ドレットルーパー
どれっとるーぱー
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダードレッドの量産型ライダー。
グリオンが金剛ラボラトリーを襲撃した際に鶴原鍵一の研究であるアイザックを悪用、自身の人格をAIとして搭載させ、錬金術でドレッドライバーを生成、そのまま仮面ライダードレッドを錬成したのがこのライダーである。
変身時にはユーザーがドライバーの変身操作を行い空中へ置くとドライバーから機械で構成されたような人骨が生成、続いてドレットルーパーの姿が錬成されるプロセスとなっている。
そのため、量産型ライダーとしては珍しくオリジナルと外見が完全に同一。また、ドレッドの欠点である変身者への負荷はそもそも変身者を介在させないという形で回避されている。
システムの都合上、想定上はドレッドの全フォームへ変化できる上、新たに量産タイプの「軍式」まで存在している。
『ザ・フューチャー・デイブレイク』では前述の軍式(ドレットルーパー軍式)が登場。公式サイト曰く、どの世界線であってもグリオンの「ドレッドの自律型としての運用」という計画は殆ど変わっていないとのこと。
スペック
人間の自我がないとはいえ仮面ライダーの力を使っているだけあり、生身の人間程度ならばほぼ一方的にあしらえる格闘能力を持つ。ただ、劇中ではドレッドの固有能力であるレプリケミーのドレイン技や「ドレッドブレイキング」などの必殺技は特に使用していない。
しかし、これまで数々の戦いで錬金術師として成長を遂げ、レインボーガッチャードからエクスガッチャリバーとカメドーンのケミーカードを託された錆丸の渾身の「エクストラストラッシュ」によって斬り裂かれ敗北を喫した。
劇場版に登場した隊長機の個体はそれぞれ壱式以降のフォームとされたためか本編のドレットルーパーよりも戦闘能力そのものは高く、無数にいる配下の軍式と共に仮面ライダーヴァルバラドや仮面ライダーレジェンド、錬金アカデミーの面々と対決することになる。
なお、壱式は突如現れた仮面ライダーガヴ、弐式はズキュンパイアの能力によって魅了されてしまい軍式を薙ぎ倒した後に自分自身を倒してしまい、参式は仮面ライダーレジェンドに敗北した。
余談
名前の由来は「ドレッド」+「トルーパー(trooper)」。「ドレッ“ド”ルーパー」ではなく「ドレッ“ト”ルーパー」である。
名前にトルーパーが付く量産型ライダーとしては4人目であり、他にはライオトルーパー、黒影トルーパー、デモンズトルーパーがいる。
映画では、ドレットのスーツが1着しか無いためカット割りや合成で各フォームが同時に出現しているように見せている。
宇宙船Vol.185(2024年夏号)では、ドレットルーパーを含めたガッチャード最終盤、および『ザ・フューチャー・デイブレイク』の情報が公開されたが、こちらでは終始「ドレッ“ド”ルーパー」と誤記されている。直前で名前が変更されたか、伝達ミスなどがあったのだろうか?