作品概要
「コミックスマート」が運営しているWEB漫画雑誌「GANMA!」にて連載されていたWEB漫画。作者は九目。
ジャンルは「メルヘンギャグマンガ」である。GANMA!では既に完結しているが、単行本は2020年時点で徳間書店で1巻のみ発売されていた。クラウドファンディングで残る2巻を合わせた計3巻が単行本化されている。
あらすじ
何もかも失った少女が辿り着いた先は、肉屋の主人とソーセージが住む家でした…
登場人物
アメリア(あめりあ)
本作の主人公。
身寄りがなく、住む所も失った少女。とても押しに弱い。
仕事を探そうと彷徨う道中で大工で働かせてられている、機械人形のリリーという女の子が男性に怒鳴られバラされそうになっているのを見て、自らのお金を渡し助け出した。
そしてその後、木の上で熊に追い詰められているソーセージ、ブルストを助け出す。
ブルストはお礼のために自らの父親のところに二人を招待する。
ソーセージのブルストの親は普通の男性のゼベット。
そこで居候させて貰うことが、この物語の始まりとなる。
リリー(りりー)
機械人形の女の子。
見た目は普通の女の子だが、機械のため力がとても強い。
建物を建てる時に使う木材や、拳銃さえも安易に曲げてしまう程。
食事は油。
アメリアによると、ゼベット家で一番まともなのは彼女である。
ブルスト(ぶるすと)
ソーセージ。性別は男らしい。
ゼベットによって作られた全てが謎なソーセージ。
スーツを着ており、目や鼻や口など顔のパーツは一切ないがよく喋る。
ソーセージのため、自らスープの出汁をとることもある。
他のソーセージ(普通の)が食べられそうになっても慌てたりしない。食べられることを望んでいる。
しかしソーセージだというのに成長するらしい。
ゼベット(ぜべっと)
肉屋の店主。ブルストの生みの親。
妻とは既に死別している。
時々つまらない駄洒落や笑えない冗談を言ったりする。
愉快な性格だが、疲れがピークに達すると激しくボケてしまい間違いが多くなる。
店主だからか肉を本当に愛していて、3日肉を調理しないと魂が抜けたかのような状態になることがある。
とても仲間思い。
肉屋とは思えない程、包丁を操り敵と戦うことができる。
ヒドノラ(ひどのら)
肉屋の近所で薬屋を営んでいるゼベットの友人。
過激な心配性で実験好き。
薬を作るだけではなく魔法も使うことができる。
なお、結界をするには蜘蛛を沢山撒き散らすなど、万能とはあまりいえない。
ヒズベルト(ひずべると)
アメリアを狙う過激な男性。………だった。
親切そうな人のように偽りアメリアに道を尋ねたのが出会い。
化けの皮を剥がした後アメリアの首を絞めたが、アメリアの反応により何故か恋に落ちてしまう。
殺したい気持ちがなくなったわけではないが、恋に落ちたことによりアメリアをストーキングすることとなった。
アメリアを守ることもしばしばするようになるが、時々銃口を向けたり首を絞めたりする。
過激なことをしそうになる際、いつもゼベットが無理矢理止めている。