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概要編集

花とゆめ誌にて1975年から1981年まで連載された。

花とゆめ1975年1月号に読みきり作品として掲載された『われらはみだしっ子』が初出である。その後、続編が再び読みきりとして掲載された後に連載作品として扱われるようになった。単行本1・2巻は『はみだしっ子』単行本ではなく三原順傑作選として各巻に題名がつけられている。そのため、連作短編シリーズとして『「はみだしっ子」シリーズ』と呼ばれることもある。


思春期前の4人の少年が主人公である。それぞれの複雑な事情で、親に見捨てられたり、親を見限って家出し、共同生活を送ることとなった彼らの心の彷徨と成長が描かれている。


あらすじ編集

グレアムアンジーサーニンマックスの4人の少年は、それぞれの家庭に複雑な事情があって親元を離れ、心に闇を抱えたまま共に放浪生活をしている。様々な場所を転々とし、色々な人間に出会い、助けられ、裏切られながら、互いの固い絆を頼りに生きている。そんな中、1人が無意識の中である大きな事件の加害者となり、それを庇って事件を隠蔽した2人と、その場におらず助けられなかったことを悔やむ1人は、以降、さらに深く重い苦悩を心の奥底に隠し持って生きていくことになる。


数年後、4人を養子にしたいという話が来る。重大な隠しごとを抱えながら、親という名の家族を持ち、社会に属し、定住生活をすることに怯え、悩みながらも、ある種の賭けのようにその話を受ける決心をし、4人はクレーマー夫妻の息子となり兄弟となる。周囲の環境も経済的状況も申し分のない聡明な夫妻の元で、徐々に新生活のペースが出来上がってきたかに見えたが、コミュニティ新参者の4人は不良グループから目をつけられ、またもや大きな事件に巻き込まれ、被害者となってしまう。以前の事件を隠蔽した2人は、自らが悪人の立場であるべき自分たちが、刑事事件の原告となり被告の罪を裁く加担をすることに強い違和感を覚えながら、それでもなお、紛れもなく悪意を持ち、犯罪者として断罪されるべき被告の罪を暴くために力を尽くす…。


(以上wikiより引用)

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