発端は気にするな
仮面ライダーOOOの第1話において、初めてオーズに変身した火野映司の耳に聞こえてきたのは
「タカ!トラ!バッタ! タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!」
という謎の歌。
「何だ、今の歌…? タカ、トラ、バッタって…?」という映司の素朴な疑問に対しての、アンクの素っ気ない回答がこれである。
気にするなと言われても、CMでも流れまくっているので気にするなというほうが無理。
その気になる歌の正体は「スキャンがコンボ状態だとオースキャナーはより強大な力を発揮し、その際に溢れ出る音声はまるで歌のように聞こえる」もので、簡潔にいうと一種の効果音であり歌ではない。VVVFのようなものである。
コンボソングはオースキャナーから変身者である映司の脳に意味のある音声として認識される周波数を出しているという設定のため、あれだけうるさくても映司以外には聞こえていない。
だが仮面ライダーシリーズ放送通算1000回記念回では、伊達明が映司の変身に合わせて思いっきり歌っている。
当然アンクにも聞こえていないはずだが、恐らくアンクは800年前の王から、伊達は映司から話を聞いたのだろう。
なお、ラトラーターコンボ初登場となる第9話が放送されたスーパーヒーロータイムOPでは、ゴセイイエロー・モネが「黄色のメダルが3つ揃った!新しい歌が聞けるかも!?」と述べていた。
ちなみにガンバライドでも言ってくれる(003弾から)。
串田ボイスばかりが印象に残りがちだが、コンボソングはインスト版も存在し、玩具CMやメダガブリューの必殺技音声にも採用された。
CMは気にするな!
特にタトバコンボは小気味よいことからCMでは替え歌が使用されている。
オーズドライバーのCMだけでもキャンディトイ・ガシャポンをPRしたものと、オーズドライバーCMオーメダルセット01をPRしたものとではフレーズが異なり、MOVIE大戦COREのCMでも前売り券販促用のものと公開中に放送されたCMとではコンボソングが異なる。
この他にもオーズスペシャルイベントではモモタロス、『ネット版 仮面ライダーOOO(オーズ) ALL STARS 21の主役とコアメダル』のFILEトラでは火野映司と真木清人がタトバのコンボソングを歌っており、後者ではタトバコンボがなぜ「タカトバ」ではないかについての解説も行われている。
備考は気にするな
これを機に、仮面ライダーシリーズのベルト(に関わらず変身アイテム)はどんどん歌みたいな(BGMに合わせてリズミカルに喋る)変身音が増えていく。いわゆる黙ると死ぬベルト。
また、近年では特撮に関わらず他作品のアイテムに言えないこともない。
関連タグは気にするな
串田アキラ…声の主
さっきから何なんだこの歌は!?:令和のロボットアニメ第1話における、主人公の同様のリアクション。こっちは相棒自らが流していた。