曖昧さ回避
1.ギリシア神話に登場する多頭蛇の怪物。多くはこれを指す。本項にて解説。
2.クラゲの仲間である、 腔腸動物の一種。本項で解説。
3.「風の谷のナウシカ」に登場する不死の兵士。また、それを施すための術の名称。
4.冥王星の衛星の一つ。
5.世界最強といわれるチェス対戦用コンピュータ。
7.「ウルトラマン」に登場する怪獣。本項で解説。
8.「仮面ライダーウィザード」に登場する怪人・ファントム。=ヒドラ(ファントム)
ヒドラ(伝説の怪物)
ひとつの頭を斬り落とすと傷口からふたつの頭が再生すると言う驚異の再生能力の持ち主。また、複数ある頭の内、中央のひとつは不死だと言われる。
強力無比な猛毒を持ち、その効力は不死である神々ですら苦悶する程。
女神ヘラによって地上に使わされ、レルネーと言う沼に陣取って付近の人畜に甚大な害をもたらした。
英雄ヘラクレスの「十二の難事」の二つ目の試練にて彼と戦う。「火で焼かれると再生能力を失う」と言う弱点を見抜かれ、頭を切られたそばからヘラクレスの甥によって傷口を焼かれ、再生できずに敗れた。また不死の頭は地中深く埋められ、巨岩を重石に乗せられて封印された。
この試練はヘラクレスの勝利に終わったわけだが、ヒドラ自身は強力な呪いを残していった。
と言うのも、ヒドラは血液もまた強い毒性を持つのだが、それに気づいたヘラクレスは自分の鏃全てにこの血液を塗りつけた。結果、ヘラクレスは強力な毒矢を獲得するが、その矢で誤って師匠のケンタウロス、賢者ケイローンを射てしまう。ケイローンは不死であったために地獄の苦しみを受け、彼は不死を返上して星座となった。また、ヘラクレス自身も妻によって衣服にヒドラの血液を仕込まれ、そうと知らずに服を着たために体が腐食してしまう。彼は自身の体を焼かせて星座となった。
ヒドラはヘラクレスによって倒されたが、そのことを哀れんだヘラによって星座にされた。
これが「うみへび座」であるらしい。
非常に有名な怪物のひとつであり、昨今ではRPGのエネミーとしても頻繁に登場する。
関連タグ
ヒドラ(生物)
刺胞動物門ヒドロ虫綱花クラゲ目ヒドラ科に属する淡水域に生息する無脊椎動物。
何が何だかよく分からないが要はクラゲの仲間。
細長い体を持ち、一端には口、反対側には6~7本の触手を生やしている。体長約1㎝程度で、触手はそれ以上伸びるという。
この触手には刺胞という毒針があり、これに引っ掛かったミジンコなどを麻痺させて捕食する。
多くは透き通った白や赤みがかった白の体色を持つが、緑藻を体に共生させ緑色の体を持つものも存在する。
関連タグ
ヒドラ(ウルトラ怪獣)
別名:高原竜 身長:60m 体重:なし 出身地:伊豆大室山
大室山から出現した怪獣。伊豆シャボテン公園にある像「高原竜ヒドラ」と同じ姿をしている。
始祖鳥の一種ボルカノプテリクスとも、像をデザインしたムトウ・アキラ少年の化身であるともされる。
硬い爪や嘴、口から放つ火炎や翼を羽ばたかせて発生させるマッハ2の突風を武器とする。
国道ルート87で轢き逃げ事故にあって亡くなったアキラ少年の霊が乗り移ったかのように、ルート87を通る車を無差別に襲撃し、復讐を果たそうとする。
ウルトラマンや科学特捜隊と戦うが、スペシウム光線を回避した後、アキラ少年の霊と共に大空の彼方へ飛び去った。ウルトラマンも後追いせず、あえて逃がす選択を取った。
その後、アキラ少年を轢き逃げした犯人が自ら自首し、事件は幕を閉じた。