概要
野菜の一種である。
真核生物植物界被子植物門双子葉植物綱ビワモドキ亜綱フウチョウソウ目アブラナ科ダイコン属の植物。
原産地は地中海沿岸で、古代エジプト時代から栽培されてきた野菜である。
肥大化した根の他、葉や発芽直後の胚軸と子葉(カイワレダイコン)も食材にされる。
ちなみに消費量は日本が世界一らしい。
また、役者や俳優の間で演技が下手な人は「大根役者」と呼ばれる。
大根には消化酵素が含まれており、食べても速やかに消化されて「あたりにくい」事から、当たり役に恵まれず芽が出ない役者をそう呼んだ、と言う説が有力。
一説によると武器にもなるらしい。
トリビア
大根が白いわけ
昔々、ダイコンさんとニンジンさんとゴボウさんが一緒にお風呂屋さんに行きました。
ゴボウさんはちっとも体を洗わず浴槽の外で遊んでばかりだったので、真っ黒のままになってしまいました。
ニンジンさんは熱いお風呂に我慢して浸かっていたので、全身真っ赤になってしまいました。
ダイコンさんはよーく体を洗ったので真っ白になりました。
〔日本の昔話〕
大根が恩返ししてくれた話
昔々、ある貴族が「体に良い薬になる」と言って、毎日大根を2本焼いて食べていました。
ある日、その貴族の屋敷が夜討ちに遭いました。あわやと思われたその時、どこともなく二人の侍が現れて、夜討ちに来た武士たちをばっさばっさと斬り倒すではありませんか。
命を救われた貴族は、侍たちに「あなたがたはお見かけしないが何処からいらしたのか」と尋ねました。すると侍たちは「我々は、あなたがいつも『体に良い』と言って召し上がっているダイコンの精です。あなたがダイコンを大切なものとして下さっているので、その恩返しに助けに参ったのです。」と言い、どこへともなく消えてしまいました。
〔今昔物語集より。なお吉田兼好は徒然草でこの話を採り上げて「どんな事でも信じて貫けば必ず御利益がある」と記しているが、つまり信じていればいつかは二次元の嫁がモニターの向こうから出(ry〕
(上記に似た説話で、大根を観音菩薩の姿に削った物を食べたら、幽霊や妖怪がその者に近寄る事が出来なかった、と言う話もある)
関連タグ
白 根 ニンジン ネギ ゴボウ カブ カイワレ/貝割れ大根 ハツカダイコン