概要
藤子・F・不二雄大全集7巻に収録
このヘッドホンを使うと、動物の話している言葉を理解することができる。
本エピソードは「桃太郎印のきびだんご」の前日談にあたるため、ラストは次回に続く形に」なっている。
ストーリー
スネ夫と共にのび太は、ジャイアンが黒い子猫を紐でつなぎ池の中でもっと早く泳ぐよう命令しているのを目撃し、可愛そうだから止めるよう言いに行ったが、「泳ぎを教えてるんだぞ。文句あるか」と胸倉を掴まれ怒鳴られてしまった。するとその間に子猫は逃げ出し、更にこの場に飼い主の男性もやってきたため、のび太はジャイアンに猫をいじめた罪をなすりつけられてしまった。
違うと説明してもジャイアンがスネ夫を脅して味方にしたため、のび太は結局男性に怒られてしまい、帰宅後このことをドラえもんに相談。すると「なんてひどい奴だ」ど激怒した後「どうぶつごヘッドホン」を出してくれた。早速これを装着したのび太は、木の枝の上にいる小鳥達がパンくずをだべに行こうと話てしている会話を聞き効果を実感。
その後先ほどの男性にもこれをはめてもらい、子猫からいじめていたのはジャイアンで、自分は助けた方だと話してもらい誤解を解くことができた。これによりジャイアンとスネ夫は男性から説教を受けることとなり、ドラえもんとのび太は一安心したが、のび太のせいで叱られたと2人が逆恨みして仕返しにやってしまった。
これを犬たちの会話から聞いたのび太は慌ててドラえもんに報告するが、ドラえもんは「心配いらないよ。僕のポケットにはまだまだ凄いのがうんと入っているから」とポケットを探り始めた。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1980年8月13日に放送されたが、現在のところ水田版では、まだアニメ化されていない。
1980年版
- 冒頭のび太はスネ夫とサッカーをしていて、のび太が変な方向へヘディングしてしまい、ボールを探しに行った先でジャイアンに会った。ちなみにジャイアンがいじめていた猫は虎柄に変更され、飼い主の男性はひょびひげを生やしちゃんと髪の毛も生えていた。
- のび太の話を聞いた際、ドラえもんは怒っておらず、この後のび太は家の水槽で飼っている金魚の声も聴いている。
- のび太の家にジャイアンとスネ夫のことを知らせに来たのは先ほどの猫で、この時ドラえもんとのび太はボードゲームで遊んでいた。またドラえもんがジャイアンとスネ夫をやっつけるために出した道具は「お返しハンド」で、ラストはこの猫も協力して2人を撃退している。
- 本編終了後のショートアニメは、この道具を付けたドラえもんの元に音波を聞きつけた小鳥達がやってきて、手に持っている大きな更にどら焼きを盛っていくというものだった。