答エハ ボムチュウ デシタ~!!
ネズミをかたどった、爆弾を搭載した自走式メカ。
作品ごとの位置づけ
ゼルダの伝説 時のオカリナ・ムジュラの仮面
アイテムとして登場。設置するとリンクの正面に向かって真っすぐ走っていき、何かに当たるか一定時間後に爆発する新型バクダン。壁や天井にも張り付いて走るので、通常の爆弾では無理な場所にターゲットがあっても爆破することができる。
ハイラルの城下町ではこのボムチュウを使った最新あみゅーずめんとせんたあ、ボムチュウボウリング場という遊び場も存在しており、ボムチュウを走らせ、コッコを避けながら的に命中させるゲームができる。
コントロールが難しいことを除けば便利なアイテムなのだが、入手経路がごく限られている。草や岩からのドロップが無く、宝箱か専門の店で入手するしかない。
しかも時のオカリナでは高級品であり、子供時代は最低数の10個でも100ルピー、しかも売り切れ御免。これがなくなると、先述したミニゲームの景品(数種類ある中からランダムで選出)でしかもらえなくなる。大人時代ではストーリー終盤の砂漠でうさんくさいじゅうたん商人から何回でも買えるが、価格は10個で200ルピーと、子供時代の倍である。金稼ぎや店への行き来が面倒なら、一個一個大事に使ってあげよう。
一方ムジュラの仮面では最初から買える上に(別途ボム袋を買う必要があるが)、価格も10個で40ルピーと良心的。さらに売り切れもなし。前作より格段に気軽に扱えるようになったと言えるだろう。
なお、『ムジュラの仮面』のイカーナ地方などに「本物のボムチュウ」という魔物が生息しているが、こちらは異様に歯並びのいいネズミのしっぽに爆弾をつけたような生物である。勿論、壁があろうと乗り越えてきて特攻して自爆する。当然、衝撃を与えても爆発し、至近距離にいればリンクもダメージを受ける。遠くから狙い撃つか、突進を盾で弾いて防げば安全に処理できる。
メカとしてのボムチュウはこの生物をもとにして開発されたということになっている。
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実
大地の章・時空の章両方で登場するが、リンクイベントの経由を必要とするためカートリッジが両方必要で、少なくとも片方はエンディングまで進める必要があり、結構面倒である。あと、やっぱり買うと高く(5個で100ルピー)、販売店も限られている。
しかし扱いやすさはシリーズ随一で、標的を補足すると自動で追尾し、爆破してくれるスグレモノ。
ゼルダの伝説 風のタクト
今作では魔物として登場。バクダンを扱うグース(顔面に仮面のような模様のある目つきの悪いネズミ)。
ダンジョンの壁にある巣穴からバクダンを抱えて出てきてリンクめがけて投げつけてから巣穴へ逃げ帰る。
すばしっこく攻撃を与えるのは困難だが、リンクの扱うバクダン同様に爆発までにはラグがあるため投げ返すことで倒すことも可能。
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
ゴロンの神殿で入手できる。
壁こそ登れない2D作品(代わりにボムチュウにしか通れない穴はある)ではあるものの、今作は全編通してタッチ操作のため、タッチペンで予め描いて設定したルートに沿って自在に走り、ルートの途切れた任意の地点で爆発する。
ゼルダ無双
デザインは「時のオカリナ」とほぼ同じだが大型のメカとなっており、レジェンドモードでは味方軍の兵器として障害物の破壊に、アドベンチャーモードの一部ステージでは敵軍の兵器として砦攻略用に使われている(砦到達後1分で自爆する)。
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
偽リンクとの3回目の戦いを制することで力の爆弾が手に入り、それを1段階強化するとボムチュウが使用出来る。普通に使うとただのバクダンだが、ボタン長押しでチャージするとボムチュウに変化する。
なお、偽リンクもボムチュウを使用する。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』で初登場。原作同様の手持ちサイズで、拾って投げると地形に沿って走り、誰かにぶつかると爆発する。原作と違い、時間経過では爆発しない。爆弾なので拾わずに攻撃してしまうとこちらがダメージを受けてしまう。