出立。性格は丸くなっており、ペアのスープが噴出する様を見て目を飛び出すなどコミカルな面を見せたり、エリア6のブルーグリルで魂の世界へ向かい、息子と刹那の再会を果たし、「ご飯は食べられなかったけど、きっともっと美味しい愛情を貰っていたからずっと満腹だったよ」と感謝された事で「やっと吹っ切れた気がする」と涙を流した。
プロフィール
年齢:不明
血液型:AB型
誕生日:4月12日
星座:牡羊座
身長:142cm
体重:250kg
視力:2.0
足のサイズ:22cm
好きなもの:息子
嫌いなもの:食義
好きな言葉:肝大心小
フルコースメニュー
29.5巻より。女将時代に自ら編み出した名物料理。
オードブル(前菜) | シャカの花の和え物 |
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スープ | 感謝の泉のみそ汁 |
魚料理 | 出家鮭のお造り |
肉料理 | 合掌豚の瞬間スモーク |
主菜(メイン) | 孔雀大仏の食義焼き |
サラダ | 清葱の温野菜サラダ |
デザート | シャボンフルーツのぜんざい |
ドリンク | 清水茶 |
千代のパートナーモンスター?
食林寺を襲撃した時に乗っていた巨大な怪鳥。身体のほとんどが白骨化しており、さながらゾンビのような風貌だが恐らく千代に捌かれた事に気づいてないのだと思われる。
最終的にはスタージュンが乗っていたビッグバンシャークに食べられてしまった。
PCブラウザゲーの「爆食グルメバトル」では「美食會の灰汁獣」と名付けられている。
関連タグ
大竹(トリコ)…同じく美食會入りした料理人。
チヨバア…ジャンプ作品でかつ名前つながり。