帝シリーズ(みかどシリーズ)は、遊戯王OCGにおける「帝」と名の付くモンスターの通称である。
基本的に「帝」と呼ばれるが、pixivにおいてはこの名前で登録されている作品があるため、ここで解説する。
概要
雷帝ザボルグ・氷帝メビウス・炎帝テスタロス・地帝グランマーグ・風帝ライザー・邪帝ガイウス・光帝クライス・闇帝ディルグの8種類が存在。
全て「○帝○○」と言う名前が付くモンスターであり、アドバンス召喚に成功することで効果を発動する。
属性・種族はそれぞれで違うが、いずれも攻撃力が2400で守備力は1000という点は共通している。
効果を発動することで相手に損害を負わせることができ、気軽に召喚できるのが利点。
黄泉ガエル等で安定してリリースするモンスターを確保するギミックを搭載したコントロールデッキが強力だが、属性や種族の合うデッキに単体で入れられることも多い。
ただし光帝クライスと闇帝ディルグについては召喚・特殊召喚したターンに攻撃できない、特殊召喚でも効果が発動できるなど他の帝シリーズとは違う特性を持つため、それらを採用する場合には異なったデッキ構築が求められる。
上級モンスターの基準値である攻撃力2400を持ち、それぞれ効果も便利であるため上級モンスターの中では採用率が高い。
風帝ライザーは2008年3月1日に一度制限カードに指定されたが、後に解除されている。
守備力が低いため相手モンスターの表示形式を変更する効果には弱く、特に月読命には単体で処理される点には注意が必要である。帝シリーズが登場した当初は月読命の採用率が高かったため、こちらの評価は低かった。
アニメ『遊戯王GX』では斎王美寿知が部下に使わせておりデュエルで使用した他、実体化して結界を作り出したりもしていた。この頃にはまだ雷帝ザボルグ・氷帝メビウス・炎帝テスタロス・地帝グランマーグしか存在しなかったため四帝と呼ばれていた。
帝一覧
名称 | 属性 | 種族 | 効果 |
---|---|---|---|
雷帝ザボルグ | 光属性 | 雷族 | フィールド上のモンスターを1体破壊 |
氷帝メビウス | 水属性 | 水族 | フィールド上の罠・魔法カードを2枚まで破壊 |
炎帝テスタロス | 炎属性 | 炎族 | 相手の手札を1枚ランダムに墓地に捨て、捨てたカードがモンスターならレベル×100ポイントのダメージ |
地帝グランマーグ | 地属性 | 岩石族 | セットされたカードを1枚破壊 |
風帝ライザー | 風属性 | 鳥獣族 | フィールド上のカード1枚を持ち主のデッキの一番上に戻す |
邪帝ガイウス | 闇属性 | 悪魔族 | フィールド上のカード1枚を除外 |
光帝クライス | 光属性 | 戦士族 | フィールド上のカードを2枚まで破壊、その後破壊されたカードのコントローラーは破壊された数だけドローできる |
闇帝ディルグ | 闇属性 | 魔法使い族 | 相手の墓地のカードを2枚まで除外し、除外した数だけ相手のデッキの上からカードを墓地に送る |
他には機皇帝等も一応「帝」という文字が名前に使われているが、全くの無関係である。