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交通局の白い悪魔の編集履歴

2012-10-04 22:35:04 バージョン

交通局の白い悪魔

こうつうきょくのしろいあくま

東京都交通局5300形電車の一部における異名である。

東京都交通局5300形電車の一部における異名である。


 発祥地(?)はニコニコ動画Chakuwiki管理局の白い悪魔にちなんで命名されたものとされる。(その管理局の白い悪魔は連邦の白い悪魔にちなんで名付けられたと思われるが、京急ではげんこつ電車こと北総7000形をガンダムと言っていたりする)“白”は当然白をベースにした車体塗色が由来だが、“悪魔”に関しては2つの節がある。

  1. 当車両のVVVFインバータ制御装置がありえないレベルの騒音を(特に地下区間で)出すことから。
  2. 乗入れ先の京急本線快特運用にあわせた、地下鉄用車両とは思えない性能を持つことから。

 後者に関しては営業最高速度110km/h・起動加速度3.3km/h/sと、東京の地下鉄では標準的な数字。だが郊外路線に比べて駅間が短い地下鉄は、通常定格速度域は40km/h程度であるのに対して、5300形は40km/h→65km/hあたりの中間加速域でもトルクが細らず、短時間で110km/hに到達するという特徴がある。

 これは優等列車主体を見据えた京急側の性能要求であった…のだが、それでも京急の運転士は「自社車に比べて加速進段やブレーキの応答が遅い」「入力遅延ってやつ?」と言っている。格ゲーじゃないんだから。

 京成電鉄とは長い間110km/h仲間であったが、スカイアクセス線開業の瞬間、彼はすっかり変わってしまった。「やーい110km/h!あかん子は隔駅にでも止まっていればいいよ!」(by京成パンダ)、ということだろうか。

要するにこれだけのパワーを持ってしてもパワー不足なのである。


 その理不尽な要求に交通局もムキになったのか、実験的に「京急600形(3代目)」のパワーを装着した最終兵器「5327編成」を送り出す。余裕の120km/h達成を実現したものの、悪魔的な騒音が地獄のシンフォニーと化しただけで、結局一度も120km/h運用に用いられたことが無い。

 そもそも列車の運行スケジュールでは社局別にしっかり担当が分けられているため、性能が同じだからといって5327編成を京急・京成車の代わりに使うということはできない。同様に110km/h基準で組み込まれている都営車受け持ち分のダイヤを120km/hで走破しても仕方が無いわけだ。

 以上より、5301~5326の残り26編成にも同様のパワーを与えてダイヤ改正でもしない限り、今後も悪魔的なパワーは宝の持ち腐れとなる見込みである。

 おれステカセキングだけど、たまたまトンネルの両側が悪魔将軍ネプチューンマンだったぜ。それが悲しくも交通局の白い悪魔の現実である。


ちなみに5300形のホームグラウンド・都営浅草線は、70km/h制限である


関連イラスト

都営浅草線5300形(昔の絵


関連リンク

ニコニコ大百科


関連タグ

東京都交通局 都営地下鉄 都営浅草線 VVVF インバータ

管理局の白い悪魔 高町なのは

連邦の白い悪魔 RX-78

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