概要
「緋色の欠片」はいわゆる乙女ゲームである。キャラクターデザインと原画を担当したのはイラストレーターのカズキヨネ。
攻略対象キャラクターは合計6人。そのうち1人は当初隠しキャラ扱いだったが、移植が行われてからは公式がそのような扱いをしなくなり、オープンな存在となった。
物語の内容はローファンタジーかつ和風ファンタジーにあたる。「巫女」「異能」「守護者」のワードにピンと来たら触れてみてほしい。
とはいえ、ダークファンタジーの要素も多分に含まれるので、暗い物語が苦手な人にはオススメできない。
「緋色の欠片」は本編以外にもファンディスク「緋色の欠片 ~あの空の下で~」と、続編にあたる「蒼黒の楔 緋色の欠片3」、そのファンディスクである「蒼黒の楔 緋色の欠片3 明日への扉」が発売されている。
PS2版以外の「緋色の欠片」(無印、愛蔵版、おもいいろの記憶すべて)には、ファンディスクとして発売された「緋色の欠片 ~あの空の下で~」も必ず同時収録されている。
2017年7月27日にはPSVite版「緋色の欠片 ~おもいいろの記憶~」が発売された。こちらにはPS2版から移植され、様々なハード向けに発売されてきた際に「緋色の欠片」に付随してきた追加要素(シリーズ3作目にあたる蒼黒の楔と、そのファンディスクは含まれてはいない)とダウンロードコンテンツ用に作製された物がすべて含まれている。
2024年8月1日にニンテンドーSwitch版「緋色の欠片 ~おもいいろの記憶~」が発売予定となっている。公式サイトを見る限り、以前発売されたPSVite版からゲーム内容の変更はないようである。主題歌の変更もなし。
物語のあらすじ
主人公である春日珠紀は高校2年生。両親が外国へ転勤することとなったが、国内に残りたかった彼女は母方の祖母が住む宇賀谷家に身を寄せることとなった。
宇賀谷家のある季風村へと向かう最中、珠紀は人間ではない何かに狙われてしまう。ピンチが迫る彼女の前に現れたのは、見知らぬ少年・鬼崎拓磨だった。
その後、拓磨のお陰でピンチを切り抜けた珠紀だったが、この出来事はこれから訪れる過酷な運命に比べたら些末事であることを彼女は知る由もなかったのだった。
登場人物
各キャラクターの記事を閲覧の際にはネタバレに注意。
メインキャラクター
- 春日珠紀(名前変更可能。ボイスなし)(CV:鹿野優以※翡翠の雫ゲスト出演時 三宅麻理恵※TVアニメ)
- 鬼崎拓磨(CV:杉田智和)
- 鴉取真弘(CV:岡野浩介)
- 狐邑祐一(CV:浪川大輔)
- 大蛇卓(CV:平川大輔)
- 犬戒慎司(CV:下和田ヒロキ)
- 狗谷遼(CV:野宮一範)
サブキャラクター
緋色の欠片シリーズ
緋色の欠片
シリーズ第1作目。本記事で解説している作品。
翡翠の雫
シリーズ第2作目。「緋色の欠片」のキャラクターたちの出番もある。リメイク版である「真・翡翠の雫 緋色の欠片2」ではその出番がカットされている。
蒼黒の楔
シリーズ第3作目。シリーズ1作目の続編にあたる。新キャラも登場。キャラクターデザインがカズキヨネからいけに変更された。
ヒイロノカケラ
従来までの緋色の欠片シリーズとは別の扱いとなっており、シリーズカウントからは除外されている(Wikipediaより引用。緋色の欠片Wikipedia当該ページ※最終更新日:2017.2.10 17:32)。未来を舞台にしている。
白華の檻
シリーズ第4作目。平安時代を舞台にしている。メインキャラクターたちが、「緋色の欠片」の主人公および守護者たちの先祖という設定。
アニメ
2012年4月から6月に1期が、同年10月から12月に2期が放送された。
主題歌
第1期
オープニングテーマ
「ねぇ」
作詞・作曲・歌 - 藤田麻衣子 / 編曲 - 虹音
エンディングテーマ
「この手で抱きとめるから」
作詞 - 藤田麻衣子 / 作曲・編曲 - 増田武史 / 歌 - 喜多修平
第2期
オープニングテーマ「高鳴る」
作詞・作曲・歌 - 藤田麻衣子 / 編曲 - 虹音
エンディングテーマ
「君だけを」
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 渡辺拓也 / 歌 - 喜多修平
「宝物」
作詞・作曲・歌 - 藤田麻衣子 / 編曲 - 大野宏明
挿入歌
「恋に落ちて」
作詞・作曲・歌 - 藤田麻衣子 / 編曲 - 西野誠
ミュージカル
2008年と2009年にミュージカル化されている。東京と大阪にて公演が行われた。
詳しくはミュージカル公式サイトを参照のこと。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
総合
乙女ゲーム 和風ファンタジー オトメイト 2012年春アニメ AVG