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バチカン市国の編集履歴

2013-06-15 16:23:14 バージョン

バチカン市国

ばちかんしこく

ヨーロッパに位置する国家。カトリック教会の総本山。

概要

ヨーロッパイタリアローマ市内にある、世界最小の国家。略称で「バチカン」とも呼ぶ。

人口は800人前後。


イタリア語ではStato della Città del Vaticanoと書く。また日本語ではヴァチカンとも書く。

ローマ教皇が居住するキリスト教カトリック教会の総本山で、都市国家、宗教国家であり、街そのものが世界遺産に登録されている。

国土は日本の皇居より小さく、中国北京天安門広場とほぼ同じ広さ。


歴史

もともとここが「ウァティカヌスの丘」と呼ばれた地名から由来している。

ここで聖ペドロが殉死したため、聖地でありキリスト教の中心地となった。

4世紀前半に教会が立てられ、ここに移り住んだ司教が教皇となって、全ての教会へ影響力を及ぼすようになり、カトリックの本拠地となった。

教皇領を拡大させたが、19世紀にイタリアに多くの領地を接収され、1929年のラテラノ条約により教皇庁の権利が放棄されるかわりに、バチカンの独立と教会の特別な地位を保証させた。


政治・行政

ローマ教皇を頂点とするローマ教皇庁が統治しており、教皇庁のトップ国務長官のもと行政庁長官が実務に当たっている。

公用語はラテン語で、一般にはイタリア語やフランス語ドイツ語を喋る。通貨ユーロ

軍事力はほぼなく、スイス人傭兵やイタリア警察がいるだけ。その傭兵の斬新な制服は、彼のミケランジェロによるデザインとも言われる。


外交では多くの国と国交を結び国連に加盟しているが、宗教を認めない共産主義国家とは断絶しており、中華人民共和国ベトナムとは結ばず、台湾中華民国と結んでいる。


20世紀では反共国家として満州国にも教皇使節を派遣していた。ソ連とは国交を結ばず、ロシアに体制変更後、21世紀になってやっと外交関係を結んだ。

カトリック信者である市民の多くは城壁内で生活し、その他の三千人の職員は市国外から通勤している。


関連タグ

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