「光と影を統べる王に弓引く 愚か者よ」
「その身をもって我が力に触れるがいい!!」
解説
CV:宮田浩徳
『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』に登場。
ラストダンジョン・ハイラル城に捕らえられているゼルダ姫の肉体に大魔王ガノンドロフが憑依した姿。
本作のラスボス一戦目の相手。
出演場面
物語中盤でザントの手に掛かって衰弱したミドナを助けるべく、ゼルダ姫は自らの力を与えることで彼女の命を救ったが、その代償として光となって消滅してしまう。
だが実際にはゼルダ姫は消えておらず、意識のない抜け殻と化した肉体のみが残っており、ハイラル城最上階の玉座の間で眠りについていた(本人の台詞によれば、意識はミドナの中に存在していた模様で、密かにリンクとミドナを見守っていた)。
しかし、脱け殻の肉体である点をガノンドロフに付け込まれ、最終決戦時には彼に取り憑かれてしまう。
ミドナを玉座の間の外に撥ね飛ばし、冒頭の台詞を呟くとリンクに襲い掛かる。
容姿
ゼルダ姫の姿を保っているが、肌は緑がかった血色の悪い色と化しており、ヒビを思わせる黒い模様が浮かび上がっている。
目付きも鋭くなり、瞳は金色に光っている。
手には武器として細剣を所持している。
また、声はガノンドロフのものに変化しており、見た目は美女でありながら、声は中年のおじさんというアンバランスな状態となっている。
攻撃法・能力
- 光弾
ガノンドロフお馴染みの、魔力によって生成した光弾を放つ攻撃。
『時のオカリナ』のガノンドロフ戦と同じくマスターソードで跳ね返せる性質を持つ他、光弾を跳ね返し続けるラリーが発生する。あきビンで跳ね返すことも可能。
ガノン憑依ゼルダとリンクの位置や距離によってラリーの回数が変化する(近いほど短く、遠いほど長引く)。
- 突進攻撃
手にした細剣を前方に突きつけたまま、リンクに向かって突進する。
横っ飛びで簡単に回避できるが、若干の追尾性有り。
- 結界攻撃
リンクの足元に三角形型の結界を発生させ、結界から放たれる光を浴びせる。
光が放たれるまでは少し間があるので、回避するのは容易。
- 浮遊
ガノンの魔力によって、常に空中を浮遊している。
なお、下からスカートの中を覗いても、中は真っ暗なので見えません。
攻略法
光弾を跳ね返し、3回命中させることで倒せる。
上記の攻撃法も大した脅威には先ずなり得ないので、光弾のラリーが苦手な人でない限り、それほど苦戦する相手ではないだろう。
撃破すると、影の結晶石の魔力を借りたミドナによって、ゼルダ姫の身体からガノンドロフが分離。ゼルダ姫の身は傷一つなく無事に済む。
しかし、引き離されたガノンドロフの影が一ヶ所に集まり、第2形態へと移行する。
漫画版では
姫川明氏が描く漫画版では10巻に登場。原作と同じくラストバトル最初の相手として戦うこととなる。特徴としては顔芸がすごい。
ガノンに憑依されるという展開は同じだが、ミドナは城の中庭で別行動していたため、ガノンに跳ね飛ばされるシーンはない。
リンクにゼルダ姫を斬ることはできず一方的に追い詰めるが、駆け付けたミドナによって分離させられた。
関連タグ
他のゼルダ作品
こちらも脱け殻となったゼルダ姫の身体に憑依している。
こちらは味方サイドの人物に取り憑くことで最終形態に変化する。
表向きの黒幕。魔王ガノンドロフに憑依されて自分を見失っていた。
他人の身体に取り憑く魔女。
憑依先は違うが似たような存在。
他作品の類似人物
他人の身体を乗っ取る魔物に憑依された姿。この人物は憑依先の肉体を酷使して使いつぶすことなどなんとも思わぬ戦法をとってくる。