概要
CV:戸谷公次(第21回超人オリンピック)、田中秀幸(夢の超人タッグ編およびキャラソン)
テリーマン・スペシャルマンと同じくアメリカを代表する正義超人。また、web版では、どこかの星からやってきたアメリカの超人であることが明らかになった。
後に従兄弟である悪魔超人・ブラックホール(キン肉マン)と『四次元殺法コンビ』を結成している。
性格は曲者ぞろいの正義超人の中では温厚で純粋な性格。
超人強度は70万とさほど高い数字ではないが、「クロノスチェンジ」という顔面の星(五芒星)を動かすことで限定的ながら時間・空間を操るというその気になれば無敵になれる正義超人中でもぶっちぎりにチートな能力を持つ。
タッグ戦ではパートナーのブラックホールの四次元交差と相俟って極めてトリッキーな戦いをみせる。
実は17歳である。あと女性にモテるらしい。(『キン肉マン』当時)
『キン肉マンⅡ世』では、「超人オリンピック」にて万太郎vsケビンマスクの決勝戦の立会人の一人を務めた。
得意技は「スペースファルコン」「スペースシャトル」「ストップ・ザ・タイム」等。
活躍
超人オリンピック
この大会が初登場。超人オリンピック ザ・ビッグファイトにアメリカ代表として出場、予選を突破し、決勝トーナメントの組み合わせではAブロックのシード権を得た。
アニメでは組み合わせ抽選会の際、大砲で撃ち出され、空を舞って入場していた。
決勝トーナメントではティーパックマンを破り勝ち上がってきた、ソ連代表のウォーズマンと対戦が決まる。その際ウォーズマンに握手を求めるが、受けてもらえなかった。
「米・ソの超人大戦」と称されたこの試合ではペンタゴンが空中殺法で闘いを優位に進め、フライング・ソーセージでとどめに入るが、突如飛び上がったウォーズマンにより翼を千切られ、顔面をベアークローで引き裂かれ敗北。
千切れた翼はキン肉マンのコスチュームとして廃品利用されている。
何とか一命は取り留めたが、その後ウォーズマンの残虐行為を許す超人オリンピックに失望したらしく、「荷物をまとめて退散」と言っていた。
7人の悪魔超人&黄金のマスク編
7人の悪魔超人編ではキン肉マン対ブラックホール戦を観客席でスペシャルマンたちと観戦。キン肉マンを応援し、できれば代わってやりたいと語っている。
黄金のマスク編では後楽園球場で超人体力測定を受けていたが、悪魔六騎士に他の正義超人同様パワーを奪われ、生命維持装置に入った。
夢の超人タッグ編
従兄弟であるブラックホールとタッグを組んで四次元殺法コンビを結成。
正義超人委員会から宇宙超人タッグ・トーナメント出場の推薦を受ける。作中では描かれていないが、銀河系超人タッグタイトルをスカイマン、カレクック組から奪取している。
トーナメントでは1回戦でマッスル・ブラザーズ(キン肉マン、キン肉マングレート)と対戦。ブラックホールの四次元殺法とクロノス・チェンジで善戦するも、仕掛けを見破ったキン肉マンと、四次元から脱出したキン肉マングレートのツープラトンであるマッスル・ドッキングを史上初めて受け敗退。
キン肉星王位争奪編
一時的に死亡しており王位争奪戦一回戦の時点では超人墓場で浮遊していたが、決勝時に復活。ネプチューンマンのメッセージに感動し全世界の正義超人と合流。
キン肉マンの応援に大阪城に駆けつけ、瀕死のキン肉マンにエールを送った。
完璧超人・無量大数軍編
2010年代にWebで再開された『キン肉マン』では、ブラックホールが完璧超人ジャック・チーに止めを刺されそうになる中、「光さえも吸い込む至高のブラックホール」によって空間が歪んだことでブラックホールと意思を通わせる。
正義超人と悪魔超人というイデオロギーを超えた友情と、「勝つためには手段を選ばないのが悪魔」というブラックホール自身の言葉から、試合の最中にブラックホールの身体が裏返るようにしてペンタゴンにチェンジ。
上記の必殺技を全て叩き込み、さらに「クロノスチェンジ」でジャック・チーの「フォーセットクラッシャー」を返し、そしてブラックホールに止めを刺させるという、まさに「伝説超人」にふさわしい(というか、35年近くの中で最高の)活躍を見せた。
容姿
ほぼ全身白一色のタイツに顔は星だけ、背中に翼という極めてシンプルな容姿はタッグパートナーのブラックホールと並び、作中でも異彩を放つデザインであり、根強いファンが存在する。
ちなみに、腕に赤いラインが存在する場合としない場合が存在する。
アニメでは赤いトランクスを穿いていた。