概要
『特捜戦隊デカレンジャー』のメンバー・江成仙一(センちゃん)/デカグリーンと胡堂小梅(ウメコ)/デカピンクの特撮男女カプ。カプ名は2人のコードネームを繋げた物。
本編でのセンウメ
中盤までは2人の関係を匂わせる描写はなかった。その関係が動いたのは終盤の第46話「プロポーズ・パニック」である。
ウメコは放送話の約3か月前から「ヒロノブ」と名乗る男と付き合っていた。センが「俺でも大体分かるけどね、ウメコのパターンは」と言うも、ウメコから「地味で変人なセンさんとは違います~~!」と返される。しかしデート前、サイコマッシュと呼ばれるキノコを載せた怪重機が現れ、デカウイングロボで対処。気合で事件を未然に防いだウメコはデートへと走っていった。
このサイコマッシュとは、笠が紫色をしたエリンギの様な見た目をしており、食べると1時間だけ臨んだ人物に変身できるという汎用性の高さから、宇宙法で栽培が禁止されている代物であった。
センはデートの時間とサイコマッシュの効き目が一致すること、サイコマッシュの匂いを覚えたマーフィーK9がデートから帰ってきた直後のウメコに飛びついたことから、ヒロノブこそがサイコマッシュを密輸した犯人ではと推測。その内容をウメコに告げるも、3か月ものの恋を積み上げた彼女には効果がなく、「センさんなんか大キライ!!」と関係に亀裂が走ってしまう。
しかしその直前にウメコの額に一瞬浮かんだマークを手掛かりに指名手配犯を検索したところ、スケコ星人マシューと呼ばれるアリエナイザーのキス跡と一致した。女性の恋心がクライマックスになった瞬間に、ピュアハートとして吸引して殺害を繰り返していたのだ。
序盤でサイコマッシュが押収されたことに焦っていると推測したセンは、押収した怪重機を使ってマシューを誘き寄せる。ヒロノブの姿として変身しているマシューの前でジャッジメント。結果はデリート許可。本性を現したヒロノブと1対1の闘いになり、「ウメコが何も知らないうちに、お前には消えてもらう…!」とディーリボルバーを構えるも、その瞬間ウメコが2人の間に立ちはだかり、自らの手でデリート。ウメコは「今すぐ会いたい」と言ったヒロノブとの約束場所で2人に出くわし、話を全部聞いていたのだった。
事件解決後、後ろを向きながら「と言うわけで…あたし、寿退社しませんから!残念!」といつものように明るく振舞うも、「いいよ、無理しなくて」と最後までウメコのことを信じたセンの前に、脆弱になった素直な気持ちを明かした。センは、その大きい傷心を残し泣き出した彼女を、優しく撫で続けた。
後日、ウメコが雑誌の占いで盛り上がっているところに「パトロールに行くよ」と声を掛けたセンに気の無い返事をしながら振り向くと、いつも見ている彼の顔が、何か特別なものに見え、それが恋と悟ったウメコは、同行するセンから逃げ出そうとする。
その様子に、他のデカレンジャーは不思議そうに見ていたが、ドギーとスワンは即座に見破った。
その後の関係
10YEARS AFTERではカップルらしい描写はなかったが、業務に常にタッグで行動していたため、関係は順調であると言える。
宇宙戦隊キュウレンジャーでは終盤にて、結婚式について言及していた。
ギャバンVSデカレンジャーでは遂に結婚式を挙げた…が、タイミング悪く十文字撃の邪魔が入ってしまった。
「ウメコ、かわいいよ」
余談
2017年のスペース・スクワッドの大ヒット御礼イベント「伊藤陽佑プロデュース ホージー&センウメ デカレンジャーデー」にて、江成仙一(を演じる伊藤陽佑)が2人の共通点として「"のんびりでモテない"と言うキャラデザはサブキャラ扱い」と言うポートフォリオ分析で強調し、脱却するためにセンウメの間に生まれた双子の姉弟を主人公とした仮面ライダーW風のドラマ「特捜戦隊デカレンジャーW」を作るべきと主張した煽りパワポを発表した。
そしてその設定が、「双子の名前が仮面ライダーWの主人公であるフィリップと翔太郎」、「サポーターを含めたデカレンジャーは全員新規メンバー(内テツはボスに成りあがり、イエローはジャスミンの息子)」、「先代デカレンジャーはテツの指示で出動できるが、ホージーは窃盗罪で収監中」というスーパー戦隊では考えられない設定が付けられている。
2018年にウメコを演じた菊地美香は何とテツを演じた吉田友一と結婚したことを報告し、リアルではセンウメならぬテツウメとなった。尚きっかけはデカレンジャーではなく科捜研の女である。
その後、デカレンジャー20thの先行上映会に登壇し、菊地氏は自身を「劇中では、彼(伊藤)の妻、リアルでは彼(吉田)の妻です」と紹介した。