そうかい、光物出しちまったかい。ならもう人生は終いだ
CV：酒味たろう
公式サイトでの解説
「素手喧嘩なら広瀬、文句があるならやってみな」と皆が口を揃えるほどの武闘派。
極道になる前は横浜伝説の不良グループ「須牌堕」のトップを張っていた。鉄火場では背の厚いナイフを得物とし、豪快な一刀は外道の体を両断してしまう。
概要
横浜の極道組織「神城組」に所属する、「猛拳」の異名を持つ武闘派構成員。元々は横浜伝説の不良グループ「須牌堕」のトップを張っていた。
ヤンキー達の憧れの的であり、天羽組の飯豊朔太郎も不良時代に何度もその名前を聞くほどの有名人である。
同じ神城組の構成員である長門碧には敬語で話している一方、安芸直治からは「広瀬の兄貴」と呼ばれていることから、組内部での序列は長門より下で安芸より上のようである。
人物
容姿
白髪オールバックをベースに右側辺りへ髪を降ろした髪型と色黒の肌をした強面が特徴的な青年。青緑色のワークジャケットとVネックの黒Tシャツ、グレーのカーゴパンツに黒のショートブーツを着用している。
性格
横浜でもトップクラスに有名な不良グループを率いた経験があり、ヤンキー達の憧れの的である情報から、好戦的な人物である。一方、昔から懇意にしている駄菓子屋のお婆さん店主が絡まれていた際はいの一番に助けに入るなど、身内や恩義を抱く人物を何より大事にする義侠心を持っている。
拷問ソムリエの同志であるエマが半グレに襲われその現場に居合わせた際は瞬く間に制圧して逃がす等、女性には紳士的な一面もある。
同年代以下の男性への二人称は「兄(あん)ちゃん」である。
戦闘力
「ステゴロなら広瀬、文句あるならやってみな」とまかり通るほどに取っ組み合いの喧嘩に優れた人物であるとの情報から、高い戦闘能力を持っている。
獲物はロングナイフであり、同じくそれを得物にしている関東極道の京極組の最強戦力の一角を担う一条康明よりも太く分厚い。故に、並みの半グレならば容易く両断できるパワーと天羽組でも屈指のフィジカルを誇る青山と澄ました顔でド突き合える頑強さを誇る。
相手の攻撃を華麗にいなしながらのカウンターを得意とする長門とは対照的な攻撃型の戦闘スタイルで、負傷覚悟で敵に突っ込み、先に命脈を刈り取る事を得意とする。この能力と戦い方は、後述の過去に影響している。
また、精神が群を抜いて強く痛がることがないため、斬られても逆に斬り返すなどの相打ちに近いことも平気でする。この戦法は天羽組の小峠華太も似たような事をした経験が何度かあるものの、広瀬の場合は肉体的な頑強さとパワーもあって、その威力は桁違いである。
首の骨格筋が異常に発達しており、矢部光晴の全力のパンチでも降り切れないほどで、肉弾戦では右に出る者がいないほど強いと言え、下手をすれば紅林二郎すら凌駕しかねない。
過去
幼い頃に母は病死してしまい、高校時代に柔道で席巻した経験があるという父と二人だけの父子家庭で育った。父はいつも自分の力を弱者を助けるために使う任侠の持ち主で、幼い頃の広瀬はそんな父の姿に敬意を持っており、貧しくも幸せな日々を過ごしていた。
そんな中、父が成敗した半グレによる車での轢きによる報復を受けた事で致命傷を受ける事件が起きてしまう。それでも、父は驚異的な生命力で蹴散らすも、大量出血が原因で死亡してしまう。
その中で父から常々教わった「強え男ってなぁ痛くても痛いなんて言わねえ 痛がったら弱そうだろ」の言葉を胸に、どんな状況に晒されても強くなろうとあり続け、遂には横浜で恐れられる不良となり、強さの原動力を築き上げた。
活躍
- 2024年2月19日の動画(状況整理)
存在が発表された。
ヤンキー達の間では神様扱いされているとの事。
初登場。
長門碧と共に東京極道にして同盟的存在の天羽組と懇意にしている同地方の極道組織の家入組に他所の地方と関わらないように圧をかけた。
別日、家入組と協力を結ぶために横浜へ赴いた青山琉己と懇意にしている駄菓子屋でかち合い、双方互角の殴り合いの勝負となるが、その駄菓子屋のお婆さんが半グレに絡まれているのを見て一人を瞬殺、もう一人を強烈なプレッシャーで追い返す。なお、喧嘩自体は邪魔が入ったことでお預けとなった。
「兄ちゃんが気合い入ってんのはよくわかった。またどっかで会いてえな」
- 2024年4月20日の動画(小峠華太)
名波和親に飲みに誘われ長門と共にビアホールに飲みに行った。その最中に舎弟の下田から電話を受けた名波に天羽組が閏間地区で半グレを粛清したことを知らされ、怒りの表情を浮かべていた。
「一杯と言わず、とことんいきますか」
- 2024年4月29日の動画(小峠華太)
話すシーンはないが、登場。
家入組組長の家入雅和の動向を探るため、閏間地区を張っていた。
- 2024年5月22日の動画(小峠華太)
天羽組との話し合いが決裂したことを受け神城義信に招集された。家入組の自分たちは15年前の戦争には無関係だったのに巻き込まれた被害者だという考えに怒りを感じていた。
「命をかける人間が目の前にいたのに随分と愛がねえ」
- 2024年6月8日の動画(小峠華太)
神城の天羽組と天城戦争に突入するという発言を、肯定し戦う意志を見せた。
その後、家入組の友好組織・岩田連合の武闘派の立川と戦闘になる。立川に一太刀浴びせられるが、全く意に介すことなく両断した。
「ハマは一つだ。テメェらは仲間を裏切った」
- 2024年6月22日の動画(小峠華太→広瀬大聖→小峠華太)
神城組陣営で初のナレーションに抜粋された。
また、羽王戦争終結後から出演するようになった酒味氏がストーリーのメインナレーションを務めるのも初めてである。
前述の過去が明かされると共に、名波の指示で安芸直治と舎弟を連れて家入組と友好関係にある巻田組へ乗り込み、そこで小峠華太と矢部光晴と鉢合わせる。
神城組 猛拳のタフガイ VS. 天羽組 空手を極めたナイスガイ 待ったなしの殴り合い
- 2024年7月1日の動画(小峠華太)
小峠では相手するのが難しいと判断した矢部と戦闘になる。矢部の強烈なパンチやキックを受けても意に介さず豪剣を叩きつけ、これはギリギリで受け止められるが、矢部の顔面にパンチを放ち矢部の体を吹っ飛ばした。そして、戦闘狂の矢部との戦いが更に苛烈になろうとしたが、その直後、天羽組の増援が来たため安芸と共に撤退した。
「死んでも恨みっこ無しだな…」
少しだけ登場。
外道に雇われた半グレに襲われる被害者とエマが襲われているところに乱入し、その外道を一刀両断して屠った。
「綺麗な姉ちゃん事情があるのは分かる 行きな」
関連項目
類似キャラクター（※父親を持つバグ大キャラと哀しい過去を持つ敵キャラ)
工藤亘清、守若冬史郎、城戸丈一郎∶極道シリーズにおいて、彼同様父からの教えを受けた、もしくは愛情を受けて育った人物たち。因みに、亘生の父である工藤清志と城戸の父親は極道の組員であった（※ただし工藤の父は天羽組の上級幹部であったが、城戸の父は盃を貰えない下っ端の準構成員であった）が、守若の父は一般人である。又、この３人の父親で現在生存しているのは守若の父だけで、城戸の父親は彼が幼少期の頃に城戸を養う為に組織の命令でヒットマン（※使い捨ての鉄砲玉）となり、敵対組織にカチコミを駆けるも返り討ち遭い死亡。亘晴の父、工藤清志も羽王戦争にて追撃に来た城戸から小峠と速水を守る為に殿を勤め、浅倉潤との死闘で重傷を負っていながらも城戸と戦い、立ったまま殉職した。
日下晋平∶彼同様任侠者（※元任侠者）の父親を持つが、こちらは虎の威を借る狐であり、父親と組の名前を使って好き放題していた。因みに晋平の父で、京極組当時５代目組長だった日下孝次郎は若手時代だと広瀬の父のような任侠者だったが、暴対法の締め付けで弱っていく京極組の状況に家族を養う為に組抜けした元舎弟の小西が恨まれていた愚連隊に殺された事が決定打となり、日下を金に貪欲な外道に変えた哀しい過去がある。
天京戦争前に晋平は調子に乗って獅子王組（※旧河内組）の末端組員を殺害した事で獅子王組から粛清対象となり、逃げ回っていた所を同組織幹部（※現在は若頭代理）の龍本雅幸とその舎弟達にに追い詰められ、最終的に孝次郎から護衛を押し付けられていた久我虎徹に見捨てられるという自業自得の末路を迎え、始末を託された龍本によってケジメとして殺害された。
その後、父、孝次郎は天京戦争時、見つからないとたかを括っていたのか天羽組の本拠地がある空龍街の隣町である竜王町に雲隠れしていた所を当時羅威刃の幹部間宮恭平から聞き出した情報で張り込んでいた小林幸真に見つかり討ち取られた。
城ヶ崎賢志、麻生成凪∶彼とは逆に父親（もしくは事実上の義父）から虐げられて育った人物達。因みに城ヶ崎の父親は幼かった彼を施設に引き取らせてから数年後、妻（※城ヶ崎の実母)と別れて１人貧しく暮らしている所を高校生になっていた城ヶ崎に遭遇し、悪びれる様子もなく金をせびった為、激怒した彼に虐げられきた時の復讐もこめて殺害された。一方で麻生の義父は幼少期の彼と暮らしてから４年後に他の女と浮気して、麻生と彼の実母を捨てて蒸発した為、生存している。
