概要
明治初期、開国して間もない日本が舞台。
イギリス人冒険家イザベラ・バードと、日本人通訳伊藤鶴吉の横浜から蝦夷地までの長い長い旅が描かれる。
両人とも実在した人物であり、物語もイザベラの著書である「日本奥地紀行」を下敷きにしている。
と言っても漫画的な都合でいくらかの脚色が施されているため、いわゆる「実話を元にしたフィクション」となっている。
登場キャラクター
イギリスのヨークシャー出身の女性探検家。作家としても活躍する。
開国に伴い失われるであろう昔ながらの日本文化を後の世に残すために日本を訪れた。
探検経験豊富なだけあって非常にタフな性格をしており、あえて前人未踏のルートを用いて横浜⇒蝦夷地への旅を試みる。
しかし西洋文化とあまりに違う日本文化に戸惑うことも多く、不潔さや不条理に対しては批判も行う。
- 伊藤鶴吉(いとう つるきち)
バードが横浜で雇った通訳。
英語に堪能なだけでなく日本の文化・風俗にも詳しいため、案内人として活躍する。
基本的にはクールかつ寡黙な人間であり、また勉強熱心で日々バードに英語に関してさまざまな質問をし知識を深めている。
大変な甘味好き。