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リザイアの編集履歴

2024-06-30 16:44:08 バージョン

リザイア

りざいあ

リザイアとは、ファイアーエムブレムシリーズに登場する魔導書である。 与えたダメージと同じ分、自身のHPを回復することができる貴重な魔法である。

概要

与えたダメージを吸収し自身のHPを回復する、という性質を持つ魔法。


基本的に1ターンでは攻撃と回復のどちらかしかできず、自力回復もアイテム・地形頼りなFEでは便利かつ強力な魔法。ただし重かったり命中率が低かったりで素の性能は低いという場合も多く、外れた場合のことも考えておく必要はある。


敵からダメージを受けてもこの魔導書で追撃または反撃することでダメージを帳消しできるため、リザイアを持たせたユニットを囮にして敵をおびき寄せ、やっつけ負けのリスクを軽減しつつ反撃で倒していく『リザイア地雷』作戦は非常に強力である。

ただし、武器の耐久度は高いとは言えないので連戦しすぎると壊れてしまう場合もある。


また「生命力を吸収する」というイメージの解釈が作品毎に光か闇か で真っ二つに分かれており、エフェクトもそれに準拠してコロコロ変わる。

立ち位置もあまり安定せず、店で普通に売っている作品もあれば、最上位魔法という扱いになっていることもある。


また、一部の作品では「大地の剣」「ルーンソード」といった武器や、スキル「太陽」など同じHP吸収能力を持ち物理攻撃系のキャラが使えるものが登場する場合もある。


pixivでは「カタリナ」の持ち武器として描かれることが多め。『覚醒』に出演した時もきっちり「暗闇の加護」スキルを持ってて使えるし。(DLCの方)


外伝/Echoes

外伝が初出。黒魔法に分類される。

同作では魔法はほぼ全てがHPを消費するが、この魔法のみHPの消費は無い。但し命中率が50%という高いリスクを背負うことになる。

なお、本来アルム専用武器でしかとどめを刺せないはずのラスボスを倒すことができるバグ?仕様?がある。

リメイクのEchoesでも基本的な性能に変更はない。ラスボスを倒せる仕様もそのまま


紋章の謎/新・紋章の謎

紋章の謎、及びそのリメイクである新・紋章の謎では高命中かつ威力もそこそこなので非常に使い勝手がいい(特に重さの概念がないリメイク版)が、女性専用という制約がついている。魔法の分類はないが光属性っぽいエフェクトで攻撃する。


聖戦の系譜/トラキア776

ここから魔法が属性によって分類されるようになり、本作ではリザイアを光魔法として扱っている。

聖戦の系譜ではオーラとの二択で入手出来るが、武器レベルAなので使われる事は多くない。


類似効果を持つ剣「大地の剣」もあるが、耐久性に難がありやはり使い道は限られる。


また本作からスキルの概念が導入され、太陽剣(技%で与ダメージ分HP吸収、必中攻撃)といった吸収系スキルも登場している。


トラキア776では武器レベルBだが、やはりお目に掛かるのはあまり多くないだろう。一方で「大地の剣」は(ナンナ専用だが)前作から耐久面が大幅に強化され、地雷戦法が日の目を浴びた。


GBA三部作

封印の剣烈火の剣聖魔の光石のGBA三作品では闇魔法となった。闇C。

GBAの魔道士系はどちらかといえば守備力が高めなので先述のリザイア地雷戦法を実行しやすい。

ちなみに、リザイアで吸収したHPと自分のHPの和が一定以上になるとバグが発生する。


類似効果を持つ剣「ルーンソード」は作品ごとに扱いが異なり、封印では力・守備依存剣攻撃扱い、烈火と聖魔は力/2・魔防依存闇魔法扱い必殺が出ない特殊仕様を持つ。総じて命中は悪い。


蒼炎の軌跡/暁の女神

蒼炎の軌跡暁の女神では光魔法に戻った。蒼炎の軌跡では光の最上位魔法。

なお同2作ではラグズ特効を踏まえ魔法の威力が全体的に大きく下げられており、特攻は持たないこの魔法も例に漏れず性能を落とされている。特に蒼炎ではザコの魔法防御も比較的高いため、相対的に回復量が減るなど踏んだり蹴ったり。


続投された「ルーンソード」は魔力・魔防依存光魔法扱いに。やはり低命中。


ちなみにアイクの代表技「天空」は、HP吸収の「太陽」と防御半減の「月光」を1ターンで放つスキルである。


覚醒

再び魔法の属性がひとまとめになり全て魔道書というカテゴリーにまとめられたが、闇魔法のみダークマージ系及びキャラ固有の「暗闇の加護」スキル持ち専用となっている。そしてリザイアは闇魔法の扱い。武器レベルはD。

効果こそ「与えたダメージの半分だけHPを回復」に弱体化したものの、店で安価に購入できるうえ錬成可能と使いやすく、主力として使っていける。


同じくHPを吸収する効果がある上位武器として「インバースの暗闇」が登場するが、効果抜きでも神器に匹敵する(というか威力最大で錬成すると闇魔法最強の攻撃力のゲーティアを超える)性能を誇り、覚醒最強の魔法と言われる。魔書ギムレーの立場はいかに。


またダークマージの素養を持つユニットは、技×2%の確率で(最大HP-現在HP)÷2のダメージをダメージに上乗せする「復讐」(ソーサラーLv5)、自分から攻撃して敵を倒すと最大HPの半分を回復する「生命吸収」(ダークナイトLv15)、といった地雷戦法向きのスキルを習得できる上、ダークマージ及びその上級職は魔法系にしては割と堅いためこれだけでも十分有用なのだが、これに「怒り」「武器節約」「××殺し」といったスキルを加えると持久力や火力が増強される。


類似効果を持つ剣「太陽」は命中が高めだが、吸収効果が確定でない(技%で発動)。


大乱闘スマッシュブラザーズ

ルフレの下必殺技として登場。

覚醒からの登場のため闇魔法という扱いになっている。原作では戦術士で闇魔法を使えないのはご愛嬌。

耐久力は少なく、再使用時間は長い、硬直も大きい、とデメリットはあるが、それに見合うだけのダメージ、回復力、判定の大きさも持ち合わせている。ストックを先行した時などは率先して狙っていきたい。

ダメージ差が大きい時、背後から攻撃した時、人数が多い乱闘(3人まで)、などの条件下では回復量が増加するという仕様がある。


forでは、威力と回復量が落ちる代わりに射程が伸びる「ロングレンジリザイア」、発生が遅くなり回復もできなくなる代わりに判定と威力が増加する「ゲーティア」に技をカスタマイズできる。


if

覚醒において地雷戦法が猛威を振るった結果、追撃不可、必殺なし、回避マイナスなどの下方修正を受けた。その代わり使用回数無制限という決して無視できない仕様に変更された。

ただし、使い手のダークマージが主力となる暗夜ルートでは、天馬武者や忍など、三すくみ不利で魔防が高い敵が多数出現するため非常に肩身が狭い。

しかもデフォルトで使えるのがダークマージとソーサラーのみ。魔女(DLC兵種)にて習得可能な「暗闇の加護」を獲得すれば他の魔法複合クラスでも行使できるようになるが、魔女へのクラスチェンジが女性限定、かつ「暗闇の加護」を習得可能なスキルの書はない。レオンは泣いていい。


それでもバーサーカーやジェネラルなどの低速・低魔防相手には依然として有効で、槍殺し、暗器殺しを習得すれば上述の三すくみ不利も無視できるなど、使いどころやスキル構成を間違えなければ強い。


幻影異聞録♯FE/Encore

黒乃霧亜専用の魔法計算の霊体属性スキルとして登場。

霊体属性は、ファイアーエムブレムシリーズでいう光魔法、女神転生シリーズでいう精神状態異常付与スキルとなる。

リザイアの特徴そのまま、敵単体に中ダメージを与え、ダメージの半分をHPに吸収するという効果を持っている。

霊体属性のため弱点を突いてもセッションができないという欠点があったが、Encore版でセッションが可能となり、使いやすくなった。


風花雪月

魔法の仕様が大きく変わり、装備ではなくキャラ自身が「理学」「信仰」の技能レベル(従来でいう武器レベル)を上げて『習得』することになった。

本作ではリザイアは白魔法に分類されている。使用回数は12回だが、マップをクリアすると都度全回復するため使い切っても問題はない。とはいえそれを差し引いても回数が少ないうえ、威力がたったので重さもかなりある。僧侶シスター系のキャラでも最低限攻撃に加われるよう用意された武器といった趣で、主力にはなりえないだろう。

なんと言っても特徴的なのは信仰の技能レベルD+さえ満たせば誰でも使える点。級長はじめ魔法とは縁遠そうな戦士系のキャラであっても、そもそも信仰からは程遠そうな死神騎士でさえ信仰を上げれば習得できる。

ただし実戦で使うとなると二つの大きな制約があり、一つ目は所属する兵種で魔法が扱えるか否か。戦士系はほぼ扱えないので魔法職に就くことを強いられる。

もう一つはこの信仰という技能だが、今作は技能レベルがD以上ないと基本的に魔法は使えない。そして大半のキャラは初期レベルがEであり、まず技能レベルを上げるところから始めないと土俵にすら上がれないのである(引継ぎプレイなら特定の兵種を解禁すれば最初から使える)。

生徒は個別指導や自習で上げればいいのだが、主人公は貴重な休日を消費して信仰を上げるしか方法がないうえ効率もあまり良くない。引継ぎなしで最短でやろうとすると最低1ヶ月くらいは信仰の教員研修を受け続けなければならない(一応、根気強く上げ続けていると「才能開花」して技能の伸びが良くなる)。

極めれば射程を3に伸ばせたり、DLCでとあるアイテムを入手すれば全射程反撃が可能となったり、と過去作ではできない戦法も可能。


エンゲージ

紋章士ミカヤエンゲージ武器として登場。絆レベル10で使用可能となる。

ミカヤの武器として登場するため、テリウス作品準拠で光魔法として扱われる。なお、エンゲージにはミカヤのエンゲージ武器以外に光魔法は存在しない。

性能はそこまで猛威を振るうものではなく、終盤になると火力不足が目立つ。地雷戦法をやるとなると、火力不足とエンゲージ状態のターン制限があり成立しにくい。紋章士ミカヤのエンゲージ状態の強みも、リザイアではなく杖の射程と範囲を増やすエンゲージスキル「増幅」と、騎馬重装特効の「セイニー」にあり、貴重なエンゲージ状態のターンを、これらではなくリザイア地雷をメインに使ってしまうのは正直勿体ない。

魔法を使っての地雷戦法には、紋章士セネリオ(DLC)のエンゲージスキル「陽光」を使用するものも存在し、こちらは非常に強力。


「ルーンソード」も紋章士ヘクトル(DLC)のエンゲージ武器として登場する。同じく絆レベル10で使用可能。

性能、エフェクトは「烈火の剣」準拠であり、唯一変更点として必殺が出るようになっている。


ミカヤとリザイアの接点はあまりないように思えるが、実際攻略本ではオリヴァーが所持していたものと記載されている。



性能

名称作品武器Lv.耐久度威力命中必殺重量射程特記
リザイア外伝--0500-1-2与ダメージ分HP吸収、体力消費なし
リザイアの書紋章の謎-2412900101-2女性専用、与ダメージ分HP吸収
リザイア聖戦の系譜光A5014700121-2与ダメージ分HP吸収
~トラキア776光B6012650121-2与ダメージ分HP吸収
~封印の剣闇C201070061-2与ダメージ分HP吸収
~烈火の剣・聖魔の光石闇C2010700141-2与ダメージ分HP吸収
~蒼炎の軌跡光/杖A207700121-2与ダメージ分HP吸収
~暁の女神光S20665071-2与ダメージ分HP吸収
~新・紋章の謎魔E248900-1-2女性専用、与ダメージ分HP吸収、錬成不可
~覚醒魔D207650-1-2ダークマージ系専用、与ダメージの1/2分HP吸収、錬成可
~if魔D-7700-1-2ダークマージ系専用、与ダメージの1/2分HP吸収、追撃・必殺・奥義が出ない、回避-20
~風花雪月信仰E※12180081-2与ダメージの1/2分HP吸収、一部兵種は使用回数半減
~エンゲージ--985071-2紋章士ミカヤのエンゲージ武器、絆Lv10で解放、与ダメージの1/2分HP吸収

※信仰D+で習得する都合上、それ以下では実質使えない。


関連タグ

ファイアーエムブレム ドレイン

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