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静希草十郎の編集履歴

2024-05-02 18:03:50 バージョン

静希草十郎

しずきそうじゅうろう

TYPE-MOON製作のビジュアルノベル『魔法使いの夜』の登場人物。

プロフィール

誕生日4月12日
学年高校2年生
身長172cm
体重61kg
好きなもの(ノーコメント)
嫌いなもの不当な暴力
趣味庭の手入れ
特技ウォーキング
決戦の日土の上にも三年
CV小林裕介

概要

魔法使いの夜』の主人公の一人。

11月末日という半端な時期に人里離れた山奥から現代に下りてきた田舎少年。


三咲高校へと編入し、慣れない街での暮らしに四苦八苦しながら暮らしていた。

しかし、ある日遠目で蒼崎青子が魔術を使う所を目撃してしまったことから、一度は命を狙われることになり、色々あって彼女が暮らす久遠寺有珠の屋敷で同居することになる。


人物像

基本的に寡黙で純朴な誰もが認める「いい人」。

機械も通貨も使ったことが無いというタイムスリップ状態なのもあって極度の世間知らずであり、何事も(それが魔術であっても)「そんなこともある」と受け入れてしまう。


対人関係に疎く、空気が読めないため、ズレた発言をすることが多い。

さらに真顔で冗談を言うなどユーモアのセンスが著しく欠けている。

とは言え知らないだけで頭が悪いわけではなく、ちゃんと教えられれば理解力や順応性はそれなりに高く、観察力に優れている描写を見せることも。

一方で育ちの影響で野生動物や山のことに関しては豊富な知識を持つ。


基本的に義理堅く人に優しい性格であり、他人への配慮やルール、約束事などは忠実にこなす。

あまりにも善良過ぎる性格な故に、逆に人によっては彼を見ると後ろめたさを感じるほど。

完全に一人で学費や生活費を稼いでいるため多くのアルバイトをこなしており、青子や有珠と言った金銭管理が壊滅的な同居人のために屋敷の財政を任されている。

更に掃除や洗濯なども自分一人でこなしているなど世間知らずの割にはかなり生活力に長けている。


友人等のそれなりに近い関係性のものには不満を述べたり愚痴を言ったり、呆れたりするなど人間味を見せたりする。案外イイ性格と言われることも。

特に青子の横暴さに振り回されるシーンが結構多く、よく貧乏くじを引かされる立ち回りである。


ちなみに本人の純朴さと驚きを表に出さないタチであるが故に周囲にも驚かれているが、女の子に対する興味関心も当人曰くちゃんとあるとのこと。

ただし恋愛そのものに対する理解や男女関係の機微にはやはり疎い。


山育ちだけに体格はよく、体力・身体能力共にズバ抜けている。

運動センスも抜群に高く、初めて間もない野球でホームランを打ったり初めての自転車の二人乗りで一度も転倒せずかつノーブレーキで迅速かつ安定した走行をこなすなどの描写がある。

料理の腕は賄い飯が作れる程度。……男子高校生にあるまじき腕前の衛宮士郎と比べてはいけない。





ネタバレ

以下物語終盤のネタバレを含んでいます。












特殊能力の類は持っていないが、超人的な体術の使い手。

捨て身の攻撃ではあったが、規格外の幻想種であるルゥ=ベオウルフを打倒し、その心をへし折るほどの強さを持っている。


TYPE-MOON山育ちはどこかおかしい」と、よくネタにされるが、全くその通りである。

ちなみに『Fate/stay night』の葛木宗一郎の原型となったキャラであり、名前ももじりである。


体術

彼の体術は、『壊す』のではなく『止める』ためのものである。あらゆる生物に存在する欠点(調子が悪い、気分が乗らない、病、睡眠、食事、呼吸の隙間)をつき、弱点を突くのではなく弱点を生む。ルゥ=ベオウルフとの戦いにおいて2撃目の力任せな肘打ちが心臓を破壊できたのは、気勢(いしき)の淀み、脈拍の乱れを突いた1撃目の心臓撃ちで相手が己の完全性を見失っていたため。


恐ろしいことに、この体術には野性の感性や奇跡を掴む情熱、幸運といったものは関りがない。才能ではなく執念、怨念の類であり、過度の極限状態における鍛錬の繰り返しの果てに自己保存を顧みない一撃を練り上げる。


具体的には1撃目の心臓撃ちの時点で突進してくる鋼よりも堅い体毛を持つルゥ=ベオウルフを思い切り殴りつけるためただでは済まず、2撃目時点で両腕と左足、内臓が二度と使い物にならなくなり死に体となるが、それを承知の上で平然と行っている。

自分の身体をかばって本能的に力を加減してしまうところを理性と技術で補うのが人間の利点とすればそれは人間の長所の結晶だが、同時にあまりに人間性からかけ離れている。


この体術を草十郎は山の集落で学び、本人も身を守るためのものと思っていたが、劇中終盤ではもっと違う用途のものだったと語っている。

その理由は後述のコラボイベント「隈乃温泉殺人事件」にて明かされた。


この一方で、彼は魔術師ではないため一般人同様に魔力に対する耐性がなく、魔術師なら全く影響を受けない呪詛やかすり傷ひとつ負わない風刃ですら、体調を急激に悪化させたり上下真っ二つになったりと致命傷になり得る。


魔術師では勝てない金狼を討つことはできても魔術師に対してはその限りではなく、魔術戦における戦力としては全く出る幕がない。そのため終盤まで、誰も草十郎に戦闘能力があることを予想さえしていなかった。


Fate/Grand Order

クラスバーサーカー
出典魔法使いの夜
地域日本
属性中立・中庸・人
好きなもの蒼崎青子(本人には内緒)
嫌いなもの暴力

コラボレーションイベント『魔法使いの夜アフターナイト 隈乃温泉殺人事件 ~駒鳥は見た!魔法使いは二度死ぬ~』にて配布サーヴァントとして実装。レアリティは☆4。

魔術世界でも屈指の実力を持つ青子有珠とは、大きく経緯が異なっている。


イベントの時系列は本編から約10年経った2001年であり、主人公達はある山中で大人に成長した現代の彼と遭遇。卒業後堅実な職に就こうとした所、槻司鳶丸に巻き込まれる形で上京、彼が立ち上げた興信所で探偵助手として働いていることが判明した。


その後、青子や有珠と出会った主人公は、身分を証明するために英霊召喚を実行。ところが、隈乃の土地を縁とした結果なぜか草十郎が高校時代の姿で現界してしまった。

本人曰く世界のピンチとの声が聞こえ、気づいたら此処にいたとの事で、逆に鳶丸と現地に来ていた大人の方の彼は、入れ替わるように姿を消してしまった模様。

その経緯はイベントエピローグと彼自身のマテリアルにて語られている。


能力

体術を使うことは使うのだが、肝心の戦闘には青子や有珠が割り込み画面外から攻撃を仕掛けてくる。それらは草十郎自身を巻き込みかねないものばかりであり、その都度回避している。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香C++B-C++E-AC+++

スキル

気配遮断(A)アサシンのクラススキル。別に気配を隠す気はないけどいつのまにかそこにいる、を地で行く影の薄さ。どこにいても、どこに置いても違和感がないのがすごい。
宗和の心得(C)色即是空、空即是色。特に誰かから学んだ訳ではないが、自然(じねん)のままに受け流すライフスタイル。
おまじない(EX)いつか、どこか、誰かがかけた恐怖心を無くす初歩の暗示魔術。失敗しているので暗示自体にはなんの効果もなかったが、それはそれとして意味のあるイベントだったようだ。このスキル名は偽物で、本来 は『暗器』というスキル名。恐怖、混乱、スキル封印無効。
無死不殺遍路(A)むしふさつへんろ。隣人の死は無いものとして扱い、使命果たすまで自身の命を殺す事なかれ。文明から離れた厳しい自然の中で暮らすための最低条件。日常、習慣にまで昇華されたリスク回避とオーダー達成の最適効率。
借転輪自在趺坐(A)しゃくてんりんじざいふざ。窮地での精神力の高まり。目的意識からなる気力、気勢といった精神活動による能力向上。死ぬ前に事を為さなければ、という究極の生命原理を一度きりではなく恒常的に用いられないか、という試み。而して。運命力という目に見えないものは削られるが、使い捨てられるものどもにとって、見えないものは無きに等しく。
百骨万世千塔修験(A)ひゃっこつばんせいせんとうしゅげん。隷属の位において、暗中の一秒とは、長い時間をかけけて岩盤から染み出す清水の一滴の如し。以て那由多の修験とする。大脳基底核とは、本来極めて複雑な人体の動きを『規程内の簡単な動作』としてパターン化し、脳への負担を減らすいわばオートメーション的な役割を果たしている。こ̶の̶迷̶信̶療̶法̶を̶試̶さ̶れ̶た̶も̶の̶は̶大̶脳̶基̶底̶核̶が̶■̶■̶し̶、̶活̶動̶の̶際̶、̶呼̶吸̶、̶骨̶子̶、̶筋̶肉̶、̶神̶経̶と̶い̶っ̶た̶複̶雑̶な̶連̶動̶を̶常̶に̶意̶識̶、̶計̶算̶し̶な̶け̶れ̶ば̶な̶ら̶な̶く̶な̶り̶、この民間療法を受けたものは大脳基底核が■■し、活動の際、呼吸、骨子、筋肉、神経といった複雑な連動を『マニュアル』で行えるようになる。

宝具

座■不明 悪霊■し

  • ランク:C+++
  • 種別:対界宝具
  • レンジ:計測困難
  • 最大捕捉:1人


「…。」


「亡霊には亡霊を。お前を連れていく。『逆行運河・悪霊■し(ぎゃっこううんが・あくれいごろし)』…!」


避けられない一撃を与える。

相手が反則まがいのデタラメな防御をしていればいるほど、こちらも現実離れした認識/修正/解読不可能の攻撃を喰らわせる。……らしい。

何が起きているのか、どうやって起こしているのかは、この一撃を選択するにいたった当人と、その持ち主にしか分からない。


プレイアブルサーヴァントとしては初の読み方が一切不明の宝具。


ゲーム上の性能

HP・ATKの値に突出したものはなく平均的だが、「狂化」やその派生スキルを持たない分素の攻撃能力は低め。

だが、「致死レベルの攻撃にのみ作用する回避」「自身のNPの倍化」など唯一無二の能力を持ち、極めつけは防御力アップ状態に作用する特攻宝具と、その代償である即死デメリット

スタメンとして出し耐久もしくは概念礼装・味方のバフでNPを貯め、それを一気に増やして宝具を発動し退場させるのが効果的だが、ガッツで生き残らせ重ね掛けしたクリティカルバフで追撃を行うことも可能。スキルの都合上、水妃モルガンとの相性が良い。

欠点は、あくまで回避なので必中や無敵貫通を防げないこと、宝具が防御特攻を持つのに防御無視の効果を持たないことか。


関連人物

蒼崎青子

通うことになった高校の生徒会長でひょんなことから同居することになった魔法使い。


久遠寺有珠

ひょんなことから同居人となった魔女。当初は邪険に扱われていたが徐々に心を開くようになる。


槻司鳶丸

通うことになった高校の副会長。意気投合し友人となる。卒業後も同じ職場で働いている


余談

(TYPE-MOON FES. 一問一答より)

Q:型月世界の「山育ち」の性教育ってどうなっているんですか?草の字の女体への興味がいかほどなのか。第二の絶倫超人狙えるレベルですか?あと殿下と芳助は首輪スルーなんですか?


A:子作りの概念はある。が、自分には該当しないと思っていた節があるので、これからおいおいと。絶倫かどうか問われたらまじケダモノ。殿下と芳助については、

「その首輪どうしたんだ? 一応いっておくと若者……いや、人間のファッションセンスじゃねえぞ」

「いや、蒼崎がくれたんだ。つけとけって」

「ああ――そうデスカ」

二人、これでこの話題は完全スルー。まほよの定番おち、「蒼崎なら仕方がない」発動である。


関連タグ

魔法使いの夜 蒼崎青子 久遠寺有珠

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