CV:南條愛乃
概要
「蒼天のイシュガルド」メインクエストクリア後に登場するNPC。
名前自体は新生編の時点で、ミンフィリアとの会話で登場していた。
フルネームは「クルル・バルデシオン」。22歳。
ジョブは白魔道士。
シャーレアンのバルデシオン委員会に所属するララフェル族の女性。猫耳フードとくるくる巻き毛が特徴。
委員会のリーダーであるガラフ・バルデシオンの養子。
優しく面倒見のいい性格だが、弱みを握った相手をからかう困った癖もある。
「超える力」の持ち主であり、他の種族や動物の言葉を理解する能力に長けている。同じく超える力を持つミンフィリアとは、仲の良い友人だった。
アルフィノ・アリゼーはシャーレアン魔法大学の後輩で、特にアルフィノの事は入学時の黒歴史な自己紹介の件を持ち出し、からかっている。
また、委員会のメンバーであるグ・ラハ・ティアとは同僚であり、「ラハくん」と呼ぶ。
バルデシオン委員会の本部だったバル島がアシエンによって壊滅させられ、行方不明となっていたが、「光の加護」によって生存していた。
回復後は暁の血盟の協力者として光の戦士たちと行動を共にし、後に正式に血盟に加わる。
「三闘神」や「禁断の地エウレカ」などのサブクエストにも登場。
特にエウレカは物語の舞台が消失したはずのバル島な事もあって、主要人物として登場している。
紅蓮のリベレーター
光の戦士一行に同行していたが、ラールガーズリーチが壊滅したのを受けて傷病兵の看護に回る。しかしドマ解放後、移動中の所を帝国軍に襲撃され、「超える力」の研究対象として捕えられてしまう。
魔法を使えないガレアン族に後天的な魔法能力を付与する為の研究を行っていた「超越技術研究所」にて、人為的な「超える力」を持つ「超越者」を作る為のサンプル「基準個体」にされる。その後、アラミゴ王宮に潜入した光の戦士やサンクレッドにより救助された。
彼女のデータを基に「超越者」となったフォルドラは、人ならざる力を獲得する。しかし自分の意思に関係なく、かつて自分が苦しめたアラミゴ人の「記憶」を何度となく実体験させられ、苦悩する事となる。
「禁断の地エウレカ」では、紅玉海に突如として出現した新発見の島を探索。
バルデシオン委員会所属のエジカ・ツンジカが独自に調査しているのに追いつき、この島がかつて消滅したバル島の成れの果てである事を知る。
そして事の発端であり、ガラフ達がかつて発見し封印した「創神エウレカ」を討滅する為、エジカは自分の命と引き換えにして蛮神を自滅させようとする。激しく反対するクルルだったが、エジカの意思は固く「異能を持つ貴様には、貴様なりの役割がここではない別の場所にあるはず」「嘆く暇があるなら、貴様のやるべきことをやれ」と言い残して光の中へ消えていった。
(選択により別ルートあり。また高難易度ダンジョン『バルデシオンアーセナル』クリアで物語がさらに進む)
漆黒のヴィランズ
暁の血盟メンバーが次々と第一世界へと魂のみ召喚され、意識不明となっていく中で、召喚の対象ではなかったようで原初世界に残り、暁の賢人達の肉体を介抱。彼らに代わって暁の関わる会議に出席するなどしていた。
タタルともども夢を通じてフェオ=ウルから伝言を受け取っており、光の戦士改め闇の戦士の動向は把握していた為、スムーズな意思疎通が可能だった。
パッチ5.3にて、長らく魂が離れていた賢人達の生命力が弱り始めている事を察知。マトーヤ老と協力し、手を尽くしてその命を繋ぎ、ソウル・サイフォンによる魂の帰還に貢献する。
パッチ5.5では、テロフォロイによる「終末の厄災」の再現への対抗策を求め、一足先にオールド・シャーレアンへと帰国。委員会の伝手を使い、友好的な実力者に協力を仰ぐ事となった。
暁月のフィナーレ
オールド・シャーレアンに到着した暁の一行を迎え、目立たないように「バルデシオン委員会再建の助っ人」という事にして入国審査をクリアする。
協力交渉については、委員会に友好的な議員にも拒否された事を受け、本人の意思とは関係なく協力できない状況にあるのではないかと推察。その後、シャーレアン魔法大学学長モンティシェーニュとの対話において、哲学者議会全員に「ある計画」の機密漏洩阻止を目的とした魔法がかけられている事が明らかとなった。
その「計画」を探る途中で動向を危険視された事から、国外追放を目的とした臨時査問会にかけられるなどの窮地もあったが、何とかクリア。その中で光の戦士とハイデリンが対話をする為、一時的に自分の身体を貸す事となったが、限られた時間で「想いを受けて色を変える花」を託すのが精一杯だった。
「バブイルの塔」攻略においても、ハイデリンの意思を感じ、再び肉体を貸した上で地脈を通り、ゾディアークの封印破壊をギリギリで阻止する。しかし代償は大きく、一時的に人事不省となってしまった。
手厚い看護の甲斐もあって何とか回復した後は、「終末の厄災」に対応する為に奔走することになるが、ずっと最前線で戦ってきた他の暁の血盟メンバーと違い戦う力において一歩劣ると感じていたクルルは裏方に回る事になる。
光の戦士が過去世界から持ち帰った情報により終末の厄災の原因が判明すると、「最果ての地」へ到達する為の手段を模索。ハイデリンと直接対面すべくアイティオン星晶鏡へと進入する際は地上に残りオペレーター役としてサポートに回った。
魔導船ラグナロクが完成し、光の戦士たちが最果ての地へと旅立った後はオールド・シャーレアンにてひたすら無事を祈っていたが、そこに思わぬ訪問者が登場。しかしここで持たれた「交渉」こそが、光の戦士にとって最後の切り札となった。
メインクエスト終了後はグ・ラハ・ティアと共に、オールド・シャーレアンのバルデシオン分館にて、委員会再建を目指している。
パッチ6.4において、月に大量のエーテルを送る必要が生じた光の戦士らの再訪を受ける。
異世界からの新たなる脅威を受け、正式にバルデシオン委員会からの依頼という形でハーム島へと向かう光の戦士達を見送ったが、資料整理中に見つけた一通の封筒を、作業の為に後回しにしている様子が見られた。
続く6.5で封筒の中を検めると、そこには祖父・ガラフがトライヨラ連王国から黄金郷の調査依頼を受けたことが記されていた。
その後、トライヨラの王女ウクラマトが来訪し、依頼状は王の直筆でこそないものの本物であることが判明。祖父の行方の手掛かりを得るため、光の戦士達と共に継承の儀に同行することを決意する。
また、終末騒動の際に戦いの面で力になれなかったことを悔やんでおり、新たな戦い方を模索する中で、十二賢者リルムが残した秘術「ピクトマンサー」の力を使いこなすために修行を積んでいたことが明らかになる。
そしてハーム島での戦いでその力を披露し、ウクラマトの窮地を救った。
黄金のレガシー
トレーラーにてピクトマンサーにジョブチェンジした姿が描かれている。
余談
名前の由来はFF5に登場するクルル・マイア・バルデシオン。
祖父の名前も同じくガラフである。ただし、こちらのクルルにはミドルネームはつかない。
トレードマークの猫耳フードも、FF5のクルルの白魔道士の衣装が元ネタ。
ちなみに、演じる南條愛乃氏がFF14で使用しているメインジョブも白魔道士である。
名前はララフェルの命名法則から外れているが、これは育ての親であるガラフに名付けられたため。
暁月のフィナーレ編でもメインキャラクターの一人に数えられているが、パッケージの集合イラストでハブかれてしまっているという珍事があった。詳しくは暁月のフィナーレを参照。