略歴
日本で最も有名な海外アニメのひとつ
1990年代 - 一部テレビ局にて地上波放送(サンテレビなど)
2000年代 - CATVWOWOWで続編放送。
2010年代 - CATV・FOX JAPANにて放送中。
2021年代 - ディズニープラス内で配信中(本編・映画・短編5作品)
概要
原子力発電所がそびえたつ街に暮らす問題家族とその周辺の人々の暮らしをブラックユーモアたっぷりに描くギャグアニメ。原作者が自分の親兄弟をモデルにして作ったといわれる。
日本人に分かりやすく言うと毒を何十倍も濃くした「クレヨンしんちゃん」(更に猛毒なのがサウスパーク)。
毎回OPの締めをくくるのはカウチギャグと呼ばれる「家族がソファーに集合」する場面。
例えば、ホーマーが座るべきところがおじいちゃんに占拠されたり
家の鍵を忘れてしまいソファーに集合できないといった様々な展開が行われた。
アメリカのみならず、今も各国で根強い人気を誇るものの、シンプソン一家が海外旅行に行くが、そこでのお偉いさんに非常識な行為を働くことが多い為、その国では放送しないお約束がある(例:アメリカ合衆国の大統領を殴ることは当たり前、国際電話を用いてオーストラリア政府にイタズラ電話、イギリスのエリザベス女王や日本の昭和天皇にまで国を問わず世界中でハチャメチャな行動を起こす)。
現在シーズン35までが確認されている長寿アニメ。
元ビートルズのリンゴ・スター、メル・ギブソンなどアメリカで有名な大物たちが、活動分野を超えて、様々な場面からゲスト出演している。放送時の時事ネタを風刺したストーリーが多いほか、長寿番組ゆえに時折後付け設定などがされたりしている。
その人気から、2007年に大長編映画化された。しかし、日本語吹き替え版が、所ジョージ、和田アキ子、田村淳、ベッキーなどの芸能人を中心に起用した、TV版とは異なるキャストとなったため、ファンたちの間で物議を醸した。その後、ファンたちの強い要望もあって、オリジナルキャストによる吹き替え版の制作が発表された(ちなみに、DVDではタレント版も併せて収録されている)。
この騒動との関連性は不明だが、2008年に日本初放送されたシーズン15以降は吹き替え版が制作されていない。
更に2010年代に入ると20世紀フォックス配給のアニメ映画の殆どが日本で劇場未公開となってしまう。FOXアニメを代表する『アイス・エイジ』シリーズや、 一時期FOXと配給契約を結んでいたドリームワークス制作作品も例外ではなく、特に後者は日本でも人気があるシリーズの続編の多くが劇場未公開若しくはOVAでの販売となる事態になった。
吹き替え版制作再開を望む声は現在も多い一方、2016年にはホーマー役の大平透が死去。
大平氏は声優変更問題に声を上げてくれたファンへの感謝を込めたイベントを主催していた事もあり、本作のファンからもその死を惜しまれた。
2018年に新作映画が製作されることがウォールストリート・ジャーナルより報じられているがその後の進展は不明。
そして2019年にはディズニー社が20世紀FOX社を買収した事により、ディズニープラス内でシンプソンズが配信される様になった。
現在日本国内ではシーズン33までの本編、2007年に公開された映画(タレント陣の吹替)、マギー主演の短編3本、ディズニープラスオリジナルの短編(一部新キャストの吹替)を視聴できる。
主な登場人物
シンプソンズの登場人物一覧の記事を参照のこと。
著名なエピソード
S01E1「シンプソン家のクリスマス(Simpsons Roasting on an Open Fire)」
記念すべき第1話。但し、日本ではS01最終話に回された。
S01E12「クラスティは強盗犯?(Krusty get busted)」
後に準レギュラーとなるバートの天敵、サイドショー・ボブの初登場回。
S02E03「ハロウィーン・スペシャル(Treehouse of Horror)」
以降のシーズンで恒例になった「ハロウィンスペシャル」その第一回。
ホラー映画を中心に古今東西様々な作品のパロディを3話分詰め込まれた内容となっている。
レギュラーキャラであろうとも容赦なく死ぬのが特徴となっている。
余談ではあるが、後のシーズンの当該回において、S27で「ゴジラ」、S34にて「デスノート」のパロディが放送された。デスノート回に至っては作風を元ネタというより日本アニメ風によせるという徹底ぶりである。
S03E01「マイケルがやって来た!(Stark Raving Dad)」
キングオブポップの名を冠したマイケル・ジャクソンが登場するエピソード。準主役級の扱いでマイケル本人から出演したい意向の電話がスタッフに届き、夢の共演が実現したが後のCSおよびディズニーが運営する定額制動画配信サービス「ディズニープラス」でのシリーズ放映からは外された(第3シーズンのDVD-BOXには収録されている)。尚、マイケルの日本語吹き替えは山寺宏一が務めた。
S09E02「スキナー校長の知られざる秘密(The Principal and the Pauper)」
シンプソンズシリーズ屈指の問題回。それまでシーモア・スキナーと思われていた人物は実は偽物だったというエピソード。ファンはおろか声優やスタッフにも衝撃が走り、長い間黒歴史として扱われた。
S10E23「シンプソンズ東京へ行く(Thirty Minutes Over Tokyo)」
ホーマーが昭和天皇を投げ飛ばすシーンや、ポケモンショックをパロディにしたシーン等が問題となったため、日本では未放送でありDisney+でも欠番扱いだが、2011年のファンイベントにおいてこれを原作とした紙芝居が上演された(投げ飛ばされる役は天皇から当時の東京都知事石原慎太郎に変更された)。但し、あくまでも投げ飛ばすシーンが問題視されいて、ポケモンショックのシーンは比較的問題性が低かったのか、後の総集編的回にて当該シーンが流されている。
S1110「小さなお母さん(Little Big Mom)」
ハンセン病をネタにするシーンがある。此方も日本未放送ではあるが、問題視されたシーン以外のシーンが総集編的回にて流されている。
主演CM
ミスタードーナツ※劇場版公開時におけるタイアップ。CMにおけるホーマーとバートの声はオリジナルキャストが担当している。
関連タグ
作品関連
ファミリー・ガイ(同じFOX制作の社会風刺系アニメで、より過激な内容になっている)
類似
サザエさん/天才バカボン/こちら葛飾区亀有公園前派出所/クレヨンしんちゃん/秘密結社鷹の爪
関連イラスト
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