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概要編集

1935年、日本の映画会社J.O.スタヂオが製作した竹取物語を題材にしたトーキー映画。監督は田中喜次で、撮影は円谷英二


日本での公開後、1936年にロンドン日本協会がイギリス人や現地の法人向けの映画徐栄イベントを企画し、在英日本大使館に「日本の可憐な伝説、童話を題材にした映画が欲しい」という注文を受けて大使館から相談を受けた外務省が、外郭団体の国際映画協会に作品選定を依頼。結果、今作が輸出フィルムとして内定。国際映画協会官スフの元、冒頭に英語字幕による解説を挿入した短縮版が製作されている。


時は流れ2015年、ロンドン在住の映画史研究家ロジャー・メイシから英国映画協会に本作の可燃性ポジフィルムが現存しているという情報が寄せられ、同年10月同社の保存センターにて調査を実施し、発見。6年にも及ぶ長い交渉の末2021年、奇しくも円谷の誕生日である7月7日に日本へと帰って来たのだった。

現在は非常に貴重なため、東京にある国立映画アーカイブに収蔵される。

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