概要
CV:優希比呂
七ツ星レストランにしてメルヘン料理専門の「オトギの城」のオーナーシェフ。小松とは昔馴染で、修行時代は小松と仲梅を交えた3人で「みんなが喜ぶおいしい料理を作る」という志を抱いていた。
それぞれ「小松っちゃん」「梅ちゃん」「竹ちゃん」と言い合う程でもあった。
現在はIGOの世界料理人ランキング99位にノミネートされるほどの実力を持つが、「稼げる料理」を至上とし、ランキングのトップに立つために何だってする」と豪語するなど、昔より野心的な性格になった。
しかし、雑誌編集者への買収工作など売名のためには手段を選ばず、更には「ちょっと珍しい食材を仕入れればぶくぶく太った投資家が集まってくる」「高級店で食うことだけがステータスの味もわからんバカども」と客を見下すようになり、その事を小松から非難されるがその態度は変わらず、互いの考えの違いから小松と決別することとなった。(ただし誇張表現させているだけであり、味自体は本物でそこに手抜きは一切しておらず、名声に見合った腕前はキチンと持っている。)
原作ではトリコと小松がコンビを組んでいた事を知って驚いていたが、アニメでは既に知っていた。
その数日後、美食會によってグルメ界に拉致された(アニメではGTロボに狙われた事が示唆されている)。
その後は美食會の一員としてシャボンフルーツ編で再登場し(詳しい経緯は不明)、小松と敵対。グルメ細胞を直接体内に注入されている影響で顔に無数の血管が浮き出ており、体格も小松と大差ない位小柄だったのが、別人の様な身長になっている。
また蘇生包丁の技術を習得するなど技術面でも成長していて、現在は美食屋を兼任したスタージュンとコンビを組んでいる。
更に小松の事は「小松っちゃん」と呼んでいたが、敵対してからは「小松」と呼び捨てに変えている。
このまま小松のライバルポジションになると思われていたが、クッキングフェスには参戦しておらず、フェス終了後NEOの襲撃を受け満身創痍になっており、グルメ細胞とのリジェクトを克服できたのか顔の血管が元通りになり、攫われてきた小松と対面し性格もやや丸くなった(アニメではのろま雨の丘で他の美食會幹部達と共にIGOと対面している一方、小松との再会は無し)。そこで下記の過去を話し、GODを食べられる孤児院を作るという野望を明かす。
第2部では美食會の新拠点「海山」に来た天狗のブランチにボスの命令で攫われた料理人を開放した事と三虎の帰りを待っている事を告げたが、ブランチから「三虎は戻るつもりは無いので直接会いに行け」と言われ彼と共に三虎のいるエリア2へ向かい、小松、仲梅と再会し遂にGODの調理を達成。
最終回ではオトギの城をリニューアルし、IGOの協力もあって世界初のGODを出す料理店兼孤児院として再出発を果たした。
過去
元々は孤児院「オトギのしろ」で育った孤児。修行時代から野心家で、様々な物を踏み台にしていて、孤児院から電話が来ても素気なく返し、「名前は好きに使って良い」とだけ言って電話を切る様な毎日を送っており、「孤児院育ち」ということを恥とすら思っていた。程なくして孤児院で十分な毒処理がされなかった毒食材を食べた子供全員が亡くなるという集団食中毒事件が起こってしまった(しかも安価な食材しか仕入れられておらず、簡単な毒処理すらもできていなかったのが原因)。
大竹が花を供えに行くと、孤児院の中には当時大竹が初めてインタビューを受け、唯一雑誌に載った記事(内容は酷評)が貼られており、「どれだけ酷評されていようと自分達の誇りだ」「大人になったら大竹シェフの店に行きたい」という内容の子供たちの手紙が貼ってあるのを見て、故郷の孤児院を省みなかった事を悔い、孤児院内を自分の朗報記事で満たすために今に至った。
ゲーム版での活躍
「トリコ グルメガバトル!」で初登場。本作ではパートナーキャラの一員で、蘇生包丁を刺してキャラの体力を回復するが、ちゃんと大竹に触れないと効果を発揮しない。
美食會の連中と相性が良いものの、原作で襲撃した食林寺及び雲隠れ割烹の関係者とは相性が悪い。
「トリコ アルティメットサバイバル」ではプレイアブル化。美食會のストーリーで操作することができ、猛獣肉の熟成がもちろん戦闘もある程度こなせる。
プロフィール
年齢:25歳→29歳
身長:165cm
体重:58kg
視力:1.0
足のサイズ:26cm
好きなもの:子供達の笑顔
嫌いなもの:過去の自分、キレイ事
好きな言葉:美味い
関連項目
千代(トリコ)…同じく美食會入りした料理人。
トム・リドル…「孤児院育ちでありそれを恥じている」、「野心家」、「悪に堕ちた」、「トップクラスの実力者」、「美青年だが、諸事情で顔が変形している」という共通点がある
芹沢達也…「料理人」、「野心家」、「料理をウケさせる為なら手段を選ばない」、「リアリストのくせに実はロマンチスト」、「"バカな客に情報を食わせて儲ける"という台詞」という共通点がある