概要
アイドルマスターシンデレラガールズに登場するユニットの1つで、本ゲームの常識を覆す数々の伝説を残したことで知られるユニットである。
まずはそのメンバー構成を見てもらいたい。
そう、全員浜口あやめである。
元よりソーシャルゲーム版ではカードの種類が違えば同名のアイドルをフロントに入れることが可能で、いわゆる嫁艦隊を作ることが可能なシステムであったが、ライバルユニットでそれをやるのは前例がなかったため、Pたちの間で衝撃をもって迎えられた。
初登場は「第3回ドリームLIVEフェスティバル」。
コンセプトはくノ一アイドルであるあやめらしく「分身の術」。
タネ明かしをすると本物は1人で、残り2人はCG。
スタッフに憧れの演出を話したら実際にやってくれたそうな。
ちなみに本物がどれかは影を見ればわかる・・・というのは設定上の話でメタ的には吹き出しの向きでわかる。
一発ネタで終わると思いきや、むしろこれで味を占めたのか、その後もグレードアップを重ねながら再登場を繰り返すようになった。
現在ではこの分身ネタこそあやめのアイデンティティの一つといえるほどに定着している。
その後の登場歴
戦場の三忍
「戦国公演 天魔の乱」では流れの忍びの役で出演。まさしく1人3役である。
真田忍軍 from 真田十勇士
「戦国公演 風来剣客伝」で登場した際の役名。今回は真田陣営としての出演だが、前作と世界観が同じであることから、設定的に上記と同一人物と思われる。
秘伝☆くのいち
「第13回ドリームLIVEフェスティバル」の上位報酬として出たカードでは、特訓後のイラストで実際に3人に分身するステージを見せるあやめが描かれている。このイラストでは、本物以外の2人がCGであることが分かりやすく描かれている。
さらにイベント内では、ライバルユニットとして再び「くノ一あやめ忍法帖」の名で登場を果たすが、なんと先述の特訓後イラストの姿を背景のCGごと巻き込んだため、結果として5人分身という裏技をやってのけた。
これにより当時はまだライバルユニットの上限が3人までだった中で、初めて5人組ユニットとして登場するという記録を残したのだった。
AYAME忍風伝!!!!!
「ディアリースタークエスト~夜桜奇譚~」では、既にライバルユニットの上限が5人にまで増えたため、実際にカードイラスト5人分の編成で登場。中には[秘伝☆くのいち]特訓後も含まれているが、背景のCGは利用されていない。
こちらは登場するアイドルはみな和風RPG的番組の世界のアバターのような存在であるため、5人のあやめはある意味いずれも本物といえるし偽物ともいえる。
流浪の電脳忍者隊
「ディアリースターコネクト ~絆のプロトコル~」において3人に分身して登場。今回の舞台は電脳世界なので「忍術を電子軸に落とし込んだ電脳忍法」らしい。電脳世界に分身の原理自体はともかく、あやめは一人で三人分のアバターを同時に操作しているのだろうか?だとしたら忍術云々以前に単純に凄い。
スターライトステージ
リズムゲーム『スターライトステージ』では、ソーシャルゲーム版と異なり別種のカードであっても同名のアイドルを複数配置することはできないため、同ゲーム内でこのユニットを再現することは不可能であった。
しかし2021年6月4日に、あやめのソロ曲「Shinobi4.0忍者のすゝめ」の3DMVが実装されたことにより事態は急変。
なんとこのMV、あやめをセンターに配置した場合に限り、ソロステージかつサビであやめが5人に分身する演出が見られるのである。しかも作中で現代の映像技術を駆使して再現している設定に見せるため、細かい点まで配慮がなされている。
他のアイドルの場合は通常の5人ステージであり、ことさらあやめ及びくノ一あやめ忍法帖のために用意されたことが強調された仕様となっている。
余談
- 後続になるが、最近はあやめ以外にも複数の同一人物で組まれるユニットが登場するようになってきている。ただし、いずれも一発ネタで終わることが多く、設定としても雑草のように増殖したり、天使と悪魔の人格に分裂したり、同型機が量産されたりと差別化されているため、あやめのアイデンティティはいまだ健在である。
- このユニットから着想を得てか、WEBラジオ「デレラジ☆」では、あやめ役の田澤茉純氏が出演した際、出演声優全員の声を合わせて分身しているようにあいさつと自己紹介をするのが定番ネタとなっている。
- 名前の元ネタは、現代のくノ一のイメージの先駆けと言われる山田風太郎原作の「くノ一忍法帖」。原作や初期の映像作品ではお色気とかいうレベルじゃないくらいアレな表現が多用されているので元を知りたい人は注意が必要。
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