ちょこ(ラスピリ)
ちょこ
CV:田村ゆかり
本作のメインヒロイン。
ハルと同じく始まりの街・アンダンテ出身。現在はハルと共に古都ホープレスのアークエンドの宿舎に住んでいる。
やや無口で無表情の非常にマイペースな性格。食欲に貪欲なタイプでありハルがピリオドになった直後も平然と食事を要求しピリオドの給料をいつもすっからかんにしてしまうほど。食べる様が可愛いからか近隣住民からは餌付けされており頻繁に一人でお使いに行っては戦利品として大量のお菓子を手に入れている。
苛立つと相手の喉笛を「ずびし」と突く癖があり、リーザからは「ずびしっ娘」と呼ばれている。
3周年でついにアンノウン枠でユニット化され、変身後の姿が前作の真ヒロインに似たような姿になる。
公式サイトでは「謎の少女」として紹介されるだけで、その正体は謎に包まれている。
以下、重大なネタバレを含むため、閲覧注意。
正体
「ちょこが人間でいられなくなったら……その時は、ちょこのこと――――殺しにきてね。」
生まれてからアンダンテの里で村人から『巫女様』と言われ崇められていた。そんな彼女を唯一『ちょこ』として接してくれたのがハルであり心を許せる人物であり、例え周囲から『禁忌の子』であるハルといることを辞めるよう言われても彼らは離れることはなかった。
本編から数年前、アンダンテの里がスパイラルの襲撃に遭った際、ハルを救うために禁術を行使し、自らも人語を解する高レベルのスパイラルと化した。
スパイラルを浄化する能力があるようだが、ハル曰く行使のたびに人間に戻れなくなるリスクが高まるらしい。
ハルと行動を共にしているのは「自分を殺して貰う約束」である。
スパイラル化との因果関係は不明だが、眠らなくなっており、ハルの寝顔を一晩中観察することが彼女の趣味になっている。一方、力を使うとしばらく目を覚まさなくなる。
なお、日常ではハルへぞんざいな扱いをしているが、実際はちょこは彼へ全てをあげると言い切るほど、誰よりもハルを深く愛している。
そんな彼女がハルに双方共に酷な『約束』をしたのは、どうしょうもない事情があった。
4章から彼女の正体を何故か知っていたノインの誘いにちょこは何故か自らその誘いに乗ってハルの元を離れ、スペアレルムに赴く。
一度はレベルⅣスパイラル・ラビュリントスと一体化しかかるがちょこを追ってきたハルによって救い出される。
以降はちょこの事情を知ったガジェルとリーザと共にハルはちょことの『約束』を破り『ちょこを絶対に助けてみせる』と言いちょこはハルの言葉を信じ生きることを一度は選び、探していくが…
彼女がアンダンテの里で巫女と呼ばれる存在であった理由は、祖神インヴァイスの手によって原初のスパイラルの器としての為だけに生まれ生かされてきた存在であった。
更には、かつてアンダンテの里へのスパイラル襲撃の時に禁術を行使した際に、彼女は自身の身体に原初のスパイラルを宿すことになった。この代償によって頭には原初のスパイラルに類似した触覚を生え、常人のように眠ることができなくなってしまう。おそらく大食いも幼少期の思い出話ではそういったことは語られてない為、代償の可能性が高い。
彼女がハルへ『約束』を強く願っていた理由は、自分が自分でなくなっていくのを実感しており、自分が原初のスパイラルと同化したくなかったこと、自分の身体で世界を壊したくはなかった、自分のままで死ねる為にハルへ全てを捧げたかったからである
物語の終盤、アンダンテの里に辿り着いたハルは甘いほどの優しさ故に意志の弱さにより現実から目を反らし、決断を先延ばしにして逃げてきた傲慢の結果によって『ちょことの約束』を守れなかったハルとちょこの結末は…
うそつき______。