概要(広義)
『ヒーロー不在』とは
広義では、いわゆる「英雄がいない状況」で、おもにディストピア的な世界を描く際に付けられる
関連タグ(広義)
アウトロー:こちらは正義の味方が不在な状態であり、pixivではこの意味で『 ヒーロー不在』タグを扱った作品は少ないと思われる
概要(狭義)
狭義では
- レギュラー・準レギュラーが女子キャラクターばかりの作品
- 主要キャラに男性キャラはいるもののヒーロー扱いはされない(メインキャラクターの父親や兄弟や息子、オスのマスコットキャラクター、普通のクラスメイト、名無しな小悪党などで、かつホームドラマや群像劇の要素が弱く影が薄い。容姿がイケメンかブサイクなのかは関係ない。)
- 王子様ポジションはいるが、ヒーローではない(話に直接関わってこない、女子主人公の恋愛用というより女子視聴者の目の保養用、乙女系・BL・最終回発情期とは異なり明確にイケメンが売りと明言されていないなど)
といった男性キャラクターの存在感が薄い作品を表すことがある。
コンテンツとしては新しく、80年代から今に至る。
「対義語はヒロイン不在」と言われることもあるが、こちらが要約すると「メインキャラクターが女子だらけ」(男が家族含めて全員モブ、女子全員が異性愛を主軸に話を展開しようとしない、女子ばかりなのが激しいバトルの結果ではない、モブじゃない男が出るのかレギュラーが男体化しただけでヒーロー不在が直りそう)なのに対し、あちらは「ヒロインという役割を遂行するキャラが居ない」(「メインキャラクターに女子が居るが主人公の親だったり既婚者だったりしてヒロインたりえない」「本来はバトルだけの話じゃないのにヒロインなどが出る日常の影が薄い」といった特殊な状況が多い)であり、純粋な対義語とは言い難い。いうならばこちらは『男子はいなくてもいい』のに対し、あちらは『女子はいても構わない』と言う意味に取れることになる。こういうキャラ構成は時代を追うごとに増えており、『女尊男卑』が地を行く結果となってしまっている。過去には男性キャラのみの漫画やアニメもあったのだが。
補足
原作となる作品では男主人公(ヒーロー)に相当するキャラクターがキチンと存在するが、メディアミックス……特にアニメ版においてはその『男主人公が存在抹消されたことによりヒーロー不在な作品と化してしまう』というケースも少ないながらに存在する。
狭義の『ヒーロー不在』における代表的な作品の一覧
作品についてはヒーロー不在の一覧を参照。
関連タグ(狭義)
男子力(ヒロイン):主人公は男でも性格や行動がヒロインのポジションの場合、対になる女子キャラがヒーロー的活躍をすることも多い
ヒロイン不在:ヒーロー不在の女子版に相当する言葉で、対義語として用いられることもある。
DMM.com:対義語となるヒロイン不在にも該当作品があり、両極端の作品(ブラウザゲーム)が割合的にも多い。
まんがタイムきらら:無印に限らず他のきらら系列の雑誌もヒーロー不在の作品が多い(例外あり)
リカちゃん:大人の事情の事情でよく彼氏が変わるが、それと同時に本人の設定まで変わる子である。