すおさくとは、漫画『WIND BREAKER』に登場する蘇枋隼飛×桜遥のカップリング表記である。
概要
風鈴高校1年1組の同級生。
誕生日が蘇枋が3月28日、桜が4月1日と近く、星座が同じ。
血液型もAB型、イニシャルも同じである。
桜が同じく同級生の楡井秋彦の次に接した風鈴生が蘇枋である。
蘇枋は前日(第1話)の東風商店街大通りにて『spaltips』と衝突した際、立て役者が桜だと知っており、クラスの皆に話すことで街の外から来た桜に対するクラス中の警戒を解いている。何故知っていたかの理由は不明。
街に来るまで孤独だった桜は、人の好意が醸し出す雰囲気、仕草(通称・レンアイセンサー)や優しさに触れると過敏に反応し赤面してしまうほど不慣れ。そんな彼の状態に蘇枋はいち早く気づき周りにフォローしている。ただ獅子頭連戦での発言でも分かるように、一歩引いて支えるというよりも桜の隣に並び立ちたいという思いが強い模様。また桜の反応が楽しいのか、からかう描写も多い。
蘇枋の声の人曰く「素敵なものを見ているような感じ」とのこと。
ネタバレ注意
原作第34話にて、多聞衆内でのクラスのまとめ役・級長を決めるよう2年生に指示された際、蘇枋は桜を指名する。
「桜君がいいと思います」
その際蘇枋自身は副級長をやると宣言(もう一人に楡井を指名)
「もし君がやってくれるならオレが副をやるよ」
困惑する桜だったが、多聞衆2年級長・梶 蓮に促されるまま流れで級長を引き受けることになる。
級長とはクラスでの『てっぺん』であり、桜は自分を認めたいがために風鈴高校でてっぺんを目指す意外にやりたいことがないと、当初は戸惑っていた。
その後キール戦や梶とのやり取り等を経て、不器用ながらもクラスを引っ張っている。
原作第37話にて桜が初めて蘇枋の名前を呼んでいる。
「よかったー、名前覚えててくれて」
桜も蘇枋のことを認めており、原作100話から開始する国崩大火編にて作戦指揮を任せている。
「オレがやるより蘇枋がやった方が絶対いいだろうがよ」
普段の桜の笑顔は、ケンカ最中の凄みのある笑顔が多い。
原作第61話でクラス親睦会を開いた際、それぞれの苦手なものを暴露している中、饅頭だとごまかす蘇枋の苦手なものが納豆だと楡井がバラした時の慌てる様が面白かったのか、これまでとは違う笑顔を見せた。
まさに花が綻んだと呼ぶべき、穏やかな笑顔――結果的にだろうが、その笑顔を引き出したのが蘇枋である。
「桜君、君の笑顔はそんなに安売りしちゃだめだよ」
また原作86話にて
棪堂が桜に対し「フウリンやめなよ」などと言った際、蘇枋が怒り、飛び蹴りを放ったこともある。
原作第108話にて蘇枋は桜が集団での戦いが不得手だとはっきり指摘した。桜自身も自覚があり、出来る者がやればいいという言葉を遮り断言する。「君はできる人だよ」
桜にとってケンカは自分の存在を証明するための手段であり、自分自身の力が何よりも重要であった。そんな彼の視野が広がり、凄まじい覚醒ぶりをみせたのは、蘇枋の言葉がひとつのキッカケとなったのだろう。