概要
月刊少年エースで2019年1月号から連載されている漫画作品。
監修・協力ウィザーズ・オブ・ザ・コースト。
略称は「すべそれ」。
同誌の2018年10月号に掲載された読み切りの連載版である。
単行本は角川コミックスから発売されている。
2023年2月時点で既刊11巻。
MTG(マジック:ザ・ギャザリング)を題材にした漫画作品で、タイトルは「Wrath of God / 神の怒り」というカードのテキストが元になっている。
- 「すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。」という効果で、いわゆる全体除去。
物騒なタイトルだが、舞台はファンタジー世界ではなく現実の90年代末の日本であり、人死にが出るタイプの作品ではない。
あらすじ
1998年5月。中学校の教室の片隅にMTGに勤しむ男子神納はじめがいた。
彼はテストの成績がいつも学年2位で、1位の女子沢渡慧美をライバル視している。
ある日訪れたカードショップ・喫茶店「しぶやま」で、はじめは慧美がMTGをプレイしているのを発見し、勝負を挑む。
90年代の終わりを舞台にした、ノスタルジックな青春グラフィティ。
登場キャラクター
- 神納はじめ(かのう はじめ)
中学2年生の男子。今で言う「中二病」(当時はその言葉が無かった)。
テストの成績は優秀だが、沢渡慧美を上回れず万年学年2位。
黒デッキの使い手。
- 沢渡慧美(さわたり えみ)
中学2年生の女子。学年1位の秀才。
MTGプレイヤーだが、家族や友人には隠している。
白デッキの使い手。
- 諏訪原八雲(すわばら やくも)
中学2年生。
非常に幼く見える上に中性的なルックスをしている。
黒デッキの使い手。