概要
遊戯王OCGには「雷属性」が存在せず、電気や雷に関連する種族として雷族があるのだが、その種類は非常に少なく、OCGが始まった1999年から2020年までに100種類前後しか存在しないレアな種族である。
「雷光」のイメージから光属性が多く、初期の頃は雲や天候と関係のある風属性もいた。
なお、この種族の読み方は「かみなり」ではなく「いかずち」なので注意。
最初期には該当するカードが殆ど無く、代表カードが通常モンスターで、
低レベル・低ステータスの『サンダー・キッズ』『ララ・ライウーン』と言われる事もあった。
『サンダー・ドラゴン』等、部分的に活躍した雷族はあったものの、
単体起用がメインだったのでサポートカードもなく、強力な効果を持つ『ライオウ』や生贄召喚のディスアドバンテージを取り返せる『雷帝ザボルグ』が登場するまで種族としては空気だった。
OCG第一弾から約10年以上を数えた第4期に入り、『電池メン』のカードが登場した事で雷族統一デッキを組める様になり、第10期以降ではパワーカードの登場や急速な拡充で一気に種族としての存在感を増している。
なお、OCGでは不遇だった雷族だが、ゲーム作品では何故か優遇されていた。
- 初期のフィールド魔法は特定種族の攻撃力・守備力200アップ、他種族は200ダウンという物があったが、雷族は能力が下がるフィールドが存在しなかった。
- 「真DM2」ではこの得意地形・苦手地形が移動力に直結していたので、獣戦士族と並んで地形の悪影響を受けず、地味に便利である。
- 「DM」シリーズではモンスターを2枚重ねて融合出来たが、『双頭の雷龍』が非常に優秀。
- 適当なドラゴン族+雷族で出せるのに攻撃力は2800と破格。攻撃力1600未満のカード2枚で融合すると『サンダードラゴン』になるが、適当なドラゴン族がもう1枚あれば召喚できる。
- 「真DM」では攻撃力でほぼ全ての勝敗が決まる上、強いカードの入手難易度が異常に高いので、普通にプレイすると中盤まではこのカードがエースとなる。
主な使用者
遊戯王GX
斎王美寿知の部下雷丸が「ザボルグ」を中心とする【雷族】を使用。
オリジナルカード「雷騎士(サンダーナイト)」や「暴走コンデンサー」といったカードも使用。
遊戯王5D's
アニメ本編では雷族の使い手は確認できないが、ゲーム作品では度々主要人物が使用しておりWCS2011では主人公の仲間ミサキが【エレキ】を使用する他、タッグフォースでは制服版龍亞が【エレキ】、制服版龍可が 【電池メン】をそれぞれ使用する。
タッグフォースのシナリオにおける設定上、制服の時は龍亞と龍可が互いのデッキを入れ替えて使用している為、本来は龍亞が【電池メン】、龍可が【エレキ】の使い手である。
漫画版遊戯王ZEXAL
Mr.ハートランド第二の刺客にして電子から生まれた決闘者サンダー・スパークが【サンダー】を使用。
「OKaサンダー」、「OToサンダー」、「ONeサンダー」、「ONiサンダー」、「OToNaRiサンダー」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚する「No.91サンダー・スパーク・ドラゴン」が切り札(ただし、「No.91サンダー・スパーク・ドラゴン」の種族はドラゴン族)。
主な雷族
通常モンスター
効果モンスター
融合モンスター
シンクロモンスター
エクシーズモンスター
リンクモンスター
雷族が多いカテゴリ
エレキ 霞の谷 サンダー・ドラゴン 電池メン スプライト(遊戯王)