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CV:三浦千幸

概要

ゼルダの伝説 知恵のかりもの』におけるゼルダ姫で本作の主人公。

不思議な力を持つ杖「トリィロッド」をメインで使う他、ミナミノ遺跡でふしぎな剣を手に入れて以降は「剣士モード」に変身することで様々な武器を扱える。

歴代のゼルダ姫とは異なり無口(喋れないわけではなく、事あるごとに周りへ事情説明するシーン自体はある)だが、掛け声や悲鳴などはボイス付き。選択肢の内容もある程度彼女の性格を感じさせるものになっている。また劇中では「活発なお方」と言われている。

冒頭でガノンに捕らわれていた所をリンクに救われるものの、突如発生した謎の裂け目により離れ離れになってしまう。

しかもハイラル城に戻って間もなく発生した裂け目に飲み込まれそうになり、ゼルダ姫はハイラル王に突き飛ばされたので間一髪のところで逃れることが出来た。

しかし、裂け目から現れた偽りのハイラル王によって裂け目を生み出した犯人に仕立てられてしまい、牢獄に幽閉されていたところ、妖精トリィと出会う。

トリィからもうすぐ自分が処刑されると知り、トリィロッドとカリモノの力で脱出。インパの助言でお忍びの服とリンクが被っていたローブで変装し、脱出口からミナミノ海岸に辿り着く。

手配書が出回って(当の手配書の似顔絵は本人とは似ても似つかない代物)ハイラルの兵士に追われる中、リンクや本物のハイラル王を救出して冤罪を晴らすべく旅に出るようになった。

人物像

ゼルダ姫」のイメージを象徴するような長い金髪に淡い紫色のドレスという姿で、『ふしぎの木の実』の公式イラストの姿に近しい(ドット絵では頭に王冠とお団子を乗せたピーチ姫風な姿だが、エンドカードなどで『時のオカリナ』の大人ゼルダの服装と髪型をした少女風な見た目をしていることが確認できる)。

後述の理由から薄紫のワンピース服の上からローブを被った、魔法使いを彷彿させる衣装で冒険を繰り広げることになる。この服はインパが用意したお忍び用の地味なものであり、これをゼルダが拾った剣士のローブ(プロローグでリンクが被ったもの)で改造した『お忍びの服』であり、以降はこの衣装がゼルダの基本姿となる。

※ローブは「たくさんの冒険をして強くなったリンクのもの」を受け継いだとのこと。

もっとも、ハイラルの住民からは(お忍びの服で変装していることもあって)お姫様その人とは認識されていないようであり、普通に交流できている。指名手配される前は城下町の人々から強く慕われ、冤罪を着せられた後でも住民や兵士たちから半信半疑であり、たとえ犯人だとしてもそんな事をする人物だとは思えないという意見が大半である。

ここら辺を見るに、かなり国民に愛され慕われていたことがわかる。

ちなみにハイラル以外の地方ではハイラルの王女としてあまり存在が知られていないらしく、本名を名乗っても「聞いたことがあるような?」と少しだけ疑問に思われるだけである(そのため、ゲルド砂漠などでは手配書がない)。状況的に、正直に名乗るゼルダも大概だが。

ゼルダ姫の事をよく知らないためか、一部かなり酷いことを口走る人もいる(「兵士に突き出せば報酬をもらえるかも」など)。また、フィローネ湿地帯のデクナッツ達は裂け目を消したゼルダをあろうことか牢屋に閉じ込めて更に持ち物も全て没収すると言う暴挙に及んでいる(というのも、デクナッツたちは裂け目をごちそうであるクモ糸を出す魔物が出てくるいいところと認識しており、被害が出るまで完全放置していた)。

なお、上述の通りリンクのローブを被っているため、リンクに助けられた人々から一瞬リンクと勘違いされることが多い。

能力

お姫様とはいえ、身体能力が高いのか身の丈ほどもある木箱や岩を持ち上げて投げつけることが出来(ただし、重い岩やベッド、トゲトゲとしたウニなどは流石に持ち上げることはできない)、流石にリンクほどではないがちょっとした段差もジャンプで昇ることが可能。

ストーリーでは敵の放った矢をロッドで弾くという芸当まで見せている(実際、タイミングよくスピンすることで敵の実弾を弾ける)。

また、ベッドを出せばどこでも寝てハートを回復できる。それが例え、灼熱のマグマに囲まれてようが極寒の猛吹雪の中でだろうが。

さらに落下ダメージというものが存在せず、どんな高所から落ちてもピンピンしている。

奈落やマグマに落ちてもどういうわけか即復帰する。逞しすぎます姫(なお、この仕様は歴代ゼルダシリーズのリンクと同じ)。

トリィロッドを手に回転する「スピン」で草を刈れる。回転中も移動出来るので刈る範囲はそこそこ。しかも歩くより早く移動出来る。なので、横回転しながら移動する変態になるプレイヤーもしばしば(なお、リンクも一部の作品ででんぐり返ししながら高速移動する変態になることもあるが、彼はやり過ぎると目を回す、横回転なので目を回さず回転できる技術を身に付けているのだろうか)。

誰が呼んだかゼルダ・バンディグー

ただしトリィロッドで敵を直接攻撃は出来ない。ゼルダ姫が直接攻撃をするには、石などを持ち上げて投げつけるか、剣士モードに変身するしかない。

アクセサリーでスピンに怯み効果を付与できるが、一瞬怯むだけでダメージは与えられない。

ミニゲームやミニチャレンジの報酬はゼルダ姫の強化に繋がるものが多く、寄り道になるとしても積極的にプレイしたい。

ちなみにカカリコ村にある道場のミニゲームをクリアすると「家宝のカタナ」が手に入るが、やはり武器としては使用出来ない(あるカラクリを作るための素材となる)。

衣装

最初はメイン画像の衣装しか着られないが劇中では様々な衣装に着替えられる。

当然ながら何も着ないなんてことはできない

前作と比べると衣装の数が少なく、特殊効果を持っている物は更に少ない。

  • お忍びの服

 インパが用意した変装用の衣装。フードはリンクがかぶっていた物を使っている。

 劇中で何度かフードを脱ぐ場面があるが、後ろ髪はお団子にまとめているのが分かる。ちなみにフードなしはイベント限定であり、任意でこの格好にはなれない。

元の持ち主であるリンクの故郷のミナミノ村の一部の住人からは、リンクだと人違いされる場面がある。

 ねむり道場の修行の際、持ち込み禁止のルールの場合はこれに着替えさせられる。

  • 姫の旅装束

 偽ハイラル王たちから城を奪還してから必ず手に入る衣装。

 王家の姫に代々伝わる正式な旅装束。

  • いつものドレス
センシティブな作品

 序盤に着ていた衣装。終盤に発生するミニチャレンジ「秘められた思い」をクリアすると手に入る。

  • シルクのパジャマ

 トーナとおそろいのパジャマ

 ハイラル城を奪還した後、ゲルドの街にいるトーナのミニチャレンジをクリアすると手に入る。

 パジャマとあるがデザインはワンピース。余計な装飾も一切ないのですっぴんのゼルダ姫が拝める。

 残念ながら短パンを穿いているためパンチラはしない生足

 効果は「ベッドで寝る時の回復速度アップ」。

  • 踊り子の服
センシティブな作品

 ゲルド地方に伝わる、はなやかな踊り子の服。

 ハイラル城を奪還した後、ゲルド砂漠のオアシスのミニゲームで「最高の種」をクリアすると手に入る。

 効果は「スピンの範囲増加(スピンの距離はそのまま)」。

  • 赤の服

 リンクの衣装の赤色版。リンク(ティアキン)のamiiboなどで入手出来る。

  • 青のドレス

 いつものドレスの青色版。ゼルダ(ティアキン)のamiiboで入手出来る。

  • ネコの服

 カカリコ村のミニチャレンジ「ネコにたずねて」進行途中で入手。

 効果は「ネコと話せるようになる」。

ガノンドロフのamiiboを読み込ませれば色違いの服も手に入る。

  • スタンプスーツ

 スタンプを25個集めると手に入る。

  • 緑の服

 リンクの衣装。ねむり道場「強者たちの集い・終」をクリア。

余談

  • ゼルダ姫が主人公となった経緯

当初はリンクが主人公として設定されていた。しかし剣と盾があるのにカリモノを使うのはおかしいとしてカリモノ一本でやっていこうとなり、そんな戦い方が出来そうなのはゼルダ姫しかいないということで主人公交代となった。

その後、やっぱり剣と盾も使いたいよねと言うことでリンクの力を借りれる「剣士の力」も設定された。

リンクとは違いゼルダ姫は王族のため「周りに戦える人がいるのになんで旅立たないといけないの?」に対する答えに苦心したという。そこで裂け目を出現させていくことで「自分の住むハイラルが壊されて行く」という理由を作ったとのこと。上記の通り「姫本人がお尋ね者になる」ストーリーも、これに拍車をかけている(また、裂け目の特性もゼルダとリンクに命運を託すしかないという辻褄合わせになる)。

  • リンクとのパワーバランスについて

従来のリンクでは出来なかったジャンプや岩を持ち上げるなど姫らしからぬ姿にユーザーからは「リンクより強いのでは?」と言われている。

しかし実際には、本作のリンクはかなりの身体能力の持ち主であり、明らかにゼルダ姫を凌駕している。

しかも、今作のリンクもアイテムなしにジャンプできる他、ゼルダ恒例のスニークミッションの警備兵もジャンプ可能(なので、追いかけられた時に高台に登っても、登るために用意した足場をそのままにしているとそこから追いかけてくることがある)であるため、ジャンプアクションはゼルダ姫固有の能力ではない。

本作も''豊富な「カリモノ」を用いて自由な発想で攻略出来る(答えは一つじゃない)スタイル''という点から、前々作前作で発生した「アレ」と同様に、今作でも「コレ」が発生した

もっとも、プレイヤーに幅広い自由度を与えると奇行に走る者が出てくるのはどのゲームでもよくあることなので、必然といえば必然である。

ただし、このネタを嫌う人もいるため、TPOを弁えるように。

  • 陰口ネタ

物語中盤のカカリコ村の道具屋で娘に話し掛けると「魔物だらけの世界を冒険するなんて、ゼルダ姫ってきっとムッキムキなんだろうな」と酷いことを言われる。目の前に本人がいるというのに……。

姫川明が手掛けた時のオカリナのコミカライズ版でも似たようなネタがあり、そちらではこどもリンクが「ゼルダ姫ってどんな人なんだろう。すごいブスだったりして」と酷いことを言っている。やはり目の前に本人がいたのでボムチュウで爆破されるという制裁を受けた。

関連タグ

ゼルダの伝説 ゼルダの伝説のキャラクター一覧 知恵のかりもの

ゼルダ姫歴代ゼルダ姫) 女主人公

トリィ(知恵のかりもの)

 ゲームブックだが蜃気楼城の戦いにて初の女主人公となった『初代ゼルダの伝説』のゼルダ姫。本作と同じく妖精をお供にしている。

 スマブラシリーズにおけるゼルダ姫。大乱闘スマッシュブラザーズDXは、ゼルダ姫が初めてゲーム的にプレイアブル化した作品となる(正確にはCD-i作品『ギャメロンの杖』が初の主人公である。任天堂の監修のもと海外で制作されたが、出来が悪すぎてハイラル百科にも名前がないなど公式的には黒歴史扱いされている。しかしながら「ガノンの手に落ちたリンクと王を助けるべく杖を手に戦うゼルダ姫」という点では本作のゼルダ姫と非常に似通っている)。forからは下必殺ワザの「ファントム召喚」を使えるようになり、ある意味逆輸入された。今後スマブラの次回作が発売されるなら、「ファントム召喚」が知恵のかりもの仕様のデザイン・演出に変わるかもしれない。

 前半の「変装をして王女であることを知られないようにする」と言う点ではシークに近いかもしれない。