概要
『POWER OF THE ELEMENTS』で登場した闇属性・雷族の下級モンスター。
スプライトに属しており、同カテゴリのサーチャーとして重要な役割を持っている。
外見は大型の黒いジャンパーや手袋を纏った細身のモンスターで何となくファッショナブル。
後に2023年4月1日のリミットレギュレーションでスプライト・エルフが禁止カードとなり、同日このモンスターも制限カードに指定された。それ以前のリミットレギュレーションで純構築の【スプライト】は弱体化していたものの、他カテゴリとの混成デッキが環境で依然として活躍していた点が問題視されたと思われる。
カードテキスト
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル2またはランク2のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「スプライト・ブルー」以外の「スプライト」モンスター1体を手札に加える。
解説
(1)は自分フィールド上にレベル2・ランク2のモンスターが存在する場合手札から特殊召喚できる効果で、同様の効果をスプライト・ジェットとスプライト・ピクシーズも所持している。
これにより召喚権を使うことなく展開することが可能で後述の固有効果の発動に繋げることが可能。
(2)は特殊召喚時に「スプライト」モンスターをサーチする効果。
妨害効果を持つスプライト・レッドやスプライト・キャロットをサーチして盤面を補強する、スプライト・ジェットをサーチすることで間接的に「スプライト」魔法・罠カードをサーチするなど幅広い用途を持つ。この効果は『特殊召喚時』に発動するためスプライト・エルフなどで相手ターンに蘇生して次のターンに備えることも出来る。
原作・アニメでは
遊戯王OCGストラクチャーズにおける「ストロング十九vsサイキック天道」戦で天道が使用。
スプライト・スターターで特殊召喚され、効果でスプライト・ジェットをサーチ。 そして深海のディーヴァと共にスプライト・スプリンドのリンク素材となった。
その後スプライト・スマッシャーズのコストとして墓地から除外され、ネメシス・コリドーの効果でデッキへ戻った。
余談
名前の由来は超高層雷放電の一種「ブルージェット」と思われる。
レッドスプライトよりも低い成層圏上部付近で見られる放電現象であり、青く細長いのが特徴。
ちなみにスプライトモンスターの装飾品には十二星座のシンボルマークが描かれており、このモンスターの場合はヘッドホンや靴にてんびん座のマークが見られる。
尚、このモンスターとスプライト・ジェット、スプライト・スターターは相互にサーチし合う関係にあり、実質的にこれらのカード一枚で全ての「スプライト」モンスターにアクセスできる。上記のように制限カードに指定されたのには【スプライト】自体のデッキパワーに加えてこうした背景もあると思われる。