「俺の菓子、気に入ってくれて嬉しいぜぇ……!」
人間態の演者:兼任
スーツアクター:川島翔太郎
データ
- 身長:203.2cm〜
- 体重:122.7kg〜
- 特色/力:刺突攻撃/防御力
概要
絆斗の予想では、ケーキ等の洋菓子店『ガトー・コキーユ』の前で子供にマドレーヌを配っている男性が人間態ではないかと推測している。
背中に牙と口を生やした竜巻状の巨大な黒い殻を背負った鬼の角を思わせる触角を生やす橙色の黒ずんだ姿を持ち、両手は甲殻類を思わせるギザギザのハサミとなっている。
前腕から繰り出すハサミによる刺突攻撃を得意とし、背部の殻は仮面ライダーヴァレンの銃撃を弾くほどの硬度を持つ。
感情表現が素直な子供をターゲットにする等極めて悪質。
トンネル内で子供が立て続けに行方不明になっている事件の犯人であり、マーキング代わりでもある店の菓子を食べて笑顔になったところを狙っていた。
活躍
狩り場であるトンネル内で子供達をヒトプレスに変えて誘拐しており、そこでマドレーヌを食べていた少年を背後から狙うも調査をしていた絆斗の銃撃で阻止されてしまい、そのまま彼の変身したヴァレンとの戦闘を開始。
自身の殻とハサミで叩きのめそうとするも狭いトンネル内では長所を満足に活かせず、臆することなく立ち向かってくるヴァレンの猛攻に不利を悟って撤退した。
絆人は少年が逃げる際に落としていったマドレーヌの包装と「俺のお菓子、旨かったかぁ?」という発言から、ヤードが『ガトー・コキーユ』の店主に化けているのではないかと考え店に向かうも、一足違いで店は跡形もなく消え去っていた。
しかし、店の前の歩道には何かを引きずったような跡が残っており...。
逃亡後は、公園でマドレーヌを食べていた高瀬きらりをヒトプレスに変えようと企む。
余談
名前の由来は恐らく「ヤドカリ」の「ヤド」から。
ヤドカリをモチーフにしたライダー怪人は『仮面ライダークウガ』に登場するメ・ギャリド・ギ以来24年ぶりとなる。
なお、ケーキ屋の店名「ガトー・コキーユ」のガトー(gâteau)はフランス語でケーキや焼き菓子、コキーユ(coquille)は貝殻を指す。
下半身のスーツはボンの流用。