「多少の無茶は、承知の上だ!」
基本概要
スパロボシリーズの主人公の中では比較的高齢(といってもまだ20代だが)ということもあり、冷静で落ち着いた様子を見せることが多いが、根は熱血漢。
生きることに対する執着心が強く、そのためならどんな過酷な状況に置かれても決して諦めない強い精神力を持つ。これは、自身が幼い頃から貧困と向き合ってきた事や、かつて所属していた部隊の隊長であり、人生の師でもあるアルベロ・エストの教えによるものである。
また、アルベロから精神統一のために座禅をさせられた経験があり、その影響で日本文化にも精通している。
スーパーロボット大戦MXでのヒューゴ
かつては連邦軍特殊部隊『クライ・ウルブズ』に所属していたが、デビルガンダムとの戦闘で部隊が壊滅。部隊長のアルベロは行方不明となり、自身も瀕死の重傷を負う。そこをミタール・ザパト博士に助けられ一命を取り留めるが、その際に身体の約半分を機械化され、拒絶反応を抑えるための薬物を定期的に投与しなければ生きていけない体となってしまう。
その後、薬物投与と引き換えに、連邦軍の特殊プロジェクト『ツェントル・プロジェクト』に参加することをザパト博士から引き受けたヒューゴは、オペレーターのアクア・ケントルムと共に試作機のテストパイロットを務めることになる。
その最中に試作5号機メディウス・ロクスが強奪される事件が発生。追撃任務が下され、メディウスを追っていた途中でネェル・アーガマと合流。
以後、メディウスを追いながらマグネイト・テンの一員として各敵勢力と戦っていくこととなった。
最初は自身の力量と経験から、アクアの助言を無視することが多かった。しかし、メディウスを強奪した犯人がアルベロと判明した際に意気消沈したところをアクアに叱責され立ち直ったことをきっかけに、互いをパートナーとして認め合い、信頼するようになる。
本作のラストで完全に不都合の無い元の体に戻り、パーソナルトルーパー操縦の教官としての道を選ぶ。
ちなみに、『MXポータブル』では後継機登場イベントを中心に、一部シナリオの追加がされており、初期主人公機が破壊された際に、一時期に消息を絶つ(複座式コクピットの前部をメディウスに破壊されている)が、その後ザパト博士が極秘裏に機体を回収し、ヒューゴに後継機を与えるという展開になっている。
専用BGMは『Burning Red』(『MX』初期、『OG外伝』)、『The Watchdog of Hell』(サーベラス・イグナイト)、『Let's Ignition!』(ガルムレイド・ブレイズ)。
スーパーロボット大戦OGシリーズでのヒューゴ
『スーパーロボット大戦OG外伝』から登場。本作では事前告知なしの「サプライズ参戦」ともいえる形で登場した。
本作では『クライ・ウルブス』壊滅より以前の物語をモチーフとした展開になっており、その一隊員としてアインストレジセイアの捕獲、ホワイトスターでのホーンドマン(ツヴァイザーゲイン)の鹵獲(この作戦はホワイトスターが時空転移を開始したため、ソウルゲインの残骸を回収しただけに終わる)等の任務をこなして行く。
『ツェントル・プロジェクト』の研究施設「トーチカ」の護衛中、アインストレジセイアが変質したイェッツトレジセイアの暴走事故が発生し、その撃破をザパト博士より命じられる。
本作では量産型ゲシュペンストMk-Ⅱに搭乗するが、『MX』においても回想シーンで『クライ・ウルブズ』時代に赤い量産型ゲシュペンストMk-Ⅱに搭乗していたことが確認できる。
アニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』においても、最終話でアルベロ機と共に一瞬だけ登場している。