概要
戦艦棲姫のぷち艦であり、本名はせんかんひめちゃん。
ぷちの身でありながら深海棲艦を統べる提督であり、周囲からはてーとくちゃんと呼ばれている。
わがままな性格をしており、調子に乗って怒られることが多い。
だが特に事件がなければのんびりしていることも多く、心が清い娘しか乗れない雲龍のぷち「うんちゃん」の雲には余裕で乗れるくらいには純粋。
一方で野分のスカートに潜るなど、変態行動・オヤジ発言もままある。
なぜか自分がぷちであるという自覚が薄く、ぷち扱いされると怒る。
そもそもこの作品の世界では「正体不明の敵」という肩書きがかっこいいからという彼女のわがままから人類と深海棲艦の戦いが起こっている。つまり全ての元凶なのである。
ただし肝心の深海棲艦が誰一人としてそれに従わなかったため、誰も彼女らを敵だとは思っていなかった。
停戦後も大淀が艦娘として戦えるようになった際には反応するなど、戦いたいという願望は諦めてはいない様子。
能力
ぷちとしては珍しく、初春のような口調と態度で普通に人間の言葉をしゃべる。
一人称は「私」だがたまに「わし」も使う。
提督とも会話が成立するため、よく掛け合いの相手となっている。
また新登場のぷちとの会話によるリアクション役となることも多い。
浦風のぷち「うらちゃん」とは口調が被り喧嘩したが、同じ口調の初春のぷち「ういはる」の仲裁で仲直りした。
初登場時には手にオーラ(曰く暗黒の業火)を纏い戦おうとしたが、おしりペンペンですぐに降参してしまうなどあまり強くはない。
そもそもこの暗黒の業火もマッチ程度の火力しかないようで、水中がテリトリーである深海棲艦としては全く意味のない能力であった。
身体能力そのものは並程度だがドジな面があり、そのせいで運動では差をつけられてしまっている。
ハロウィンでは妖精さん作の空飛ぶ箒を友達にし、その後も素早い移動手段としてよく乗っている。
また、帽子はエンブレムを押すと足が生え、戦艦棲姫の艤装を模した陸上移動用の乗り物となる。
(更に、彼女の感情とリンクしているのかエンブレムをよく見ると表情が変化している事がある。)
登場からの変遷
初登場は「127ぷち」。
停戦の交渉のため深海鎮守府を訪れた帝都空提督一行の前に現れる。
停戦を受け入れずだだをこねるが、空提督の折檻によりあっさり了承。
提督達が帰る際にぷち好きな天龍によって拉致され、地上に連れて来られてしまった。
その後は陸上の鎮守府で生活することを余儀なくされる。
しばらくは深海に帰りたがっていたが、そのうち鎮守府に自宅を作ったり、鎮守府にいる深海棲艦の面倒を見る(?)など、地上の鎮守府にすっかり馴染んでしまった。
現在は「すでにここは私の支配下じゃ!」と豪語しており、逆に深海に帰るのを拒むほどに。
なお深海棲艦達はこれによりてーとくちゃんというトップを欠いたはずだが、その後も特に問題なく平和に過ごしている。
連れ戻しに来た姉からも「居ても居なくても変わらない」とさらりと言われてしまっている。彼女の立場は一体…
他の登場人物との関係
深海の長なのに地上に来てしまった為、公式で深海棲艦が増える度にその深海棲艦とぷちが鎮守府にやってきて挨拶するのも定番。
特に深海棲艦ぷちからは慕われている様子であり、一緒に遊ぶ際にはリーダーシップをとっている。
帝都空提督のことは当初「ぐうたら提督」と陰口を叩いていたが、いつも一緒に過ごすうちにすっかりなついた。
執務室では空提督の机の上が定位置であり、お風呂も寝るときも一緒である。
ちょくちょくいたずらをしては空提督にお尻を叩かれるのが常だが、怖い目にあったときには彼女に抱きつく。
空提督もてーとくちゃんのコスプレ衣装を自作したり、ダイエットを提案して自ら付き合うなど、何かと気にかけ可愛がっている。
てーとくちゃんは実装が見送られ特に効果を発揮しなくなったケッコンカッコカリの指輪を空提督からもらい、帽子に縫い付けて大切にしている。
ただし提督本人は特に深い意味は込めておらず、希望者には配り歩いているようだが…。
天龍と木曾はトラウマの対象。だいだい二人が勝手にやって怖がられているため自業自得だが、ハロウィンの事後ダイエットでは、てーとくちゃんが真面目に励まなかったために提督公認で追いかけ回された。
アニメなぞり編では如月ショックがあったW島へのピクニックを提案、その後で「むちゅき(睦月のぷち)」が「きちゃらぎ(如月のぷち)」に死亡フラグを立てたのだが、問題の箇所で図鑑虫(蜂)の急降下爆撃がきちゃらぎに直撃する直前に偶然ほうきで飛んできて図鑑虫(蜂)を体当たり(偶然)で撃退、死亡フラグをへし折った。(当人にはその自覚はない)
戦艦水鬼のぷち「せんすいちゃん」は彼女の姉にあたり、姉からは「お姫」と呼ばれている。自分を深海に連れ戻そうとする姉を恐れるような素振りを見せたが、かといって険悪な関係でもなく、むしろ姉妹仲はいい。